【脱炭素化の新たな一歩】グリーン鋼材初採用の一般貨物船竣工
グリーン鋼材を使用し新設計居住区を設けた一般貨物船「新生丸」が竣工しました

2025年6月20日、有限会社新生海運(本社:広島県呉市)は、JFEスチール株式会社のグリーン鋼材「JGreeXⓇ」を初採用した一般貨物船として竣工しました。JFE物流株式会社(本社:東京都千代田区)の運航のもとで航行する鋼材運搬船となります。

概要
新生丸は株式会社波方造船所(本社:愛知県今治市)にて建造(2025年5月29日進水)した総トン数499GT型一般貨物船※1です。当該船舶は初代から数え5代目の新生丸としての代替建造※2となり鋼材運搬に特化した仕様で建造されています。
特徴としてグリーン鋼材を使用した船体で設計されており、これにより船舶輸送単体ではなく物流全体での脱炭素化に寄与するとともに運航における省エネ・高効率化を目指し建造されました。尚、内航船省エネルギー格付けにおいて、5つ星を取得しております。
居住区は新設計を行いクルーの育成枠と女性対応を考慮し8部屋を設け、その内3部屋はトイレとシャワーが室内に備えられています。また各最新設備に加え、(株)SIM -SHIPの各種モニタ、主機の海陸遠隔監視機能(AE-Dr.)、バラスト遠隔操作装置(喫水計含)、低負荷時省エネ対応ウインチ・ウインドラスや生分解性潤滑油(一部)などを採用し省エネ・労働負荷軽減を目指しています。
※1総トン数が499t以下で1,600t程度の貨物を輸送可能な船舶。
※2運航・所有船舶の入れ替わりで新船が建造されることを代替建造(リプレイス)という。




新生海運 とは
1940年広島県呉市にて創業、1969年設立。1971年より鋼材輸送(用船)を開始した。設立当初より今般船舶にかかる取引を開始している。現在、グループ全体(エヴァラインなど)では船で運ぶには珍しいジャガイモを冷暖房設備を備えた船で運ぶ「ポテト丸」をはじめ、鋼材、コンテナ、ばら積み品、木材などの船舶輸送を行い近年では国内で船舶7隻を運航しながら貨物輸送を行っている。
▪️問い合わせ先
有限会社新生海運
https://www.evahline.jp/fleet/fleet-category/sinseikaiun/
info@kaiunss.com
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