【バーチャル恐竜博物館】オンライン講座第3弾!謎の恐竜「デイノケイルス」をはじめ、モンゴルと日本の恐竜研究について 3人の研究者が解説
〜北海道大学総合博物館 小林快次教授らによる解説。2022年2月23日(水祝)19時より開催〜
バーチャル恐竜博物館では、海外の博物館と連携した継続的な国際交流を促進するため、デジタルデータを活用した今後の共同研究の可能性や新たな魅力を探るとともに国内外の講師によるオンライン講座を実施しています。
オンライン講座第3弾として、北海道大学総合博物館 小林快次教授らによる「化石と旅する世界 –モンゴルと日本をつなぐ-」を2022年2月23日(水祝)19時より開催します。今回の講座では、部分骨格が発見されてから50年近く他の化石が発見されず「今世紀最大の謎」と言われていた「デイノケイルス」をはじめとし、モンゴルに生息した恐竜を通してモンゴルと日本の恐竜研究についてお話しします。
【バーチャル恐竜博物館 視聴URL:https://virtual-dino-museum-channel.jp】
オンライン講座第3弾として、北海道大学総合博物館 小林快次教授らによる「化石と旅する世界 –モンゴルと日本をつなぐ-」を2022年2月23日(水祝)19時より開催します。今回の講座では、部分骨格が発見されてから50年近く他の化石が発見されず「今世紀最大の謎」と言われていた「デイノケイルス」をはじめとし、モンゴルに生息した恐竜を通してモンゴルと日本の恐竜研究についてお話しします。
【バーチャル恐竜博物館 視聴URL:https://virtual-dino-museum-channel.jp】
- オンライン講座 「化石と旅する世界 -モンゴルと日本をつなぐ-」概要
他にも、アジアの肉食恐竜の中で最強と言われた「タルボサウルス」などの恐竜を通して、モンゴルと日本との恐竜研究を通じた交流について解説します。
・日時 :2022年2月23日(水祝) 19:00〜20:30予定
・解説 :小林 快次(北海道大学総合博物館 教授)
田中 康平(筑波大学生命環境系 助教)
千葉 謙太郎(岡山理科大学生物地球学部 講師)
・視聴費用:無料
・閲覧方法:事前予約や申込の必要はありません。
・視聴URL: https://virtual-dino-museum-channel.jp
- 登壇者について
小林 快次(こばやし よしつぐ)
北海道大学総合博物館 教授
北環太平洋地域の白亜紀後期の恐竜を中心に調査を行ない、恐竜の多様性や鳥への進化過程を研究。
近年、北海道むかわ町から日本初の大型恐竜全身骨格化石を発掘し、カムイサウルスを命名した。
近著に「恐竜まみれ:発掘現場は今日も命がけ(新潮社)」などがある。
田中 康平(たなか こうへい)
筑波大学生命環境系 助教
北海道大学理学部卒業。カナダ・カルガリー大学大学院地球科学科修了。PhD。名古屋大学博物館研究員を経て、現職。恐竜の繁殖行動や子育てを中心に、恐竜の進化や生態を研究している。
著書に「恐竜学者は止まらない!読み解け、卵化石ミステリー」(創元社)がある。
千葉 謙太郎(ちば けんたろう)
岡山理科大学生物地球学部 講師
1985年札幌市生まれ。2011年北海道大学理学院修士課程修了。
2018年トロント大学生態学進化生物学科にて博士号取得。
現在、岡山理科大学生物地球学部講師。
カナダやモンゴルで発掘調査を行ない、角竜類恐竜の分類と進化、骨組織学的研究をしている。
- 「デイノケイルス」について
デイノケイルスは、全長11m、体重6.4tほどであると推定されている恐竜です。デイノケイルスという名前は、ギリシャ語で「恐ろしい手」を意味し、その名の通り大きな腕が特徴的です。
1965年に腕だけで2.4mもある部分骨格が発見された後、50年近く腕と肩、わずかな体の骨しか発見されなかったことから「今世紀最大の謎の恐竜」と言われていたデイノケイルスですが、2006年と2009年に小林教授らにより骨格化石が2体発見されました。新しい化石が発見されたことで、「デイノケイルス」の分類・系統的位置が判明し、オルニトミモサウルス類であることがわかりました。
オルニトミモサウルス類の恐竜は体が華奢で走行性の優れた足の速い恐竜であることで有名ですが、デイノケイルスは軽い体を巨大化させて進化していったことにより、ゆっくり歩きながら大きな腕で植物をかき集めたり、魚を捕まえたりしていたと推測されています。
- バーチャル恐竜博物館とは
バーチャル恐竜博物館は、古生物化石のデジタルアーカイブデータを充実させ、インターネットを通じて国際間で共有することで、海外の博物館と連携し国際交流を促進する事業を実施しています。
新型コロナウイルス感染症の影響により以前よりも国と国との間での移動が困難になり、国際的な展覧会の開催もハードルが高くなっています。また、世界的に化石の発掘・調査研究までもが著しく減速しています。本事業では、デジタルテクノロジーを駆使した展覧会を実施するほか、国内外の講師によるオンライン講座を行うことでリモート教育の充実も推進します。
バーチャルで得た知識をリアルで確認し、リアルで芽生えた疑問をバーチャルで解決するといった学習のスパイラル効果の実現やデジタルアーカイブデータの活用により、かつて陸続きであった世界が進化で繋がっていることなどを紹介していきます。
視聴ページ:https://virtual-dino-museum-channel.jp/
- 北海道大学総合博物館
北海道大学には、130年以上前の札幌農学校時代から収集・保存・研究されてきた400万点にものぼる標本/資料が蓄積されています。
その中には、新種の発見・認定の基礎となる貴重なタイプ標本が1万点以上含まれています。
1999年春に開館した北海道大学総合博物館は、こうした北大の多様な研究の伝統を今に伝えるとともに、最先端の研究をさまざまな実物資料や映像で展示・紹介しています。博物館にある「モノ」たちは、「コト」(=事/言)つまり情報とセットになることで、歴史や未来を語ってくれます。来館者の皆様に一つ一つのモノの背後にある「コト」にもぜひ目を向け、あるいは耳を傾け、そこから思いをふくらませてもらえるような博物館でありたいと考えています。
所在地:〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西8
設立 :1999年4月
館長 :小澤 丈夫(総合博物館長・工学研究院教授 /建築デザイン学)
HP :https://www.museum.hokudai.ac.jp/
文化庁「博物館等の国際交流の促進事業(実施事業)」受託事業
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