沖縄の社会課題を解決する事業を若者らで創出。「coconova workation × Design Sprint」イベントレポート【 #ワーケーションウィーク沖縄 】

東京と沖縄の起業志望者ら5チームが参加。地域住民によるワークショップで課題を「自分ゴト」化し、解決に取り組む

民間主導のまちづくりを進める株式会社Social Design(沖縄県名護市)と、スタートアップ支援の株式会社RiskTaker(東京都中央区銀座)はこのたび、内閣府沖縄総合事務局およびISCOにて運営されている「ワーケーションウィーク沖縄」のイベントとして、沖縄の社会課題に取り組む事業を1週間で創出する「coconova workation × Design Sprint」を11月21日~26日に実施しました。
【詳細】
https://bit.ly/3rivHJ2
  • イベント概要

「ワークショップを通じ、沖縄・名護の社会課題を学びながら事業を創出していく」という目的のもと、コミュニティ・パーク「coconova」運営のSocial Design、スタートアップ支援のRiskTakerが共同で開催。

「起業家シェアハウス(東京都新宿区)」の住人と沖縄の若者らが参加し、計5チームが結成されました。

「Design Sprint」と呼ばれるGoogle Venturesでも用いられるフレームワークにもとづき、沖縄の抱える7つの社会課題に向き合う事業案の創出と検証、プロトタイプの制作までを1週間で行いました。


期間中は、多拠点居住プラットフォーム「ADDress」との連携により、参加者らに住居を提供。暮らしを共にしながら各チームが事業の設計に取り組み、最終日の11月26日に発表・講評が行われました。
 

 

 

  • 各チームの発表内容
■チーム1
【テーマとした課題】
沖縄に来ている観光客が、雨だと楽しめる場所がないという課題
沖縄で空き家を持っている人が、使い道がわからない/買い手が見つからないという課題

【発表内容】

「リアル脱出アイランド」
沖縄にある空き家を脱出ゲームの会場として活用する参加型エンターテイメントサービス。雨の日でも観光客が楽しめる場所を提供すると共に、空き家所有者が空き家を収益源にできる。

脱出ゲームのテーマを沖縄の社会課題と関連させることで、楽しみながら沖縄の問題についての当事者意識を高めることにもつなげていく。

「沖縄のワークショップで辺野古の海岸線を通るなどして、課題をリアルに感じることができた。観光としての楽しみもありつつ、県外の人が沖縄の課題を知るきっかけになったらと思う」(チームリーダー:引野航介さん)

■チーム2
【テーマとした課題】
名護に住む30歳以下の若者が、名護のために何かしたいけど何をしたらいいかわからない、という課題

【発表内容】

「NAGO ME(なごみ)」
個人のやりたいこと・スキルと名護の課題とをかけ合わせ、イノベーションを生み出すためのプログラム。

「名護について考える機会」「自分の将来について考える機会」「情報共有の機会」「様々な世代や職業に触れる機会」を定期的に開催し、課題の発見や解決につながる機会を生みだす。検証イベントでは、名護市名桜大学の学生を中心に16人以上の参加希望があり、8人が参加した。

「初めての経験だったが、メンバーと協力してアイディアを形にできた。イベントを通じて自分の考えも整理され、やりたいことが見つけられた。NAGO MEのイベントは今後も続けたい」(チームリーダー:長松佳穂さん)

■チーム3
【テーマとした課題】
沖縄(地方)に住む学生の情報格差と機会格差によって、地方の問題を解決する糸口が地方で育まれない、という課題

【発表内容】

「逆授業参観」
沖縄に住む学生の親にこれまでの幼少期や学生時代を振り返ってもらい、当時の夢や、そのころ感じていた両親に対する悩み、後悔していること、過去の自分に伝えたいことを子供に伝えてもらうプロジェクト。

検証を行った結果、親は子供の夢に対して肯定的になり、子供は自分の夢を口に出しやすくなるという結果が得られ、事前ヒアリングにあった「親の否定によって、自分の選択肢を狭めてしまう」という課題を改善。

「自分のやりたいことを追ってきたので、誰かの課題を解決する目線を持ったのは初めて。『本当に当事者のためか?』という問いを大切にするよう心がけた。今後はテレビ番組とのタイアップ等につなげたい」(チームリーダー:まえはらかずあきさん)

■チーム4
【テーマとした課題】
沖縄の野菜が売れない・知名度がないという問題

【発表内容】

「食べれるグリーンカーテン」
ヘチマ、ゴーヤ、パッションフルーツなどの沖縄野菜をcoconovaをグリーンカーテンとして育て、苗を栽培キットと合わせて販売。料理レシピなども伝えることで、野菜の消費にもつなげる。

"エシカルな家庭菜園"を入口としつつ、沖縄野菜そのものを「琉菜」としてブランディング化。沖縄野菜の消費を促進させる。

「たまたま興味を持って参加したが、多くの発見があった。チームで考えることでロジックの検証やプロダクトの必要性などを詰めることができ、高いクオリティにつなげられたと思う」(チームリーダー:佐々木陸さん)

■チーム5
【テーマとした課題】
沖縄へ訪れた人が、「地元の生活に介入してしまっているかも…?」と感じてしまう課題

【発表内容】

「みんなごと お手伝いがつなげる・あなたと沖縄」
草刈りの手伝いから農作物の販促まで、「まちの困りごと」が集まる掲示板。お手伝いを通じて地域とのつながりを深め、移住者が感じる「沖縄に溶け込めない」「地元の人と仲良くなれない」等の疎外感を解決する。

サービス概要を載せたLPでの検証では、登録率73%(115名中84名)に。今後はcoconovaを起点にオフラインでの掲示板を実装し、徐々にオンライン上での掲示板機能へと発展させていく。

「Design Sprintという手法が面白く、もっと活用できると思った。自分は沖縄が地元だが、沖縄の問題を多くの人が自分ごとに考えてくれたことが嬉しい。『遊びながら働く』ワーケーションに留まらず、地域に寄り添うワーカーが増えるきざしを感じた」(チームリーダー:具志堅秀明さん)

 
  • 講評者のコメント
全チームの発表のあとに審査が行われ、
最優秀として「みんなごと お手伝いがつなげる・あなたと沖縄」が選ばれました。

■審査員コメント

【株式会社RiskTaker 榊原清隆氏】
「沖縄になじめない」という感情の問題をうまくサービスに落とし込んでいたことや、課題の言語化が具体的にできていた点がポイントでした。今回のイベント自体も「沖縄の関係人口を増やす」ことを目標としていましたが、手ごたえがあったように思います。どのプレゼンも非常に感動しました。

【株式会社DOWELL 市成脩氏】
サービスのLPの完成度にやられました。素晴らしかったです。自分も過去多くの事業計画を書いてきたが、とても刺激になりました。閉塞感のある今の時代だからこそ、アイディアを出す、常に考えることが大切。きょうのアイディアをこれからも煮詰めていってほしいです。

【株式会社みらいおきなわ 砂川恵太氏】
課題が背景も含めて明確に具体化・言語化されている点が素晴らしいと思いました。他のチームも含め、手を動かしてプロトタイプや検証をするところまでこの短期間で行えたのはすごいこと。課題と道筋を設定することで、表面的なアイディアに留まらない、地に足のついた事業案が多く生まれたのではないかと思います。
 
  • 今後の展開について
今回のDesign Sprintで生まれた事業はcoconovaやRiskTakerの支援のもと、実装に向けて展開を進めます。

また、今後も同様のイベントを企業・自治体等を対象にワークショップとして実施し、地域の課題解決に向けた事業創出のエンジンを目指してまいります。

【お問い合わせ先】
info@social-design.town
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