Save the Children、寄付プラットフォームの不正利用を抑止するためForterを採用
機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForter(フォーター、本社:米国ニューヨーク州)は、寄付プラットフォームの不正利用を抑止するプロボノ活動としてSave the Children Australiaと提携したことを発表しました。
2022年10月11日 - 機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForter(フォーター、本社:米国ニューヨーク州)は、寄付プラットフォームの不正利用を抑止するプロボノ活動としてSave the Children Australiaと提携したことを発表しました。
Save the Children Australiaは子ども支援に関するオーストラリア最大の非営利開発機関として、11万6,000人以上のオーストラリア国民、企業および慈善事業パートナー、連邦政府、州政府、地方政府からの資金援助を活用し、数百におよぶコミュニティで数千人の子どもたちを支援しています。
慈善団体のCharities Aid Foundationによると、現在同国における寄付の40%がオンラインで行われています。しかし残念なことに、オンライン寄付の普及に伴い、非営利団体が運用する寄付プラットフォームが不正利用の標的となっています。
Save the Children Australiaは最近「カードテスト」の事例を調査しました。カードテストとは、詐欺集団が不正に入手したクレジットカード番号で高額の買い物をする前に、1ドル程度の低い取引額でそのカード番号が有効であるかを「テスト」する手法のことです。この不正利用による取引額自体は小さいものの、Save the Children Australiaは不正利用が行われるたびに決済代行会社からチャージバックに対する手数料請求を受けていることが明らかになりました。
こうした事態を受け、ForterはSave the Children Australiaと提携し、カードテストによる不正利用を抑止するため同社の不正対策ソリューションであるTrusted Conversionsを導入しました。このソリューションによってSave the Childrenは、すべての取引について正確かつリアルタイムに判定を行い、本当の寄付か不正利用かを見分けることができます。
Forterのシステムは豊富なグローバルデータセットを活用することで、個人の信頼度を平均300ミリ秒以内に評価し、正当な支持者のオンライン寄付プロセスに摩擦を生じさせることなく、詐欺集団の不正行為を確実に阻止します。Forterのシステムを導入して以降、Save the Children Australiaでは26万豪ドル相当以上の寄付金が承認され、承認率は95%から97%に上昇しました。
Save the Children Australiaの最高執行責任者であるMel Parks氏は、「不正者を確実に阻止し、私たちの寄付プラットフォームを悪用しようとする企てを防ぐために、Forterと協力できることを非常に嬉しく思っています。Forterの完全自動化されたプロセスのおかげで、貴重な時間とリソースを節約することができます」と話しています。
Forterのアジアパシフィック地域バイスプレジデントであるJoe Leeは、「オンライン寄付はSave the Children Australiaのような組織に全く新しい機会をもたらしていますが、と同時に詐欺集団に対しても新たな不正の機会を提供することになっています。Save the Childrenと提携して詐欺集団による不正を食い止め、地域社会に成果を還元していくことは、とても意義のあることと感じています」とコメントしています。
世界的ブランドでの導入実績に関する詳細はウェブサイトをご参照ください。
https://www.forter.com/ja/customers/
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