【一人親方とインボイス制度に関する調査】理解できているのは全体の約半数

5割以上がインボイス制度の導入は好ましくないと回答!

埼玉労災一人親方部会

建設業のプロが選ぶ労災の名門、一人親方部会グループは、一人親方(特定作業従事者、建設個人事業主)を対象に、「一人親方とインボイス制度」に関する調査を実施しました。
2023年10月より「インボイス制度」が開始されることをご存じですか?

受け取る請求書や領収書が適格請求書(インボイス)であれば、消費税に関する仕入税額控除が受けられるという仕組みです。

つまり、受け取った請求書や領収書がインボイスでない場合、仕入税額控除が受けられずに納税額が増加してしまうことになります。

複雑で難しそうなシステムのように聞こえてしまいますが、実は、この制度がフリーランスに大きな影響を与えると言われています。

フリーランスの一種である一人親方として働く方々は、この制度についてどれくらい知っているのでしょうか。

そこで今回、建設業のプロが選ぶ労災の名門、一人親方部会グループhttps://www.saitama631.com/lp02/)は、一人親方(特定作業従事者、建設個人事業主)を対象に、「一人親方とインボイス制度」に関する調査を実施しました。
  • 一人親方の年間売上は300万円~500万円が最多
はじめに、一人親方としての取引先の数について伺っていきたいと思います。

 
「現在、一人親方としての取引先はいくつありますか?」と質問したところ、『1件のみ(37.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『2〜4件(29.0%)』『5〜9件(16.2%)』と続きました。

複数の取引先と契約している方よりも、単独で契約している方が多いようです。

では、どのような取引先と契約しているのでしょうか?

 

そこで、「主な取引先はどちらですか?」と質問したところ、『個人(31.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『中小企業(26.3%)』『小規模企業者(小規模事業者)(23.0%)』と続きました。

企業と関わっている方よりも個人との契約が多いようですが、どれくらい売り上げを出しているのでしょうか?


次に、「現在、一人親方としての年間売り上げはどれくらいですか?」と質問したところ、『300万円〜500万円(24.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『501万円〜800万円(21.1%)』『300万円未満(19.2%)』と続きました。

300万〜500万が多い結果となり、ほとんどの方が免税対象となっていることが分かります。

それでは、実際に課税事業者はどれくらいいるのでしょうか?

続いて、「ご自身は課税事業者と免税事業者のどちらに当てはまりますか?」と質問したところ、『課税事業者(55.2%)』『免税事業者(44.8%)』という回答結果となりました。

課税事業者が半数以上となり、年間売上1,000万円以上が課税対象事業者であることから、自ら選択して課税対象業者となっている方も少なくないようです。
  • 「インボイス制度」の言葉すら聞いたことないという方も…
ここからは、インボイス制度の理解度について伺っていきたいと思います。


「インボイス制度についてどれくらい理解していますか?」と質問したところ、『完全に理解している(7.0%)』『なんとなくは理解している(39.7%)』『あまり理解していない(31.9%)』『まったく理解していない(21.4%)』という回答結果となりました。

なんとなくは理解している方が最も多い結果となった一方で、着々と導入が迫っている今でも、まったく理解していない方も2割を超えているようです。

では、インボイスのどのような部分が分からないのでしょうか?

『あまり理解していない』『まったく理解していない』と回答した方に伺いました。

■インボイスに関して分からないこととは
・言葉を聞いたことがない(30代/埼玉県/男性)
・支払い先がインボイス制度に登録してない時の支払い方法(30代/男性/兵庫県)
・実際にどう手続したらいいのか、何処に相談したらいいのか分からない(40代/男性/京都府)
・免税事業者で今後不利なことが生じるかわからない(60代/男性/大阪府)

などの回答が得られました。

導入が迫っていますが、未だに制度自体を聞いたことがないという方や、自分にはどういった影響が起こるのか分かっていない方もいるようです。

不安や疑問を感じても何処に相談したら良いのか分からず、不安を感じている方が多いことが窺えます。
  • インボイス制度についてどう思う?一人親方ならではの不安とは
先程の調査の結果、インボイス制度についてなんとなく理解している方が4割近くに上ることが分かりました。

では、インボイス制度について、一人親方の皆さんはどう思っているのでしょうか?

 


そこで、先の調査でインボイス制度について『理解している』と回答した方に「インボイス制度の導入についてどう思いますか?」と質問したところ、5割以上の方が『あまり好ましくないと思う(30.3%)』『まったく好ましくないと思う(24.4%)』と回答しました。

あまり良いイメージを持っていない方が多いようですが、その理由や一人親方の考えについて詳しく聞いてみました。

■インボイス制度の導入に関する考え
・確定申告の仕方が大きく変わりそうで不安(30代/男性/愛知県)
・免税事業者にも課税していく方針に疑問を感じる(30代/男性/大阪府)
・コロナ禍で大変な時期に導入すべきでは無いと思う(40代/男性/大阪府)
・取引先に対して取引を中止されるかもしれない(50代/男性/大阪府)

などの回答が得られました。

それぞれ様々な思いを抱えているようで、プラスの意見よりもマイナスな意見が多く、インボイス制度に対する憤りが窺えます。

様々な不安や苦悩が感じ取れますが、インボイス制度に対する不安で最も多いのは何なのでしょうか?


続いて、「インボイス制度の導入に関して不安なことや危惧していることは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『消費税の負担が増える(48.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『事務手続きの手間が増える(42.8%)』『制度の内容が難しい(34.7%)』と続きました。

一人親方にとって消費税の負担が増えることは、大きな痛手になると感じているようです。

また、事務手続きの手間が増える部分を危惧している方もいるようで、一人ですべてを行う一人親方ならではの悩みも窺えます。

不安を抱えている方が多いようですが、実際にインボイス制度に対して既に行っている対策はあるのでしょうか?詳しく聞いてみました。

■インボイス制度について行っている対策とは
・ナンバーの取得は既に行った(40代/男性/広島県)
・システムの導入(40代/男性/宮崎県)
・税金分の貯蓄(50代/男性/神奈川県)
・情報収集の段階(60代/男性/長野県)

などの回答が得られました。

ナンバーの取得やシステムの導入など、実際にその時が来た時に困らないように、既に対策を行っている方もいるようです。

まだまだ先のことだと思っていても、導入は着々と迫ってきています。

これからさらに、アップデートされていくであろう情報に期待したいところです。
  • 【まとめ】本格導入が迫るインボイス制度。一人親方としての働き方を見直す機会が必要
一人親方にインボイス制度について調査を行ったところ、あまり納得できていない方が多くいることが分かりました。

一人親方はすべて一人で業務にあたっているため、消費税の負担が増えることや事務手続きの手間が増えることなどの影響が出る可能性がある制度だからこそ、マイナスな意見が多く見受けられました。

中には、制度についてまったく理解していない方が2割以上もいたため、より多くの方へ理解できる形で届けていく必要があります。

導入が徐々に迫ってきているからこそ、今から制度について理解し、今後について対策を練っていく必要がありそうです。
  • 一人親方部会グループでは、一人親方のための“労災保険”を提供中


今回「一人親方とインボイス制度」に関する調査を実施した、一人親方部会グループhttps://www.saitama631.com/lp02/)は、一人親方のための労災保険を提供しております。

詳細はHPをご覧ください。
https://www.club-off.com/oyakata/apps/lei/fflei_sh_ichiran.cfm?action=1&SHGRID=5019315&sub_action=

■一人親方労災保険とは
本来、労災保険は事業所の従業員など、“労働者”の業務災害や通勤災害に対して補償を行うことを目的とした制度です。
そのため、ご自身が事業主にあたる“一人親方”は保険加入の対象に含まれません。
しかしながら、建設業などの一人親方は業務の実態や災害発生状況が限りなく労働者に近いため、国は労働者ではない一人親方に対しても特別に労災保険の加入を認めています。
その制度を『一人親方労災保険特別加入制度(一人親方労災保険)』といいます。
なお、一人親方労災保険は労働局より承認を得た『一人親方労災保険特別加入団体』を通じて加入する必要があります。
(建設国保HPより詳細をご確認ください:https://kokuho594.com/

■一人親方が労災保険を選ぶ際のポイント
労災保険の基礎知識として、国が行う補償制度のため「どこの労災保険に入っても保険料や補償内容は同じ」ということを理解しましょう。
…では、労災保険はどこを見て選べば良いのでしょうか。
それは、保険料以外の部分です。
実は一人親方の労災保険には、保険料の他に取られる料金があります。
例えば、入会金や年会費、月会費などの団体費です。
この差で支払い金額の差ができるので、保険料ではなく“団体費”をチェックするのがポイントです。
労災保険を選ぶ時に費用が気になる方はこの団体費に注目して選んでください。
団体によって入会金は団体員の紹介があれば、半額や無料になることもあります。
反対に、年会費や月会費は1年目だけ安くても、2年目から高くなる設定になっていることもあるので加入前に必ず確認しましょう。
(埼玉労災一人親方部会:https://www.saitama631.com/rousai-choice.html

■特長
・労災番号を最短当日発行
・月々4,980円(初回8,800円)のみ(※年会費、手数料込)
・代理手続きOK!

■一人親方部会グループが選ばれる3つの理由
①全国で使える割引優待サービスあり!

大企業にしかない福利厚生を会員様にプレゼント!
全国の飲食店、レジャー施設、カラオケ、映画、ガソリンなどの割引が使い放題。
※一人親方部会クラブオフ(毎月払い会員のみ)

②月払い会員特典
建設国保に保険料のみで加入できます!
関東地域の一人親方様は組合費無料!
関東以外は、地元提携国保へご紹介します(※その場合、組合費はあり)

国保料が数十万円節約できる人もいます。
高い国保費でお悩みの方は是非お問い合わせください。

③会員専用アプリでがっちりサポート!
・カスタマーサポート
・加入申請
・会員優待
・クーポン
・お客様の声
・会員証
・労災事故報告
(一人親方部会グループ公式アプリ:https://www.saitama631.com/app.html

■YouTube『一人親方部会ちゃんねる』
https://www.youtube.com/channel/UCZTlxZRxDDgren56lAn5boQ

このチャンネルでは、一人親方労災保険(特別加入労災)の加入団体を全国で展開する一人親方部会グループが、建設業に従事する親方様向けに「仕事」と「お金」にまつわる旬なお役立ち情報を中心に発信しております。
「現場リポート」や「親方あるある」など、おもしろコンテンツもお届けします。

■一人親方部会グループhttps://www.saitama631.com/lp02/
埼玉労災一人親方部会https://www.saitama631.com/
(対象エリア:埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、山梨県、群馬県、静岡県、長野県)

北日本労災一人親方部会https://www.kitanihon631.com/
(対象エリア:北海道、青森県、岩手県、秋田県、福島県、山形県、新潟県、宮城県)

北陸労災一人親方部会https://www.hokuriku631.com/
(対象エリア:富山県、新潟県、石川県、岐阜県、長野県)

中部労災一人親方部会https://chubu631.jp/
(対象エリア:富山県、石川県、長野県、福井県、岐阜県、愛知県、滋賀県、三重県)

関西労災一人親方部会https://kansai631.jp/
(対象エリア:大阪府、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県、広島県、香川県、愛媛県、岡山県)

九州労災一人親方部会https://www.kyushu631.com/
(対象エリア:熊本県、宮崎県、大分県、福岡県、佐賀県、長崎県、鹿児島県)

■LINE:https://line.me/ti/p/00ad06QIk5
■TEL:048‐682‐0333(平日9:00~22:00)


調査概要:「一人親方とインボイス制度」に関する調査
【調査期間】2022年9月29日(木)~2022年9月30日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,025人
【調査対象】一人親方(特定作業従事者、建設個人事業主)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
 

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埼玉労災一人親方部会

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業種
金融・保険業
本社所在地
埼玉県さいたま市岩槻区加倉1-4-35 2階
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代表者名
中村紳一
上場
未上場
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