【イベント】浸る-HITARU soaking time

MIZUKO KAJI X HINOKISOKEN　浸る-HITARU soaking time　2023.11.25(Sat)-2024.3.30(Sat)

檜創建株式会社

2023年11月1日 12時00分

檜浴槽・浴室総合プランナーの檜創建株式会社は、建築家・アーティストの鍛治瑞子氏によるインスタレーション・イベントを開催すると共に、大蔵山スタジオとのコラボレーション浴槽を含む、新作の発表をSTUDIO伽藍裡（東京神保町）にて行います。

　檜浴槽・浴室総合プランナーの檜創建株式会社は、木製浴槽の製造・施工を通して、檜と入浴を未来に向け、さらなる価値探求を目指し、企画・運営して参りました。なかでも、日本的、いわゆる弥生的なシンプルさ、無駄をそぎ落とし、自然に敬意を称す、禊を連想させるようなデザインを深掘りし、「KIYOME」というコンセプトに落とし込み提示できたことは、まだまだ研鑽の余地はあるものの、一旦、ひとつの到達点のようなものが、見えてきた気がしています。

　現在、建築やインテリアの分野では、シンプルかつ素材の美しさをそのまま活かした、いわゆるzenという言葉で一括りされてしまうようなデザインが、国内外で、業界内外で認知され、また世界へ向けても広がりを見せています。

　その一方で、そこからは、ちょっと距離を置いたかのような、全く違うベクトルの表現を模索する動き・デザインが、コロナ禍を通じた感覚や、環境意識も相まって、世の中に現れる兆しを感じます。

　ここで、そういったある意味プリミティブな表現に対して、我々の感覚を少し飛躍させ、太古の人々の入浴に思いを馳せてみようと思いました。その行為は、どのような感覚を伴い、どのような意味があったのでしょうか。もしかしたら「入浴する」という概念すらなく、ただ、何となく自らの体を洗うために水を使い、ただ浸っていたのではないでしょうか。水温を感じる以外に、何を見、何に触れ、何を嗅ぎ、その他にどのような感覚を感じ取り、その時、その水はどのような器・入れ物に入っていたのでしょうか。そんな、太古の感覚・入浴に思いを馳せるような空間、音、光、素材、時間に「浸る-HITARU」インスタレーションを体感いただくことで、先が見えなく、変化の激しい現代を見つめ、かつ強かに、次の時代に備えるきっかけを探りたいと思います。

【イベント概要】

イベント名：「浸る-HITARU soaking time」

会　期：2023年11月25日（土）-2024年3月30日（土）

時　間：10：00－18：00（最終入場17：30）　休館（水・日）及び12/29-1/3　

会　場：STUDIO伽藍裡　東京都千代田区神田猿楽町1-3-1　1F　Tel.03-5577-4326

アーティスト：鍛治瑞子（インスタレーション）

協　力：GALLERYエクリュの森　https://ecru-no-mori.jp/

新製品：角型（コラボレーション：大蔵山スタジオ）、丸型（檜創建オリジナル）

※平日ご予約優先

※土曜祝日　出入り自由

【お問合せ先】檜創建　STUDIO伽藍裡　Tel.03-5577-4326　garali@hinokisoken.jp

https://www.hinokisoken.jp/garali.html

【Reception】

2023年12月8日（金）(開場17：30)　２部入替制【１部：18：00~ / ２部：19：30~】

事前申込制　申込締切2023年11月23日（祝木）※下記QRコードより

【Installation】

建築家・アーティスト　鍛治瑞子　Mizuko Kaji

法政大学・大学院で建築を学んだ後、建築設計事務所、妹島和世＋西沢立衛／SANAAにて、国内・海外のプロジェクトを担当。事務所を退所後、文化服装学院にて服飾を学び、ニューヨークにて劇場系のコスチュームデザインを行う。帰国後独立(Atelier MIZUKO KAJI設立)。空間として表現することを軸に、建築・服飾・舞台、３つの経験を持つからこそ生まれる、それらの分野を横断、融合した作品づくりを行っている。

https://www.mizukokaji.com/

トークイベント（鍛治瑞子氏）

2023年12月8日（金）　開始16：30~

事前申込制　申込締切2023年11月30日（木）※下記QRコードより

（参考画像：鍛治瑞子氏作品）

【Collaboration】

大蔵山スタジオ代表

山田能資 Takasuke Yamada

玉川大学英米文学科、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校グラフィックデザイン科卒業。2008年大蔵山スタジオに入社。国内外のクリエイターとの協業や自社でのプロダクト開発のほか、大蔵山での文化事業「GALLERY LOCI 」を主催するなど、大蔵山の自然に寄り添いながら、山の命を次世代へ伝えることを企業活動の要としている。

会社プロフィール　大蔵山スタジオ株式会社

1887年創業。1970年代よりイサム・ノグチやモノ派の美術家らに注目されはじめ、現在では採掘業の傍ら大蔵山での文化活動にも力を入れている。自社で製造される石や土によるプロダクトを通して、自然と人との結びつきを再認識し、古の人々が持ち合わせていた感覚的なセンサーを呼び戻す機会を提供している。

https://okurayamastudio.com/