VRを用いた建築アーカイブについて考えるトークセッション:「Matterportによる建築アーカイブの可能性」(2023年3月1日@村野藤吾建築=日本基督教団南大阪教会にて)
デジタルツイン・建築VRの可能性について、建築史xメディアxアーカイブxイラストレーションの観点から考えます。
建築アーカイブの可能性」を考えるトークセッション開催
Talk Session, 「Matterportによる建築アーカイブの可能性」
日時:2023年3月1日(水)19時~
会場:日本基督教団 南大阪教会(大阪市阪南町1-30-5)
https://www.mochurch.net/
一般社団法人MicroHeritageでは、窓研究所の助成受け、鯛よし百番、満すみ、源ケ橋温泉、寺西家長屋、奥野家住宅、鶴身印刷所、イコマビルヂングなど、個人所有の登録文化財、未登録の歴史的建築物をVR撮影してきました。これら、今年度の取り組みの報告と、今後の展開を考えていくことを目的にトークセッションを開催します。
町中の小さな文化遺産(=MicroHeritage)が減少してくなか、デジタルデータとしての記録・保存、リノベーションなどの展開に活用できるツールとして、VRの可能性について考えていきます。
登壇者:
・高岡伸一(近畿大学建築学部 准教授)
・徳永雄太(ARCHI HATCH株式会社 代表取締役)
・足立光(株式会社電通 Dentsu VR Plus 代表)
・コジマユイ(近代建築画家/建築イラストレーター)
コーディネーター:
・四井恵介(一般社団法人MicroHeritage)
協力:
・中山 智博(exAgent)
※参加無料ですが、人数把握のため、以下より申し込みお願いします。
https://mh20230301.peatix.com/
MicroHeritage Collection in Osaka
MicroHeritageによる建築VRアーカイブコレクションです。
アーカイブという側面を意識し、アーカイブ専用ツールであるOmekaをベースに作成しています。
イケフェス大阪2022の連携・関連企画としても取り上げられました。
MicroHeritage とは
私たちは、近現代史に登場するような遺構とは異なり、人々の日常の中にあった建物は遺されることなく解体され、歴史の藻屑として消えていきます。そんな現代に生きる我々が忘れかけている生活に根ざした建物や文化を“小さな文化遺産(=MicroHeritage)と名付けました。
小さな文化遺産は都市開発など街がアップグレードされるにつれて、消えていく運命にあります。防災対策などのために街を更新していくことはもちろん不可欠ですが、生活に根ざした建物をただ壊すのではなく、壊す前に記録し、大切なものとして次世代に継承していくことも、社会価値の創出という面では同じぐらい重要なことです。
建物だけでなく、日本の地方には祭りや風習など、それぞれの地域で育まれてきた豊かな無形文化もあります。これらも人口減少、新たな法制度(過剰な規制)の影響を受けて、徐々に失われ始めています。こういった生活に根ざした文化を何らかの形で継承していく仕組みづくり行っていきます。
一般社団法人MicroHeritage について
当法人は、生活に根ざした建物や文化を小さな文化遺産等(以下「MicroHeritage」という。)として調査研究、保存、活用等することを通じて、文化及び学術の向上発展に寄与するとともに、それを次世代に継承していくことを目的として2022年9月に立ち上げました。
MicroHeritageという考え方を広く共有していくため、次の事業を行っていきます。
- MicroHeritageに関する資料収集及び調査研究事業
- MicroHeritageの保存・継承事業
- MicroHeritageの保存・継承に関するコンサルティング
- MicroHeritageに関する刊行物及びデジタルコンテンツの企画・編集・出版
- その他当法人の目的を達成するために必要な事業
一般社団法人MicroHeritage
大阪市阿倍野区阪南町1-50-3
https://micro-heritage.jp/
代表理事 篠原 匡
代表理事 杉浦正彦
代表理事 四井恵介
窓研究所の助成を受けて実施しています。
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