「日本ワイン検定 日本ワインマスター・日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験」再開
近年評価が高まっている「日本ワイン」の裾野を広げる”伝道師”を育成する検定が、内容を一新して再開
2022年4月20日、「日本ワイン検定 日本ワインマスター・日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験」(旧名称「日本ワイン検定」)が再開されました。
再開後の本検定試験は、一般社団法人日本ワイナリーアワード協議会(主たる事務所:東京都墨田区、代表理事:遠藤利三郎)が主催(日本ワイン検定委員会)、日本ワインのメディア・教育・D2C事業を展開する株式会社CruX(クリュックス、本社:東京都台東区、代表取締役:有本雄観)が運営全般(日本ワイン検定委員会事務局)を行います。
■日本ワイン検定について
日本ワイン検定は、日本ワインについての正しい知識の普及・啓蒙を図るために、2011年4月から始まった日本ワイン関連唯一の検定試験です。
2019年12月以降は、主催団体の活動停止に伴い中断しておりましたが、新たに一般社団法人日本ワイナリーアワード協議会が主催団体(日本ワイン検定委員会)、株式会社CruXが運営会社(日本ワイン検定委員会事務局)となり、従来の「日本ワイン検定」から、「日本ワイン検定 日本ワインマスター・日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験」と名称も新たに、日本ワイン愛好家の裾野を広げるための“日本ワインの伝道師”を育成し業界の持続的な成長に貢献すべく、2022年4月から再開しました。
■日本ワインの現状
日本ワインとは、日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して、日本国内で醸造されたワインです。
日本ワインの生産者も年々増加しており、直近では日本全国に400場を超えるワイナリーができています。日本を代表する白ワイン用品種「甲州」、赤ワイン用品種「マスカット・ベーリーA」などの日本固有の品種に加え、アメリカ原産ラブラスカ種との交配種や、シャルドネ、メルローといった国際品種も広く栽培され、多様な味わいのワインが造られています。
近年は、品質の向上も認められるようになり、世界的なコンテストで受賞するワインやワイナリーも珍しくなくなりました。一方、日本ワインの日本国内でのワイン消費に占める割合は5%程度で、一般に認知されているとは言い難い現状もあります。日本ワインの認知度向上・消費拡大は、ワインツーリズムの活性化や耕作放棄地の解消など、地方創生SDGsや我が国の産業全体への波及効果もあり、そのための施策を推進する必要があります。
<検定の再開にあたり、内容を一新>
■テキスト・試験問題の全面改訂
昨今の日本ワインの動向を踏まえ、実態に即した内容にすべく、本検定公式テキスト「日本ワインの教科書」(柴田書店)および筆記(CBT)試験の問題を全面的に改訂しました。
また、テイスティング試験に関しても、「品種」のみの設問であった従来の「日本ワイン検定1級」を見直し、再開後の「J.W.E.C. 日本ワインマスター呼称資格認定試験(日本ワイン検定1級)」では、「外観」「香り」「味わい」「品種」に関する設問とし、日本ワインの総合的なテイスティング能力をより丁寧に問う内容に変更しました。
■受験資格の拡大
より多くの方に、日本ワイン愛好家の裾野を広げるための“日本ワインの伝道師”になっていただきたいとの思いから、「J.W.E.C. 日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験(日本ワイン検定2級)」の受験資格として、従来の「日本ワイン検定3級合格者」に「ワイナリー・日本ワイン用ブドウの生産者での勤務経験1年以上の者、ワイン販売業者(酒類の卸売・小売)または飲食店等日本ワインの販売に従事する業種への勤務経験2年以上の者、J.S.A.有資格者(ソムリエ・ワインエキスパート)、WSET有資格者(Level3以上)」、「J.W.E.C. 日本ワインマスター呼称資格認定試験(日本ワイン検定1級)」の受験資格として、従来の「日本ワイン検定 2級合格者」に「WSET Level 4 Diploma有資格者」を、それぞれ新たに追加しました。
※「日本ワイン検定3級」の受験資格は、従来通り「検定日において満20歳以上」で、特に変更はありません。
■呼称の新設
従来は、日本ワイン検定1級合格認定者限定で「日本ワインマスター」の呼称使用が認められていましたが、再開後は、「J.W.E.C. 日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験(日本ワイン検定2級)」合格認定者に「J.W.E.C. 日本ワインアドバイザー」、「J.W.E.C. 日本ワインマスター呼称資格認定試験(日本ワイン検定1級)」合格認定者に「J.W.E.C. 日本ワインマスター」の呼称使用を認めることとしました。
■認定バッジの発行
上記呼称の新設に加え、「J.W.E.C. 日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験(日本ワイン検定2級)」合格認定者である「J.W.E.C. 日本ワインアドバイザー」、「J.W.E.C. 日本ワインマスター呼称資格認定試験(日本ワイン検定1級)」合格認定者である「J.W.E.C. 日本ワインマスター」には、認定バッジを発行することとしました。
特に、酒販小売店や飲食店の店頭で日本ワインをご購入・ご注文いただく際、お客様により安心していただくための目印として活用いただければと考えたのが、今回認定バッジを発行することとした最大の理由です。より多くの方に、日本ワインを楽しんでいただけるきっかけの一つになればと思います。
<参考Webページ>
■日本ワイン検定 日本ワインマスター・日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験 ホームページ
http://nihonwine.jp/kentei/
■日本ワイン検定 筆記(CBT)試験 申し込み
https://nihonwine.jp/kentei/papertest.html
■日本ワイン検定 テイスティング試験 申し込み
https://nihonwine.jp/kentei/taisting.html
■日本ワイン検定 日本ワインマスター・日本ワインアドバイザー呼称資格 認定申し込み
https://nihonwine.jp/kentei/nintei.html
■日本ワイン検定公式テキスト「日本ワインの教科書」(柴田書店)
https://www.shibatashoten.co.jp/detail.php?cid=32&bid=01545000
<「日本ワイン検定について」 日本ワイン検定委員会委員長 遠藤利三郎より>
<主催団体および運営会社について>
■一般社団法人日本ワイナリーアワード協議会について
法人名 一般社団法人日本ワイナリーアワード協議会
所在地 東京都墨田区押上1-33-3
代表者 代表理事 遠藤利三郎
設立日 2020年2月
URL https://www.japan-winery-award.jp/
事業内容
日本ワイン生産者の中から、傑出した品質を誇るワイナリーを顕彰する「日本ワイナリーアワード」の主催、「日本ワイン検定 日本ワインマスター・日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験」の主催(日本ワイン検定委員会)
■株式会社CruXについて
会社名 株式会社CruX(クリュックス)
所在地 東京都台東区元浅草2-11-11
代表者 代表取締役 有本雄観
設立日 2015年2月
URL https://www.crux-wine.com
事業内容
日本ワインのメディア・教育・流通(D2C、卸売)事業
- Web メディア「日本ワイン.jp」の運営、日本ワインを主題とした初のドキュメンタリー映画「Vin Japonais(ヴァン・ジャポネ)」の制作、「日本ワイン検定 日本ワインマスター・日本ワインアドバイザー呼称資格認定試験」の運営(日本ワイン検定委員会事務局)、ミニボトルワイン「MINIVIN(ミニヴァン)」のD2C など
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像