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『福島、その先の環境へ。』対話フォーラムPR事務局
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【イベントレポート】カンニング竹山さんが「福島県に遊びに来て」と熱弁「『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」を3月19日(土)に福岡にて開催

震災から11年、山口環境大臣や長崎大学卒・九州大学の学生らが福島の除染によって生じた土について参加者とともに考える

『福島、その先の環境へ。』対話フォーラムPR事務局

環境省では、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故の発生から10年を迎えるにあたり、今後の福島の復興・再生に向けた取組について、「ふくしま、次の10年へ」と題して令和3年2月に取りまとめました。その取組のひとつとして、国の責務である福島県内除去土壌等の県外最終処分の実現に向けた、全国での理解醸成活動を抜本的に強化することとしています。
この取組の一環として、除去土壌等の減容・再生利用の必要性・安全性等に関する対話集会を全国各地で開催することとしており、令和3年5月23 日(日)、9月11 日(土)、12 月18 日(土)の3回にわたり「『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」を開催しました。この度、第4回として、令和4年3月19日(土)に福岡にて開催しました。
当日は、福岡県出身でお笑い芸人として活躍されているカンニング竹山さんをゲストに迎え、環境大臣の山口壯氏、学生の皆様にも参加いただき、長崎大学の高村教授、東京大学の開沼准教授など登壇者との意見交換や、会場にてご参加の皆様との付箋を用いた対話セッションを行いました。第1回に続き二度目の登壇となるカンニング竹山さんは、震災をきっかけに福島県の問題にも深い関心を持ち、旅を通して福島県の地元の方々と交流しながら、福島の魅力を著書「福島のことなんて、誰もしらねえじゃねぇかよ!」やSNSでも発信されています。 

本シンポジウムの開会にあたり、山口大臣より御挨拶した後、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故から現在に至るまでの福島県における環境再生事業や今後の課題について、環境省 環境再生・資源循環局 参事官の馬場康弘氏よりご説明しました。その後、当日参加者から寄せられた御質問や御意見について、参加者と登壇者で一緒に考え、意見交換を実施しました。

 

対話セッション前半は、参加登録時や、当日会場及びライブチャットでいただいた御質問・御意見に回答する形で、登壇者の皆さまの専門分野、御経験等や本フォーラムについての思いをお伺いしました。対話フォーラムの目的について、山口大臣は「全国の皆様に2045年までに除去土壌を福島県外で最終処分しなければいけないという背景のもとで、多くの方々に再生利用の必要性・安全性について御理解いただきたい」と語りました。
 

その後、登壇者の皆様より除去土壌についての意見や疑問、感想などを発表いただきました。福島県出身で、長崎大学卒業後保健師として働く佐藤さんは「地域の人たちの安心を得るには?」と「安全」と「安心」の違いについて触れ、数値的な安全性だけではなく、どのように安心を得ていくべきなのかと問題を提起しました。

 

その後、会場参加者に書いていただいた対話ボードの付箋や、ライブチャットで投稿いただいた御質問・御意見についても登壇者から回答しました。参加者からは「最終処分を受け入れるメリットは?」といった質問や「本当に2045年までに処分できる?」などの質問が出ました。佐藤さんは「技術はわからないが、2045年までに人の気持ちが追いつくのかわからない」と共感を示し、山口大臣は県外最終処分への理解を得ていくために「絶対に嘘はつかない。科学的データに基づいて安全だということをお伝えしたい。」と述べ、「わからないから怖いと思ってしまう部分もあると思うので、どこまでわかっているかを共有していこうとしている。」と説明しました。
 

フォーラムの最後には、登壇者の皆さんに本フォーラムについての感想をいただきました。カンニング竹山さんは「今日の事を伝えてください。」と書き、「今日感じたことや福島のことを一人でもいいので誰かに伝えてほしい。そして福島県がすごく楽しくて素晴らしい場所だということが伝わればいいなと思う」とコメントしました。山口大臣は「真実一路」と書いたフリップボードを見せ、「福島の事を日本全体で我が事として背負っていけるよう、我々は真実一路、科学的なデータもお伝えしながら、皆さんと気持ちと力を合わせていきたい」と締めくくりました。

フォーラム後に行われた山口環境大臣、カンニング竹山さんへの質疑応答で、「福岡出身であるカンニング竹山さんが福島に興味を持ったきっかけは?」といった質問が寄せられました。カンニング竹山さんは、「一番初めは震災が起こって3か月後にラジオ番組の取材で訪れたことです。芸能人として何ができるかを考えました。原発にも興味がなかったが、これは大変なことですぐに終わることではないと思い、何ができるかを考えた時に、旅行すればいいのではないかと思った。カメラのいないロケという形でふれあいができればと思いました。」と回答、また、山口大臣もカンニング竹山さんに対して「百聞は一見に如かずという言葉もありますが、ご自身の目で確かめ、肌で感じられたことを話していただいているわけで、一緒に活動をさせていただく中でカンニング竹山さんは大事な方だと改めて感じています」とコメントしました。カンニング竹山さんはそれに対し「TV番組では大臣や議員の方とやりあってよく怒られるので今日は大臣が優しくて良かった」と笑顔を見せながら「大臣が毎回参加してフォーラムを開くのは大変なことだと思うが大事なことだと思います」と振り返りました。

続いて「国際的な風評被害についての対応が不十分ではないか」と問われた山口大臣は「安全なのに安全じゃないという風に言われているのが風評被害です。解決法としては安全だということを科学的データでお伝えするということだと思います。」と述べました。最後にカンニング竹山さんは地元福岡の方々へのコメントとして「行くのは大変やと思いますけど、今福島で何が起こっているのかや、特産品を調べてもらって、東京からちょっといったら福島やけん、チャンスがあればぜひ遊びに来てください。」と博多弁で熱い想いを伝えました。
 

イラストや文字でディスカッションの様子をつたえるグラフィックレコードもリアルタイムで制作(作:沼野 友紀)

【『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム 概要】
日 程 :2022年3月19日(土)14:00~16:00
会 場 :博多国際展示場&カンファレンスセンター 4階401
(福岡市博多区東光2丁目22番15号)
主催 :環境省(後援:全国地方新聞社連合会)
登壇者 :
ゲスト カンニング竹山さん/環境大臣 山口壯/環境省 室石泰弘 局長/
長崎大学 高村昇 教授/東京大学 開沼博 准教授/九州大学 樫山侑輝さん/
長崎大学卒 佐藤奈菜さん

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官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ14F
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代表者名
新村龍之介
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