《速報》「SHOGUN」がエミー賞最優秀作品賞を受賞!雅楽を取り入れたサウンドトラックが作品に深みを加え、受賞に貢献!
日本人作曲家 石田多朗 が音楽アレンジを担当。アカデミー受賞作曲家アッティカス・ロスたちとのタッグで快挙を達成!
米テレビ界の“アカデミー賞”といわれるエミー賞の第76回受賞式が現地時間9月15日ロサンゼルスで行われ、ドラマシリーズ部門にてディズニープラス制作ドラマ「SHOGUN」が最優秀作品賞を受賞しました。さらに、石田多朗が提供した伝統邦楽のレコーディングデータが使用され、音響部門でも受賞を果たしています。
アカデミー賞受賞作曲家であるアッティカス・ロスたちと制作をしたサウンドトラックは、音楽作品賞とメインテーマ賞の二部門でエミー賞にノミネートされました。
雅楽や日本伝統楽器が効果的に使われた映像音楽が大きな注目を集め、石田が総合音楽アレンジャーとして参加したことで、邦楽の存在感が増し、そのクオリティと可能性が世界的に認められました。同作で総合音楽アレンジャーに抜擢された作曲家石田多朗は、現地授賞式にてSHOGUNチームとともに喜びを分かち合いました。
「SHOGUN」は主演・製作総指揮を務めた真田広之(吉井虎永役)が最優秀主演男優賞を受賞するなど、ドラマ部門最多となる受賞を記録し、日本のエンターテインメント史に新たな1ページを刻みました。
◆受賞コメント
石田多朗
「これまで主に国内で雅楽や日本の伝統音楽をベースにした楽曲、オーケストラや電子音楽をもちいた音楽など、さまざまな音楽を作ってきました。そういった活動や努力がハリウッドや世界で通用し、大きな評価を得られ、自信を深めました。また、日本音楽や日本の演奏家たちの実力が海外でも高い評価を受けることに対して、誇りを感じます。これから私にとっても日本の音楽界にとっても新しく素晴らしい時代を切り開いていけるように尽力いたします。」
◆「SHOGUN」とは
ジェイムズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」が基になっており、1980年にアメリカで実写ドラマ化され、虎永役を大俳優三船敏郎が演じました。新たな映像化に伴い、俳優真田広之氏が主演、プロデュースを務め、日本の専門家たちが現地の制作チームと共に戦国時代、侍の文化を徹底的に研究。衣装や小道具、所作など細部までこだわって制作されました。2024年2~4月全10話が世界配信され、驚異的大ヒットを記録。初回2話が配信開始6日間で900万再生を記録するなど大反響を呼び、リミテッドシリーズのはずが第2シリーズの制作も決定しました。
◆雅楽が生んだリアリティ。総合音楽アレンジャー、石田の抜擢
リアリティの追求は、サウンドトラックにも顕著です。本作のサウンドトラックは、アカデミー賞受賞歴を有するアッティカス・ロスをはじめ、レオポルド・ロス、ニック・チューバという世界的な音楽家3人が担当しました。彼らは脚本を読んだ時点で、「本物の日本の楽器を取り入れ、SHOGUNの世界を音楽で表現したい」と考え、日本音楽を研究。石田多朗が手掛けた雅楽を含む作品に注目し、オファーしました。石田は音楽の総合アレンジャーとして加わり、伝統音楽のアレンジや邦楽器演奏者のマネジメント、レコーディングを務め、アッティカスらとのリモート連携を約2年間続けました。
石田が提案した仏教の経文を朗唱する「声明」は、特にアッティカスたちに好評を得て、日本の伝統音楽と現代音楽が融合した楽曲としてテーマ曲や重要なシーンで使用されました。日米の音楽が見事に融合し、視聴者に深い感動を与えることに成功しました。
◆Atticus Ross,Leopord Ross,Nick Chubaによるコメント
After extensive research of contemporary Japanese classical music we kept seeing the same name Taro Ishida pop up. After looking him up we quickly realized we had found someone who would be a perfect fit. Taro has a vast knowledge of Gagaku music while also understanding modern recording technology and synthesis. We eventually connected with Taro on Instagram and he proved to be an invaluable asset in our process to create the unique sound for Shogun.
訳:私たちは現代日本のクラシック音楽について徹底的に調査を行い、その過程で石田多朗という名前が頻繁に登場しました。彼について調べてみると、すぐに私たちのプロジェクトにぴったりの人物だとわかりました。多朗は雅楽に関する幅広い知識を持ちながら、現代の録音技術やシンセサイザーの知識も兼ね備えています。最終的に私たちは、インスタグラムで多朗と繋がり、『SHOGUN』の独自のサウンドを作り上げる過程で彼が非常に重要な存在であることが分かりました。
◆石田多朗
【プロフィール】
1979年アメリカ合衆国ボストン生まれ。作曲家、音楽プロデューサー、アートディレクター。上智大学で国文学・漢文学を専攻後、独学で音楽を学び、東京藝術大学音楽学部に入学。作曲、音楽理論、電子音楽を習得し、幅広い音楽的知識を得る。在学中から作曲家として活躍し、映画、CM、ゲーム、プラネタリウムなどへの楽曲提供、美術館やプロジェクションマッピングの音楽監督を務める。栃木県那須町在住。
【雅楽との関り】
2014年 東京藝術大学陳列館「法隆寺金堂壁画展」会場音楽として新作雅楽 “骨歌”を作曲。
2021年 雅楽プロジェクト「どんぶらこ」始動。
2022年 新作雅楽アルバム「けもの」完成。
2023年 雅楽と西洋音楽の融合をテーマにした「Silence」プロジェクト始動。
2024年 雅楽に関するブログ連載「gagagku譚」をスタート。
2024年 9月下旬 雅楽新曲『陵王乱序』発表予定
2025年 1月 アルバム発表予定
【取材に関するお問い合わせは、下記の通り】
株式会社Drifter、CEO 益子悠紀
電話:090-9314-7362 メールアドレス:mail@drftr.co.jp
※9/18までLA滞在のためお電話は19日以降でお願いいたします。
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