闇バイトや特殊詐欺に関する悩みを持つ若年層を対象とした、無料のLINE相談事業を実施
一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会(東京都港区、代表理事:江口 清貴、高山 智司、以下「全国SNSカウンセリング協議会」)は、2025年12月5日(金)~2026年1月31日(土)の2ヶ月間、闇バイトや特殊詐欺に関する悩みを持つ若年層および保護者等を対象とした、無料のLINE相談窓口「闇バイトから若者を守ろうプロジェクト」を開設することになりましたのでお知らせします。

■LINE公式アカウント「闇バイトから若者を守ろうプロジェクト」友だち追加
(下記のQRコードまたはURLからアクセスできます。)

期間:
2025年12月5日(金)〜2026年1月31日(土)
相談時間:18:00~22:00
(※期間や時間は変更となる可能性があります。)
主催・実施事務局:
一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会
実施協力:
LINEヤフー株式会社、トランスコスモス株式会社、一般社団法人全国心理業連合会、他
■背景・目的
警察庁による2025年9月末時点での特殊詐欺の概要(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/251105/01.html)によると、認知件数・被害額が前年同期比で大幅増加(認知件数前年同期比+40.3%、被害額前年同期比+133.5%)しています。また、2024年10月から全国の警察が闇バイトに関する相談を呼びかけ、闇バイトへの応募者らへの保護措置をとった件数のうち、10代・20代が約7割を占めています。生活困窮や将来への不安を持っていたり、あるいは巧妙な勧誘により自覚のないまま犯罪に加担するケースも少なくありません。このような若者が一人で抱え込む前に、安心して相談できる体制を整えることは喫緊の課題と言えます。
全国SNSカウンセリング協議会では2017年より、SNSを活用した相談窓口の整備と、SNS相談における対応の質の向上に取り組んで参りました。これまでの知見を活かし、相談のハードルが低くまた若者にも相談しやすい安全なSNSで相談できる窓口を開設し、若者が犯罪に引き込まれないようにするための取り組みを試行的に実施します。最近の傾向では、10代・20代の若者が特殊詐欺の被害者になるケースも増加しており、相談しやすい窓口に早期に相談することで、被害の未然防止にもつながると考えます。
■「闇バイトから若者を守ろうプロジェクト」提供概要
専用のLINEアカウント「闇バイトから若者を守ろうプロジェクト」では、闇バイトに関するご相談について、「全国SNSカウンセリング協議会登録SNSカウンセラー*」が対応します。状況や感情の整理を行い、孤独感に寄り添いながら何ができるかを考え、必要に応じて家族や警察等への相談を促します。
対象:
-
闇バイトのことで悩みや心配事をお持ちの全国の29歳まで若者およびその保護者、友人、学校関係者等
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特殊詐欺の被害にあわれることを心配されている全国の29歳まで若者およびその保護者、友人、学校関係者等
方法:
専用のLINEアカウントを使用し、チャットでの相談を行います。セキュリティが確保されたシステムを使用し、安心してご相談いただける環境を用意します。
相談者の個人情報等の取り扱いについて:
相談に関する秘密は守ります。本窓口にてお話しいただいきました相談者様の個人情報等を、他の窓口や機関などに伝えることはありません。例外として相談者様の身体や生命に危険があると判断した場合などは、相談者様の同意をいただいた上で、警察などの関係機関に情報を連携することがあります。

■全国SNSカウンセリング協議会登録SNSカウンセラー*とは
所定の心理カウンセラー資格を持ち、全国SNSカウンセリング協議会認定のSNSカウンセラー養成講座を受講し、登録したカウンセラーのことです。SNSカウンセリングの普及に最も大切なことは、安心、安全に相談してもらえる環境作りです。そのために、全国SNSカウンセリング協議会では、SNSカウンセラーの能力要件を明確にし、この能力要件に対応する養成プログラムを認定しています。
このSNSカウンセラー認定登録制度の最も重要な点は、倫理綱領、倫理規程が定められていることです。SNSは時間や場所を選ばず、相手の実際の姿やバックボーンもわからないまま、多数の人とつながれるコミュニケーションツールです。その特性、気軽さゆえに悲惨な事件も起きています。登録SNSカウンセラーが倫理綱領を遵守し、カウンセリングを行うことを社会に宣言することで、相談者が安心してカウンセリングサービスを受けることが出来ると考えています。
SNSカウンセラー認定登録制度とは
https://smca.or.jp/certification/
■団体概要

今の若者は「電話」を使わず「SNS」を活用している一方で、既存の相談窓口の多くは「電話」であり「SNS」ではなかったことから、若者と相談窓口のコミュニケーションのミスマッチが指摘され、改善が求められてきました。また、2017年11月に発覚したSNSでの自殺志願者の事件に関連し、国が「SNSを通じて誰もが相談しやすい窓口」の整備を進めていくという閣僚会議が注目されました。SNSを活用した相談窓口の整備とその品質向上が急務になってきた流れを受け、参画する諸団体が連携し、これらの問題の対応にあたるため、「全国SNSカウンセリング協議会」を共同で設立しました。
SNS関連事業者、電話相談事業者、カウンセラー、研究機関、教員らが幅広く連携し、SNSを利用した相談窓口の開設や情報発信により、自殺やいじめ等の防止対策に積極的に取り組んでまいります。
活動内容
・SNS相談員のスキル向上の研修
・SNS相談のノウハウの研究
・高品質なSNS相談の普及等
団体名:一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会
代表理事:江口 清貴、高山 智司
所在地:東京都港区南青山2-2-15-942
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