【松岡正剛のイシス編集学校】スペシャル読書コース「芥川賞作家 村田沙耶香を読む」を2022年11月に開講
松岡正剛と村田沙耶香氏の対談を、公開イベントとして2022年12月24日に開催
「多読ジム」とは、11週間からなるシーズンごとに、３つのプログラムで構成される継続型の読書コースです。
プログラムは、身体を動かすジムのように、読書をストレッチのように軽くトレーニングすることも、自分の力に合わせて負荷をかけてさらに上達をはかることもできるように設計されています。
2022年11月5日には、多読ジムのスペシャルコースとして、小説家・村田沙耶香さんをフィーチャーした「多読ジム スペシャルコース 村田沙耶香を読む」が始まります。
本コースは、イシス編集学校の応用コース修了者が対象となります。
開講日には、村田沙耶香さんと受講者との質疑応答をふくめたZoomセッションからスタート。
受講者は、村田作品からそれぞれが好きな小説を選定し、多読ジムが用意したお題（課題）にこたえながら、最終作品を作成します。
村田沙耶香さんのご要望により、最終アウトプットは、「村田作品を読んだ方々に自由に創作してほしい。書評、短編小説、俳句、マンガ、絵画など、どんな作品でもよいし、村田作品に縛られる必要もまったくない」という課題になりました。
なお、12月24日（土）には、コース修了を記念して、公開イベントを開催します。
村田沙耶香さんと松岡正剛が対談し、これを一般公開いたします。
イベントでは、村田沙耶香さんご自身が選ばれた村田沙耶香賞や講座指導陣から選ばれた賞の発表も行われます。
（参加申し込みはこちらから https://shop.eel.co.jp/products/detail/467）
●村田沙耶香さん プロフィール
1979（昭和54）年千葉県生れ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003（平成15）年「授乳」で群像新人文学賞（小説部門・優秀作）受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『地球星人』などがある。
●村田沙耶香さんとイシス編集学校の関わり
「多読ジム スペシャルコース 村田沙耶香を読む」開講の背景
松岡正剛の著書『千夜千冊エディション 日本的文芸術』 (角川ソフィア文庫)には、38か国語に翻訳され世界中で読まれている『コンビニ人間』（村田沙耶香著、文春文庫）の書評が掲載され、
『方法文学 世界名作選II 千夜千冊エディション』 (角川ソフィア文庫)の扉写真には村田沙耶香さんご本人がモデルとして登場しています。
また、イシス編集学校は、「方法」を重視した編集工学を学ぶ場であるように、村田氏の作品は、方法的なアプローチをとっているとの定評があります。
既存の社会に見られる小さな違和感や疑問をそのままにせず、違和感や疑問を発端にルールを変えた社会を小説の中で描き、実験している様は、イシス編集学校の課題意識と共通します。
●村田沙耶香さんからのコース設計に際する３つのリクエスト
コース設計に際し、村田沙耶香さんから３つのリクエストをいただきました。
１）大前提として、村田作品であればどの本を選んでも自由とすること。
２）アウトプットは、村田作品を読んでインスピレーションを受けて作られたものであれば、書評、短編小説、俳句、マンガ、絵画など、どんな作品でもよい
３）村田沙耶香賞だけでなく、他部門の賞も設定すること（多読ジム賞などを設置）
●12月24日には、公開イベントをオンライン配信。
村田沙耶香さんと松岡正剛の対談が行われます。
コース修了を記念し、12月24日（土）14時〜17時に公開イベントを開催します。
松岡正剛が監修した約6万冊の本棚空間、編集工学研究所のブックサロンスペース本楼にて、村田沙耶香さんと松岡正剛が対談します。コースを受講していない方も、オンラインでイベント視聴が可能です。
※イベント詳細・お申し込みはこちらから https://shop.eel.co.jp/products/detail/467
●実施概要
「多読ジム スペシャルコース 村田沙耶香を読む」
■期間： 2022年11月5日(土)～2022年12月24日(土)
■受講対象：イシス編集学校 応用コース[破] 修了者（定員30名）
公開イベント「多読ジム スペシャルコース 村田沙耶香を読む」
■日時：2022年12月24日（土）14時〜17時
■イベント対象：ご関心のある方はすべてご参加可能です
■内容： 芥川賞作家である村田沙耶香さんと、イシス編集学校校長の松岡正剛が対談し、村田沙耶香賞が発表されます。
■参加申し込み：URL https://shop.eel.co.jp/products/detail/467
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【 イシス編集学校 について 】
2000年6月1日に、松岡正剛が校長をつとめる「イシス編集学校」が、編集工学を学ぶ唯一の場としてインターネット上に開校。
自動配信されるコンテンツを学ぶのではなく、ネット上の「教室」に入り、「師範代」が出す「お題」にそって回答を進め、縦横無尽の編集術のスキルを身につけます。
教室で学ぶ男女はほぼ半数ずつ、年齢は10代から80代に及び、住まいや勤務先は全国、世界各地に広がっています。これまでの総受講者は３万人、育成された指導者数（師範代、師範）は850人（累計）。2022年10月には基本コース【守】が第50期を迎えます。
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【 多読ジム について 】
2020年4月からスタートした新しい読書術コース。出版社とのコラボレーションにより、出版社から推薦された3冊で書評を書くプログラムになっています。
これまで、太田出版、工作舎との連携を経て、2022年秋シーズンは企画第三弾として、春秋社とコラボレーションを展開しています。その成果は遊刊エディストにて発表しています。
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