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一般社団法人ナスコンバレー協議会
会社概要

国内最大規模のリビングラボ「ナスコンバレー」発足初年度の栃木県那須地域での経済効果や次年度の計画を発表

2023年には、企業版ふるさと納税や廃校利用などの開始を目指す

一般社団法人ナスコンバレー協議会

一般社団法人ナスコンバレー協議会(代表理事:井上 高志、所在地:栃木県那須郡那須町、以下:ナスコンバレー協議会)は、国内最大規模のリビングラボ(※1)「ナスコンバレー」発足1周年を記念して2022年10月12日(水)・13日(木)に「ナスコンバレーサミット2022」を開催しました。この中で、1年の成果として栃木県那須地域に与えた経済効果や、那須地域に誘致した人数、参画企業数、次年度の計画などを発表しました。

※1 リビングラボ:多様な関係者が集う場で、実現したい未来のイメージや、解決すべき社会課題を共有し、関連する知見や技術・ノウハウ、ソリューションを集約し、新たな結合(イノベーション)を構想・実証・実装することによって地域や社会の活性化を推進していくための仕組み。
 


■ナスコンバレー協議会について
2020年10月、那須地域を新しい働き方に関心を持つ経営者や社員の方々にワーケーションの場として活用いただき、先進的なアイデアを持つ人材間の交流から新たなビジネス機会の創出を目指していく「ナスコンバレー構想」が、株式会社デジタルシフトと日本駐車場開発株式会社の協業をもとに始動しました。構想の第一弾として「ワーケーションサービス」を開始したところ、多くのスタートアップや企業様より関心・賛同をいただき、那須地域の新たな可能性が明確になりました。また、株式会社LIFULLやSUNDRED株式会社も構想に賛同し活動に加わり、地域コミュニティや行政との対話を進めていく中で、地域特有の課題の解決や地域資源の更なる活用に向けた「イノベーションの場」としての機能に対する期待が明らかになってきました。
このような背景をもとに関係者間で検討を進め、「ナスコンバレー構想」を更に発展させた形で、変化の激しい現代において社会課題を解決し、思い描いた未来を実現していくためのイノベーションを社会実装する国内最大規模の「リビングラボ」を運営すべく、2021年10月1日に一般社団法人ナスコンバレー協議会の設立に至りました。ナスコンバレー協議会は、東京ドーム170個分の私有地を含む那須地域の広大な実証フィールドを活用し、県内外を問わず多様な企業・団体・個人がアイデア、テクノロジーを持ち寄って、地域の特性にあった最適な形で社会実装していくことを目的に、プロジェクトの支援、プログラムおよびコミュニティのデザインを含むイノベーションの場としてリビングラボ「ナスコンバレー」の運営を行っています。

■リビングラボ「ナスコンバレー」初年度の成果
昨今注目されているワーケーションの場としてリビングラボ「ナスコンバレー」を利用いただくだけでなく、実証フィールドとしての那須地域を視察いただくツアーや、共創に向けたワークショップやイベントの開催などで、多くの皆さまに那須地域に足を運んでいただきました。また、東京開催のイベントやオンラインイベントでは、那須地域の魅力やリビングラボ「ナスコンバレー」の可能性について発信し、那須地域にお越しいただくきっかけづくりを行いました。

ワーケーション利用:総数283泊、609名
現地視察・交流イベントツアー:12回、参加総数360名超
オンラインイベント:4回、参加総数200名超
大型イベント:2回、参加総数200名超
東京イベント:2回、参加総数80名超
参画企業:約40社(ナスコンバレー協議会 正会員・準会員総数)
経済効果の概算:5,500万円
経済効果算出の内訳:現地ツアー  …… 5.5万円(※2) x 360名 = 1,980万円
          サミット ……… 5.5万円(※2) x 200名 = 1,100万円
          ワーケーション … 4万円(※3) × 609名 = 2,436万円

※2 観光庁「旅行・観光消費動向調査2022年4-6月期(速報)」より
※3 ナスコンバレー協議会会員は宿泊費を無料としているため、上記の金額から、平均的な宿泊費を引いた金額

【リビングラボ「ナスコンバレー」で推進中のプロジェクト】
リビングラボ「ナスコンバレー」では、県内外を問わず多様な企業・団体・個人がアイデア、テクノロジーを持ち寄って、地域の特性にあった最適な形でイノベーションを社会実装することを目的に、現在、多様なプロジェクトが推進中です。また、各プロジェクトを組み合わせることで様々なコラボレーションも生まれています。

<オフグリッド・リビングラボ>
ライフラインがない場所でも快適な生活・研究開発環境を構築する、完全オフグリッド(※4)環境の生活実装を目指した「オフグリッド・リビングラボ」の検討として、オフグリッドTech(※5)と空気で膨らませて作る次世代居住空間のプロジェクトを組み合わせて「インスタントハウス」(※6)の建設を推進しています。インスタントハウスは、空気で膨らませた壁面の内側に断熱材を加えることで、季節を問わず快適に過ごせます。さらに、蓄電池、太陽光発電システム、小型淡水化装置や水循環システムを組み合わせることで、電気や水を自給することができます。

<空き家利活用>
空き家となっている築古の別荘をデジタル技術により再生し、貸別荘として不動産のバリューアップを図るプロジェクトの実証実験も開始しました。本プロジェクトの第一弾として、デジタル木材加工技術を用いた組み立て式のサウナユニットを開発し、2022年10月25日(火)より、プライベートサウナ付き貸別荘の運営を行っています。

<その他進行中のプロジェクト(3Dプリンターハウス、ドローン配送、Well-Being測定)>
3Dプリンターを用いて24時間以内に完成する「3Dプリンターハウス」、荷物配送用のドローンのプロジェクトも行っています。また、「Well-Being測定」として、心や体の健康、人とのつながりなどを数値化して分析できる仕組みをスマートフォンアプリで開発し、リビングラボ「ナスコンバレー」参画企業の方たちにご利用いただきながら、精度の向上や活用方法を模索する実証実験も行っています。

※4 オフグリッド:電力の供給を電力会社に頼らず、自給自足している状態
※5 オフグリッドTech:電力会社に頼らずとも電力を自給自足するためのテクノロジー
※6 インスタントハウス:「インスタント」と「ハウス」の造語。簡易に創ることのできる家

推進中のプロジェクト推進中のプロジェクト

■今後の計画
「ナスコンバレーサミット2022」では、2022年10月から2023年9月までの1年間の活動計画として、下記の3点を発表しました。
  1. デジタル田園都市国家構想交付金(Type1)について、ナスコンバレー協議会への参画企業の事業展開費用などの利用について自治体に相談。
  2. ナスコンバレー協議会における活動活性化のため、企業版ふるさと納税の活用について打診。
  3. 廃校となった校舎をナスコンバレー協議会の実験ラボの候補地としての利活用を検討。

また、下記のイベント開催を予定しています。
  1. 現地視察ツアー・ワークショップ … 1〜2ヶ月に1回の開催を予定
  2. ナスコンバレーサミット2023   … 10月の開催を予定
  3. オンラインイベント                 … 年3回の開催を予定
※2023年4月16(日)、17(月)に、ナスコンバレー交流イベントの開催を予定しています。

 

「ナスコンバレーサミット2022」の様子「ナスコンバレーサミット2022」の様子


■コメントのご紹介
一般社団法人ナスコンバレー協議会 代表理事 井上 高志(株式会社LIFULL 代表取締役社長)

ナスコンバレー協議会は2021年10月1日の設立以来、21世紀の幸福と安心で満たされる社会の実現に向けて取り組んでまいりました。
那須地域(那須町・那須塩原市・大田原市)、栃木県の自治体と連携し、東京ドーム170個分の広大な私有地を様々なプロジェクトの実証実験のフィールドとして活用しております。新技術、新事業の実験や社会実装の障壁となる法制度や煩雑な手続きを取り除くことで事業を加速することが可能となります。現在、ドローン配送、空気で膨らませて作る次世代居住空間など様々なプロジェクトが推進されています。
この取り組みにご賛同いただき、約40社の企業・団体に参画いただけたことも嬉しく思っております。
今後も大企業、ベンチャー、地域企業、自治体、アカデミア、個人などが集い、Well-beingな21世紀型社会の実現に向けた共創・実証実験・社会実装プロジェクトを推進してまいります。

栃木県知事 福田 富一 氏
栃木県では、デジタルの力を活用して更なる地方創生を実現していくため、地域の様々な課題とデジタルによる解決手法を持つ者とのマッチングを図り、課題の解決を進める「とちぎデジタルハブ」を昨年10月に立ち上げ、複数の実証実験に取り組んでいます。また「とちぎビジネスAIセンター」による県内企業のAIなどの導入・利活用の支援や、「2050年とちぎカーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」に掲げた、とちぎグリーン成長産業創出プロジェクトをはじめとした各種施策を展開しているところであります。
ナスコンバレー協議会におかれましては、エネルギーや水など既存のライフラインに依存しないオフグリッドリビングラボや空気で膨らませて作る次世代居住空間、ドローンタクシー・ドローン配送など、那須の自然とも調和し、自らが望む理想の暮らし方の実現につながる、様々なプロジェクトを開始したと伺っております。
これらのプロジェクトは時宜を得たものであり、社会実装され、栃木県から全国に広がるとともに、更に多くの方々がナスコンバレー協議会に集い、新たなイノベーションが次々と生み出されることを大いに期待しております。

■団体情報
名称      :一般社団法人ナスコンバレー協議会
設立日   :2021年10月1日(月)
住所      :栃木県那須郡那須町大字高久乙字遅山3376-256
代表理事:井上 高志(株式会社LIFULL 代表取締役社長)
理事  :巽 一久(日本駐車場開発株式会社 代表取締役社長)
     留目 真伸(SUNDRED株式会社 代表取締役)
     鉢嶺 登(株式会社デジタルシフト 取締役会長) ※五十音順
活動内容:当法人は、国内外の企業、学術機関、研究機関、個人などの保有する先進技術の実証実験、社会実装を那須地域で実施するために、自治体、関連諸団体との連携・協力を通じて未来のあるべき社会像を共創し、その成果を広く国内外に展開することを目的に活動します。
ナスコンバレー:https://nasucon.jp/

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一般社団法人ナスコンバレー協議会

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業種
サービス業
本社所在地
栃木県那須郡那須町高久乙 字遅山3376-256
電話番号
-
代表者名
井上 高志
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年10月
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