NAGANO INTERIOR Salone del Mobile.Milano 2025 14ホールへ進出し新作発表

日本国内の自社工場で全ての家具製造を行っているナガノインテリア工業株式会社(代表取締役社長・永野貴啓)は、2025年4月8日(火)から13日(日)にイタリア・ミラノで開催される Salone del Mobile.Milano / ミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)に出展します。昨年の成功を受け、ナガノインテリアは、一流企業や新進気鋭の企業が出展する14ホールに移り、連日、著名人が登場するトークイベントの来場者でも賑わうアリーナのすぐ後ろにブースを構え、イタリア人デザイナーによる新作や、昨年好評だったスツールの新バージョンと同時に、創業79年を迎える木製家具ブランド、NAGANO INTERIORの製品理念を表現するアイテムを展示します。
■CASTELLO (カステッロ) / ジョヴァンニ・レヴァンティ


NAGANO INTERIORは、美学と機能を兼ね備え、環境負荷の低減に意欲的な現代の生活に適した高品質の木製家具を専門としています。また、ハイエンド市場の様々なニーズに応えるため、サイズ、仕上げ、張り地など、オーダーメードが可能。
今年の新作は、イタリア人デザイナー、Giovanni Levanti (ジョヴァンニ・レヴァンティ)によるライブラリー、「CASTELLO (カステッロ)」。イタリア語で「城」を意味するカステッロは、西洋に昔からあるトランプを積み重ねてお城の形を作る伝統的な子供の遊び、CASTELLO (カステッロ)にインスパイアされたという、非常に独創的なコンセプトを持つ作品で本質的なデザインと多目的な用途を兼ね備えています。「通常の折りたたみ式チェアを見て、2つの要素を重ね合わせることを思いつきました。それは、積み重ね可能な折り畳み式オブジェでライブラリーを作るという可能性を与えてくれました。」1段1段独立して折り畳みとスタッキングができるライブラリーは、重ねたり、並べたり、別々に使うことも、構成して使うこともできます。
棚板が1枚のベーシック・バージョンには、2種類のサイズ展開(60x37xh90cm / 120x37xh90cm)。かなりの重量がかかるように設計されているにも関わらず、開いているときも閉じているときも軽くエレガントなのが特徴です。
SDGsへ取り組むNAGANO INTERIORは、輸送コストと環境負荷を低減する折りたたみ製品の開発に取り組んでいます。輸送効率を最適化することでミラノサローネのような国際市場での競争力を維持することができます。
■COUPÈ (コッペ) – 国産材「クス (楠)」が仲間入り

もうひとつのミラノサローネの主役は、昨年大好評だったスツール、COUPÈ(コッペ)。従来の樹種に、新しく国産のクス(楠)が加わりました。クス(楠)は宮崎県が原産で、邪気を祓う神聖な木として多くの聖域に植えられています。座面は布張りで、高さに68cm が加わり全6種類(43、48、53、58、63、68cm)。多機能で軽く、人間工学に基づいたCOUPÈ(コッペ)は、キッチン、書斎、バスルーム、バー、リビングなど、様々な場所で理想的なソリューションを提供します。新バージョンのスツールは、カラフルなファブリックと天然皮革から選べるソフトな布張りのシートと、5色のウレタン塗装を施したクス(楠)のフレームを組み合わせています。

今回、ミラノサローネに出展するにあたり、塗装色11色に、それぞれ和にちなんだ名前をつけました。新しく仲間入りしたクス(楠)の塗装色は、MUGI、MISO、KOME、SOBA、KUROGOMAの5色展開です。
また、樹種は6種で、ウォールナット、ブラックチェリー、ホワイトオーク、クス(楠)、レッドオーク、ハードメープルです。

NAGANO INTERIOR
Salone del Mobile.Milano 2025
開催概要
会期:2025年4月8日(火)〜13日(日) 9:30 – 18:30
会場:Fiera Milano, Rho / ロー・フィエラミラノ
ブース:Hall 14- E40
画像使用の際は必ず指定のクレジットを明記ください。
NAGANO INTERIOR_ph_ToLoLo studio
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■プロダクトデザイナー

CASTELLO (カステッロ)
Giovanni Levanti (ジョヴァンニ・レヴァンティ)
www.giovannilevanti.com/en/
パレルモ出身。建築学科卒業後、ミラノへ。アンドレア・ブランツィのスタジオとコラボレーション。作品はすぐに認められ、高く評価された。12 New Memphis展に参加し、カッシーナ、エドラ、フォスカリーニ、カンペッジといったイタリアの有名デザイン・ブランドが彼の初期のプロジェクトをカタログに掲載した。レヴァンティは、直感と厳密さの間の継続的な参照に基づく手法を通して、家庭の快適さを一新するために、さまざまな可能性と新しいタイプの家具を探求。常にビジョンと現実、ユートピア的なアイデアと製品のバランスを保っている。レヴァンティのプロジェクトは、ミラノ・トリエンナーレのパーマネント・デザイン・コレクションや、モントリオール美術館、モントリオール芸術センター、パリのポンピドゥー・センターのパーマネント・デザイン・コレクションに収蔵されている。
デザインプラス賞(2000年、フランクフルト)、第22回CDIMプロフェッショナル・デザイン賞(2004年、バレンシア)入選。第14回ADI コンパッソ・ドーロ賞 (2001年ミラノ)。
2007年パレルモ・デザイン・ウィークにて、マッシモ劇場のカフェ・レテラリオで初の個展を開催。2010年、大規模な展覧会が、ミラノのFabbrica del Vapore内 Careof/Viafariniギャラリーでベッペ・フィネッシのキュレーションにより開催。2014年、パラッツォ・アグリアルディで開催されたディモーレデザイン・ベルガモの一環として「Il Candore Umano」展を開催。現在、ミラノのブレラ美術アカデミー講師。

COUPÈ (コッペ)
HISAO HARA (原 久雄)
www.hara-design.net/
福岡市出身。金沢美術工芸大学工学デザイン科卒業後、天童木工商品開発室勤務を経て、1988年 原デザイン室を設立する。家具を主としたプロダクトデザイン、VI&webデザイン及びAD。主張する作品を目指すことより、永く使われる製品となることを絶えず意識して、必要とされるモノを作っている。2005年 – 2017年、福岡デザイン専門学校講師を務める。
ウィンザー回転チェアDC341 グッドデザイン賞受賞(2016年)、COUPÉ(コッペ)スツールSC338 グッドデザイン賞受賞(2016)、COUPÉ(コッペ)スツールSC338 A’Design Award 金賞受賞(2016)

福岡県朝倉市に拠点を置く家具メーカーとして1946(昭和21)年に生まれたナガノインテリア工業は、会社と社員が感謝と奉仕の心で互いに支え合いながら、社会からも信頼される人づくり、ものづくりを追求し続けています。「和」の精神と文化を、家具づくりを通して伝えることで、社員とお客さまの物心両面を豊かにすることを使命に企業活動を行っていきます。
会社概要
会社名 : ナガノインテリア工業株式会社
代表取締役 : 永野貴啓
所在地 : 〒838-0068 福岡県朝倉市甘木2153
創業 : 1946年2月11日
事業内容 : 家具を主体とするインテリア商品の開発・製造・仕入れ及び販売
取扱品目 :リビング・ダイニングセット・シェルフ等
資本金 : 50,000,000
従業員数 :160人(2025年3月現在)
URL : https://www.nagano-interior.co.jp/

COMPANY HISTORY
変わりゆく時代の変わらない本質
創業者の永野良蔵氏(1918-2001)が、自然豊かな甘木の地で家具製造業を始めたのは、終戦から間もない1946年のことです。端切れ一本まで無駄にしない“味噌こし経営”を徹底し、求められれば北九州までリヤカーで家具を運びました。その熱意と堅実着実な経営によって、60年代頃には業界有数の生産規模を有するまでになり、製品は広く全国の顧客に認められるようになりました。創業から78年経った今も、本質は変わらずに、時代に即した新たな展開に取り組んでいます。1946年、創業当時は、書棚や学校用の机や椅子などを製作していました。高校で家具作りを学んだ永野良蔵氏はちゃぶ台とタンスしかなかった時代に学校の図書館にある本棚に目をつけ、釘を使用せず木だけで組みあげ、かつ、強度も伴う「ほぞ」という組み立て方法を導入し製造しました。1950年代、暮らしの洋風化に伴って洋家具に取り組み、座の縫製・張りも手がけるようになりました。1960年代、家業から企業へ、公団住宅に合わせたコンパクトなダイニングセットや応接家具の開発に伴い、工業化、近代化に非常に長けた永野良蔵氏が、業界でもいち早くヨーロッパへ出向き、時代を先取りして当時の近代的な設備を導入し、他社が1日10点製造するところ、NAGANO INTERIORでは20-30点製造し、日本の高度経済成長と共に成長しました。時は流れ、2000年代 、7年続いた不況の後、一発逆転を狙うのでなく、足元から変えるという3代目社長 永野貴啓氏(当時、開発部門)の鋭い着眼点により、工場を立て直し、見事、企業再生を成功させました。そして、現在、ライフスタイル提案型メーカーとして販売店とブランディングを展開。生産面でも、小ロット生産をさらに強化するための設備を導入。ひとつひとつのオーダーに応える体制づくり、One Order, One Story ~時をかさねて、愛着をはぐくむ家具~に力を入れています。
NAGANO INTERIOR サステナブルの取り組み
限りある木材資源の廃棄ゼロを目標として、製造過程で発生する端材や短材はテーブルやソファの構造などに活用。さらに細かな端材や粉塵は全て工場のボイラーで燃焼し、その熱を塗装の乾燥や暖房のエネルギーとして活用しています。ボイラーから発生する煙に含まれる様々な物質は、専用水で5層にろ過し、固形の廃棄物として処理するため、工場の煙突から大気に放出されるのは水蒸気のみとなります。また 200ha の森林を管理し、太陽光発電も年間約 44 万 kwh を実現するなど、環境へ配慮した製品作りに会社全体で取り組んでいます。





本件に関するお問い合わせ先 pressmilano | 山本幸 info@pressmilano.com t.+39.392.5979612 (Italy)
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