ネパールの青年農業者らが岡山に~県内で農業振興の取り組みを学ぶ視察研修を実施
AMDA社会開発機構(アムダマインズ・本部:岡山市)が国際協力機構(JICA)と共同してネパール・ゴルカ郡で実施している、JICA草の根技術協力事業「青年リーダーたちと取り組む『稼ぐための農業』推進プロジェクト」の関係者が来日し、下記の日程で岡山県内各地の施設・事例を視察します。
研修概要
来日期間 :2025年11月15(土)~22日(土)
研修参加者 :地区長2名(日本の町長に相当)、農家リーダー4名 計6名
視察先 :
11月17日(月) 株式会社ニッカリ(岡山市東区)、南農園(鹿久居島)
11月18日(火) 備前茄子選果場、農家圃場(岡山市南区)
JA岡山直売所「はなやか中央店」(岡山市北区)
11月19日(水) 葉豆瑠農園株式会社、就労継続支援A型作業所たからさがし(岡山市北区)
研修委託・協力:独立行政法人国際協力機構(JICA)および同中国センター(JICA中国)
視察受入協力 :株式会社ニッカリ、南農園、JA岡山、JA岡山県青壮年部協議会、
葉豆瑠農園株式会社、たからさがし株式会社 ※視察訪問順、敬称略
実施 :特定非営利活動法人AMDA社会開発機構
また、11月21日(金)10時~11時には、岡山で得た学びと今後のネパールでの活用を紹介する「研修報告会」をハイブリッドで開催します。詳しくは、こちらから。
研修背景
ネパールは、標高8,000m級の山を8座有するなど自然の豊かな国で、日本からも多くの観光客・登山客が来訪しますが、依然としてアジア最貧国の一つであり、一人当たりの年間所得は1,430米ドル(2023年世界銀行)にとどまっています。労働人口の約6割が農業に従事しているものの、国土の85%を占める丘陵・山岳地形や工業化の遅れにより、農業が十分な収入につながっていない現状があります。
研修参加者が暮らすゴルカ郡では、急峻な斜面に広がる雑穀畑で農業が営まれていますが、住民の多くが自給自足すら難しく、若者を中心に都市部や海外へ出稼ぎに出ざるを得ない状況が続いています。
こうした課題に対し、本プロジェクトでは「農家で生計を立てられるようにする(稼ぐための農業)」を目指し、農業関係者間の連携強化、青年リーダーの育成、研修機会の提供など、地域の自立的な農業振興に向けた取り組みを進めています。現在、約800世帯の農家が参加し、トマトや玉ねぎなどの野菜、コーヒーなどの換金作物の栽培に挑戦しています。
今回の来日研修には、現地を代表して町長2名と農家グループのリーダー4名が参加します。研修では、グループ営農の方法や直売所運営をはじめとする販路開拓のしくみを学び、研修参加者が岡山各地で得た知見を、帰国後の地域農業の活性化につなげることを期待しています。
当日の視察の様子をぜひご取材ください。
取材のお申し込み・お問い合わせ
※ご取材いただける場合は、下記問い合わせ先まで事前にご連絡ください。
※視察先への直接の連絡、事前連絡なしの訪問はご遠慮ください。
特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(アムダマインズ)
連携推進チーム長 山上正道(やまがみせいどう)
TEL:086-232-8815
E-mail:contact@amda-minds.org



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