“スクランブル交差点”や“道頓堀”での撮影が自由自在、都市の街並みを完全再現した「CAD CENTER library」を公開
キャドセンターと連携し、“東京・渋谷”や“大阪・道頓堀”などの3DCG背景を新たに追加
映像業界における長年の課題として、日本国内で撮影ニーズのあるロケーションは様々な規制やリスクがあるため、CMや映画、ドラマ、ミュージックビデオなどの映像撮影が困難です。その課題に対応するため、このたび、CAD CENTERが提供する“都市データとしての正確さ”と“フォトリアルな表現のリアルさ”を追求した3Dデータソリューション「メタバース・スマートシティ」を活用し、“東京・渋谷のスクランブル交差点”や“大阪・道頓堀の戎橋”といった日本を代表するロケーションで、時間帯やアングルを自由自在に、思い通りの撮影・演出ができる3DCG素材「CAD CENTER library」を加えました。
すべての素材はUnreal Engine 4(※2)で開発され、インカメラVFX撮影に対応しており、メタバース プロダクションが提供するPXサービス[Virtual House Studio]として利用可能です。
CAD CENTER library 3DCG背景素材 ラインナップ
スクランブル交差点
スクランブル交差点(夜)
道頓堀戎橋
道頓堀戎橋(サイバー)
東京都港区上空(夜)
横浜上空(夜)
<志賀 恒治(CAD CENTER)のコメント>
狭域、広域とも、地図や測量情報、取材写真をベースに、実在する街並みを構築しています。アセット単体だけでなく、リアルロケーション撮影との組み合わせ利用、あるいは、室内や車上、機上からの窓外風景など、“背景の背景”としての可用性も想定できます。
今後、「CAD CENTER library」第2弾として、Unreal Engine 5.1にバージョンアップした3DCG背景素材を追加する予定です。“映像制作の新たな選択肢”として選ばれ続けられるよう、Production Transformation(映像制作トランスフォーメーション)につながるPXサービスの拡充・拡張に努めてまいります。
※1 インカメラVFX:
大型LEDディスプレイに3DCG素材や映像などを背景として投影し、LEDの前にある被写体と同時に撮影するバーチャルプロダクション手法のひとつ。カメラの位置はリアルタイムでトラッキングされ、同期されたリアルタイムレンダリング映像と組み合わせることで、カメラワークに追随して背景CGも変化し、まるで被写体が実際のロケーションにいるかのような映像をスタジオ内で撮影できる。
※2 Unreal Engine:
Epic Games社が開発し、フォトリアルなビジュアルと没入的体験を作り出す、リアルタイム3D制作プラットフォーム。ゲーム開発をはじめ、建築や映像などさまざまな業界で使われている。
株式会社キャドセンターについて
3DCG技術をベースにした映像、静止画、インタラクティブコンテンツ、VRコンテンツ、シミュレーション制作関連のビジュアライゼーション環境の構築・提供。全国の都市・港湾3Dモデル上への各種データ可視化による都市DXの企画・コンテンツ制作。上記にともなうモニタ、PC、各種センサー等のハードウエアの選定、設置、販売および保守運用。
https://www.cadcenter.co.jp/
メタバース プロダクションについて
テクノロジーを駆使し、映像制作ワークフローにおける“温室効果ガスの削減”と“プロセス効率化”を目指す、東北新社、電通クリエーティブX、ヒビノ、電通クリエーティブキューブ、オムニバス・ジャパンによる共同プロジェクト。メタバース内で映像制作が完結する未来を見据え、バーチャルプロダクション撮影(インカメラVFX)の普及・推進や各種サービス開発・提供を進めています。
https://metaverse-px.com/
Unreal Engineは、米国およびその他の地域における Epic Games, Inc. の登録商標または商標です。
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