リアルとメタバースを行き来する“未来の試着体験” オリジナルアバター試着システム「ALT SKIN」発表 経済産業省委託先のスタートバーンが主催する展示会「SIZELESS TWIN」にて

2022年3月4日(金)~13日(日)PARCEL(東京・馬喰町)

Dentsu Lab Tokyo運営事務局

Dentsu Lab Tokyo(東京都港区)は、2022年3月4日(金)〜13日(日)東京都・馬喰町にてスタートバーン株式会社が経済産業省の委託実証事業として主催するNFTを活用したファッション展示会「SIZELESS TWIN(サイズレス・ツイン)」にて、“未来の試着”を体験できるオリジナルアバター試着システム「ALT SKIN(オルトスキン)」を発表します。

 このたび発表する「ALT SKIN」の“ALT”とはAlternative(オルタナティブ)の略であり、もう一つの選択肢という意味を持ちます。このシステムは、メタバース時代のあたらしい自分を体験する、オリジナルアバター試着デバイスです。メタバースにおいて私たちのアイデンティティがどのようにアップデートされるのか、ユーザーごとに異なるオリジナルアバター生成と、先端テクノロジーを取り入れたバーチャルウェア試着を通じて、よりリアルに体感することができる実証実験的作品です。

  なお、本展示には、アート領域でのブロックチェーン活用に取り組むスタートバーンのブロックチェーンインフラ「Startrail(スタートレイル)」の活用による作品販売の多様化および長期的な作品管理と収益還元の新しい提案と共に、ANREALAGE(アンリアレイジ)やTOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)など5つのファッションブランドがフィジカルとデジタル両軸での作品展示も行います。
 ぜひ会場にて未来のメタバース体験をお楽しみください。
 

  • 「ALT SKIN(オルトスキン)」技術概要
 本実証実験用に開発された「ALT SKIN」は、等身大の大型ディスプレイと、タッチデバイスから構成されています。体験内容はオリジナルアバター生成と、バーチャルウェア試着体験から構成されるプログラムです。ユーザーは自分の名前を入力すると、アーティスト岸裕真とのコラボレーションによって、制作・デザインされたAIプログラムによって世界に一つだけのオリジナルアバターが生成されます。
 さらに、同展示会に出展している先端テクノロジーを取り入れた5つのファッションブランドのバーチャルウェアを、現実空間とバーチャル空間でリアルタイムにポーズを同期しながら試着体験することができます。

 試着したアバターはNFTとして購入することができ、Twitterなどの各プラットフォームで実際に自分のアバターとして利用することもできるように検討しています。

  • 「普段は考えないようなアイデンティティについて考えるきっかけを作れたら」田中直基氏コメント
Dentsu Lab Tokyo代表 田中直基
メタバースへの期待が世の中的に広がっていますが、今回「メタバースおよびデジタルファッション試着システム」のお話をいただいて、最初に思ったのは、「人は、メタバース空間で、どんな自分を求めるんだろう」という疑問でした。そして、それは人によって全然違うとも。現実世界同様の見た目を望む人、現実世界とは違う自分になりたい人、また、障がいを持っている人からすれば、自由に動き回れる世界とも考えられます。今回の仕組みを通して、普段は考えないようなアイデンティティについて考えるきっかけを作れたらと思い、制作しました。もう一つ実験したかったことがあります。見た目が連動していなくても、動きや感覚さえ同期していれば、そのアバターを自分と認識するのではないかという仮説です。ぜひ、会場で実際にメタバースとアイデンティティのあり方について体験していただければ幸いです。

  • NIKEやVOGUEにも作品が起用 コラボレーションアーティスト 岸 裕真氏コメント
アーティスト 岸 裕真
オリジナルアバターの生成にあたって、数千の和柄を学習したAIを用いたテキスチャー生成アルゴリズムを制作しました。鑑賞者の入力した言葉をもとに、唯一無二のオリジナル和柄を生成します。和柄は、日本において平安時代から現在に至るまで広く親しまれてきた伝統的なパターンです。四季折々の自然を表す幾何学的なものが多く、日本古来のミニマルな美学が表現されています。メタバースという新しい世界において私たちの生活はどう変わるのか、個人のアイデンティティがどう更新されるのかを、世界にひとつだけのアバターを試着しながら想像してみてください。

  • 「ALT SKIN(オルトスキン)」ステートメント
アイデンティティとはなんでしょうか。
生まれて、人と出会い、交わるなかで、
少しずつ育てられていく個性、
とでもいうのでしょうか。

もし、現実とは違う世界がもう一つ生まれ、
自分という存在をもう一つ作っていいよ
と言われたら、どうしますか。

現実と同じ自分を求める人。
現実で手に入らなかった自分を求める人。
現実と最も遠い自分を求める人。

また、自分であるという自我認識が
見た目によって生まれるのか、
動きによって生まれるのか、
表情によって生まれるのか、
その感じ方も興味深いと思っています。

体験を通じて、
自分のアイデンティティに対する
密かな想いに出会ってもらえたら幸いです。

ALT SKIN

 
  • 「SIZELESS TWIN」開催概要

【 会期 】2022年3⽉4⽇(金)〜3月13日(日)
【 時間 】14:00 〜 19:00
【 休み 】月曜日、火曜日
【 会場 】DDD HOTEL( 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2−1)、
     まるかビル( 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-14)
【 主催 】スタートバーン株式会社
【 企画監修 】株式会社アートダイナミクス
【 協力 】
株式会社ARSPHERE、合同会社UNrealize、株式会社エージーディレクションズ、
株式会社Psychic VR Lab、株式会社サイバーエージェント、株式会社Sapeet、Dentsu Lab Tokyo、
Dentsu Craft Tokyo、NEORT株式会社、idiomorph(番匠カンナ)、ログズ株式会社
【 宣伝美術 】株式会社セミトランスペアレント・デザイン
【 特設ウェブサイト 】https://sizelesstwin.startbahn.io
【参加ブランド/デザイナー】
ANREALAGE(アンリアレイジ)
HIRUME(ヒルメ)
Masaya Kushino(串野真也)
tomo koizumi(トモ コイズミ)
YUIMA NAKAZATO(ユイマ ナカザト)
※アルファベット順
※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令等により、会期・開催時間が前後する可能性がございます。予めご了承ください。
 
  • Dentsu Lab Tokyo

Dentsu Lab Tokyo(デンツウラボトウキョー)は、研究・企画・開発が一体となったクリエーティブのR&D組織です。「PLAYFUL SOLUTION」「おもいもよらない」をフィロソフィーとしながら、デジタルテクノロジーとアイデアによって、人の心を動かす表現開発や、いま世の中が求める社会の課題解決を実践しています。
https://dentsulab.tokyo/
  • Dentsu Craft Tokyo

テクノロジー、デザイン、プロデュース。各領域のクリエーターが同居し「つくる」を展開するクリエーティブハウス、Dentsu Craft Tokyo。“Human Magic”をコンセプトに、アイデアの着想から制作、実現まで、クライアントやコンテンツホルダーの想いを高いクラフト力で具現化し、世の中に発信し続けています。
https://dentsucraft.tokyo

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会社概要

Dentsu Lab Tokyo運営事務局

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URL
https://dentsulab.tokyo/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座7-14-16  太陽銀座ビル1階
電話番号
-
代表者名
田中直基 / 神谷俊隆
上場
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資本金
-
設立
2015年10月