「落とし物クラウドfind」がシードラウンドで7,500万円の資金調達を実施

～AIによる落とし物検索サービスの本格展開へ～

find

2023年5月19日 14時00分

「落とし物クラウドfind（ファインド）」を開発・提供する株式会社find（本社：東京都中央区、代表取締役CEO：高島彬、以下「当社」）は、株式会社ドーガン・ベータ、京王電鉄株式会社、山口キャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドとして7,500万円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。これにより、当社の累計外部資金調達額は約1.3億円となりました。

◆「落とし物クラウドfind」について

　「落とし物クラウドfind」は、落とし物にまつわる課題を解決するデータプラットフォームです。落とし主はfind内で「いつ・どこで・何を」という簡単な情報入力をするだけで、自身の落とし物が施設に届いているのかどうかの状況がわかり、受け取りまでの連絡が可能になります。鉄道や不動産などの法人並びに警察など自治体データと連携し、セキュリティを担保しながらAI等のテクノロジーで情報をマッチングさせます。落とし物を預かる鉄道や不動産などの法人がfindを導入することにより、法人は業務効率化・環境負荷削減につながり、落とし主は利便性の向上につながります。

　将来的には、全国あらゆる場所・施設の落とし物に関するデータが集まるプラットフォームとして機能し、情報だけではなく、配送や保険・二次流通等、落とし物に関するあらゆる課題を解決するサービスを目指します。

◆資金調達の目的

　2023年2月より京王電鉄様への実証実験を通して初期サービスのブラッシュアップを重ね、2023年5月より正式に導入いただきました。（※）今後は他社様への本格展開に向けて、サービス開発やオペレーション等の必要資金として調達資金を活用させていただきます。

※https://www.finds.co.jp/archives/2064

◆各投資家からのコメント

株式会社ドーガン･ベータ代表取締役パートナー林龍平氏

　弊社は主に地域課題解決の文脈でのシード投資を中心に投資活動を行っていますが、findさんが解決する落とし物に関する課題は首都圏に限定されたものではなく、むしろ落とし物の対応にかけられるリソースが官民両面で限られた地方のほうが、その課題感は強くその分だけ社会実装のスピードも早いのではないかと考えております。スタートアップが地方をアップデートする事例をfindさんと一緒に作っていきたいと思います。

京王電鉄株式会社経営統括本部部長長期戦略チーム齋藤充氏

　京王電鉄では、スタートアップ企業をはじめとした外部企業との共創によるオープンイノベーションの実現を目指し「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」を実施しており、findはその採択企業のうち、初の投資案件です。これまでの実証実験を通じて、findのサービスが落とし物に関しての鉄道現場の課題を解決することはもちろん、あらゆる施設でそれが実現できる可能性を持っていると感じました。findを支援し、循環型社会の実現など社会課題の解決を共に実現していきたいと思います。

山口キャピタル株式会社シニアマネージャー吉村秀幸氏

　国内だけでも年間８千万件とも言われる膨大な落とし物が発生している中、落とし物をした人、落とし物を預かる施設双方の課題を解決するfindのプロダクトにポテンシャルを感じ今回出資させていただきました。鉄道会社をはじめとする落とし物を預かる様々な施設に普及していくことで、findが目指す「落とし物が必ず見つかる世界」が実現することを強く信じています。落とし物インフラの構築に向けて、我々が持つ地域ネットワークを提供し支援してまいりたいと思います。

◆当社コメント

株式会社find 代表取締役CEO高島彬