累計5,000件の空間づくりを手掛ける内装会社が"見せる"自社ビル『TRUST building』を開設──屋上サウナ・躯体現しで建設業界の「見えにくさ」に挑む
内装業界で最多登録者のYouTubeチャンネル「高橋かんたの内装工事ちゃんねる」を運営する建築会社、株式会社エムトラストが新本社『TRUST building』を千葉県習志野市津田沼に新設。
株式会社エムトラスト(千葉県習志野市津田沼、代表取締役 高橋勘太)は、このたび新本社オフィス「TRUST building」への移転を発表します。同社は千葉県を拠点に店舗・住宅・オフィスの内装・リフォーム工事を累計5000件手がけてきた建設会社であり、代表・高橋勘太がYouTubeチャンネル「高橋かんたの内装工事ちゃんねる」(登録者数2500人・累計再生50万回)で業界の価格構造や不透明な商慣習を発信し続けていることで知られています。YouTubeチャンネルは開設から1年経過時点で登録者が業界でも最大級の規模となり、全国の内装工事の相談窓口として認知されています。今回の新拠点は、画面越しに訴えてきた「建築業界の透明化」という思想を体現する場として設計されました。

株式会社エムトラストについて
2012年に千葉県習志野市津田沼で創業。創業から14年で累計5000件以上の施工実績を持つ、店舗開業、住宅リフォーム、オフィス内装などの空間づくりを一気通貫で手がける建設会社。その中でも飲食店舗やデザインオフィスの実績が多く、千葉市美浜区にあるZOZOマリンスタジアムの内外装をはじめ多数の建築プロジェクトに携わる。
代表・高橋勘太はYouTubeチャンネル「高橋かんたの内装工事ちゃんねる」を自ら運営し、建築業界の見積もり内訳・原価構造・商慣習をわかりやすく解説する発信で注目を集める。
移転の背景
建築・内装業界は長年、「価格が不透明」「労働環境が過酷」というイメージを払拭できずにいました。見積もりの根拠が発注者に十分に説明されないまま契約が進む慣習、職人や技術者の技術・経験が正当に評価されない構造、重層下請けによる中間マージンの不透明化―これらは業界全体の信頼性を損ない、優秀な人材の流出を招く一因ともなってきました。
こうした課題に対し、当社代表は数年前からYouTubeチャンネルで顔出しの発信を続け、見積もりの内訳や原価構造、業界特有の商慣習について包み隠さず解説してきました。現在、チャンネル開設から2年半でチャンネル登録者が2500人、内装サービスの窓口となる公式ラインは1000人以上のユーザーに登録されています。
なぜこの工事にこの金額がかかるのか、職人の手間賃はどう決まっているのか、といったテーマに正面から向き合い、発注者目線でわかりやすく言語化することを徹底してきました。

しかし、画面越しの発信だけでは伝えきれない部分がありました。代表が本当に目指していたのは、発信した思想を言葉で終わらせず、社員や職人が日々働く場として証明することです。透明性を謳いながら、自社の事務所が旧態依然とした閉鎖的な空間のままでは説得力を持ちません。今回の新オフィス移転は、その思想を体現するための拠点づくりとして計画されました。設計段階から代表自らが図面に関わり、発信してきたことと、実際の空間に矛盾がないかを一つひとつ確認しながらつくり上げています。
"建築途中"をコンセプトにした空間デザイン

新オフィスの空間デザインは、一般的に内装工事の最終段階で覆い隠されてしまう躯体や配管、断面構造といった建築素材を、あえて仕上げずにそのまま見せる構成を採用しました。
完成した空間しか目にする機会のない発注者にとって、建物がどのような構造・素材によって支えられているのかを知る機会はほとんどありません。執務スペースの床にOAフロアを素地のまま採用、骨組みの軽量鉄骨をあえて露出させた天井など、通常であれば工事完了とともに覆われてしまう建築の裏側を恒常的に見せる設計としました。

さらに、来訪したお客様が実際に手で触れて選べる体験を設けている点も大きな特徴です。フローリング材、クロス、タイル、断熱材など、通常はカタログや小さなサンプル片でしか確認できない建築素材を、実際にオフィスの空間に採用されているものを触って、質感や重さを自由に確認できるようにしました。打ち合わせの中で「この壁の質感が気に入った」「この床材を実際に踏んでみたい」といった要望が出た際には、その場で該当のサンプルを試し、比較検討しながら選んでいただける動線を整えています。
オフィスの特徴

1. 自由に使えるバーカウンター
新オフィス4階には、顧客・取引先・同業者を問わず自由に利用できるバーカウンターを設置しました。商談や打ち合わせの場を従来の会議室から解き放ち、フラットな立場で相談や情報交換ができる空間として機能します。

このバーカウンターは単なる福利厚生施設ではなく、「発注者と施工者の間に存在しがちな情報の非対称性を、物理的な空間設計によって解消する」という明確な意図を持って設けられました。営業時間外には、同業者同士が情報交換のために立ち寄ることも想定しており、業界内の閉鎖的な情報流通そのものを変えていく狙いもあります。
2. 会議室・撮影スタジオ
社内には撮影機材と照明設備を備えた撮影スタジオを新設し、発信活動をすべて自社拠点から完結できる体制を整えました。今後はこのスタジオを拠点に、業界の価格構造や商習慣の裏側についての発信を継続するだけでなく、現役の職人を招いたトーク企画や、発注者からのリアルタイムの質問に答えるライブ配信など、コンテンツの幅も拡大していく予定です。

3. 屋上サウナ
新オフィスの屋上には、本格的なサウナ施設を設置しました。水風呂や外気浴スペースも併設し、現場作業を終えた職人や技術者がそのまま立ち寄って利用できる動線を確保しています。
「きつい」「汚い」「危険」といったいわゆる3K のイメージを持たれがちな建築・内装業界において、現場で働く職人や技術者が心身をリフレッシュし、誇りを持って働ける環境を整備することは、待遇改善や福利厚生の充実以上に、業界全体の地位向上に直結すると当社は考えています。

設計者からのメッセージ
本プロジェクトの空間デザインは思想を共有した外部クリエイターにご協力いただきました。
建築設計
鉄骨造4階建てのテナントビルを自社ビルへ改修する計画です。既存天井の躯体を現しにし、内外に格子状の木のレイヤーを新たに挿入しました。無機質な空間に自然素材の木が重なり、働く人々の時間を穏やかに包むワークプレイスの提案です。
サイン計画
小山みさとデザイン 小山みさと
SUSや木材、カルプ材などの多様な素材を用い、様々な材料を扱う工務店らしさを表現したサイン計画です。トイレサインにリップ溝型鋼のモチーフを取り入れるなど、建築資材の魅力を各所に散りばめました。
今後の展望

当社は今後も、この新オフィスを拠点として情報発信を強化するとともに、費用の透明化や職人の待遇改善に関する具体的な取り組みを順次展開して参ります。具体的には、見積もり内訳の標準フォーマット化、職人の技能を可視化する評価制度の導入検討、若手人材の育成・採用活動の強化などを予定しており、建築・内装業界全体の信頼回復と地位向上に貢献してまいります。今回の移転はゴールではなく、業界変革に向けた長期的な取り組みの「出発点」と位置づけています。

新オフィス移転を記念し、2026年7月31日(金)、取引先・協力会社・同業者をはじめとする関係業者の皆様を対象とした内覧会を開催いたします。メディア関係者の取材も受け付ける予定で、当日の様子は後日YouTubeチャンネルおよび追加のプレスリリースにて公開予定です。
お問い合わせ:株式会社エムトラスト
YouTube:高橋かんたの内装工事ちゃんねる
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