従来の収穫量を飛躍的に向上させるイチゴ栽培技術が特許として認定
~イチゴの『連続開花』で通年安定した収穫を実現~
MD-Farm株式会社(本社:新潟県新発田市、代表取締役CEO:松田祐樹)は、イチゴの花を『連続開花』(同じ株で連続的に開花)させることにより、絶え間なく且つ高い収穫量に繋げられる栽培技術を開発してまいりましたが、このイチゴ『連続開花』の栽培技術が、この度2022年4月8日付で特許査定完了となり、特許として登録されることになりました。
(特願2022-508956 「イチゴの栽培方法」)
(特願2022-508956 「イチゴの栽培方法」)
一般的に同じ株で連続して栽培しますと、「なり疲れ」と呼ばれる“実がつかなくなる時期”が発生します。この「なり疲れ」は、収量の低下のみならず、味の低下にも繋がることがあります。
MD-Farmは、イチゴが本来持っている秘められた特性を最大限に引き出す研究を重ね、イチゴ植物工場の適切な環境を実現し、その結果、イチゴの花の『連続開花』を実現させ、「なり疲れ」を無くすことに成功しました。実際に、2年以上毎日全く途切れることなく収穫を実現し、今までにない高い通年生産/収穫量と安定した品質の確立に成功しております。
これにより以下のことが可能となりました。
・連続的な収穫により、従来の70倍以上(従来の路地栽培との当社比)の収量
・通年安定かつ同じ品質での収穫
・通年高い品質を保持
・労働環境の安定化(収穫スケジュール、作業量の安定化)
・安定的な供給力(※参照:従来の収穫イメージと“連続開花技術”の収穫イメージ比較図)
以上のように『連続開花』の栽培技術は、閉鎖型植物工場でのイチゴ栽培の核心的技術であり、イチゴ植物工場における絶対的独占性を確立できたと判断しております。
MD-Farmとしましては、今後も様々な技術開発に取り組み、特許戦略を日本のみならず世界的に拡大したいと考えております。
尚、今回の特許取得は 久米川国際特許事務所(事務所:横浜市、弁理士 久米川正光氏)の協力により実現しました。
○MD-Farm株式会社について
MD-Farmの社名の由来は、Multidimensional Farm (多次元化された農場)です。従来の平面的で季節依存な農業を、垂直方向と時間方向に多次元拡張し、理論的な知の農業“Actual Farming”を目指すという考えのもと2018年に設立されました。MD-Farmは、閉鎖型植物工場を利用したイチゴの通年栽培システムの開発と運営を通して閉鎖型植物工場に関するトータルソリューションの提供を行う会社です。
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