「常磐線舞台芸術祭 2023」クラウドファンディングスタート!舞台で「つなぐ、」初開催の芸術祭にご寄付を。
運営資金の一部【1,000万円】のご寄付を募るクラウドファンディング(期間:2023年7月20日(木)〜8月14日(月))に挑戦 !
7月31日(月)にいよいよ開幕する常磐線舞台芸術祭は、震災直後に福島へと活動の拠点を移したプログラム・ディレクターの柳 美里が発起人となり2018年に計画をスタート、コロナ禍での中止を経て5年ごしで実現します。福島県を中心とした常磐線沿線の各地を会場に、14日間に渡って23のプログラムを実施。東日本大震災によって被災し、未だその爪痕が残る地域で、本来の美しさや魅力を再発見し体感してもらうことを目的とした芸術祭です。
芸術祭の予算は各種助成金や70社を超える企業からの協賛金で賄われますが、開催地域が広範囲に渡り、安定的に運営するための費用に不安が残る状況です。
来場者に安心して楽しんでいただくため、また安全な運営のために、この度クラウドファンディングに挑戦いたします。
また、芸術祭事務局の一員である特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンが実行者となるため、今回のクラウドファンディングを通じていただいたご寄付は税制控除を受けることができます
クラウドファンディング概要 ・プロジェクトタイトル:福島を再発見し「つなぐ、」 常磐線舞台芸術祭の立ち上げにご寄付を ・URL:https://readyfor.jp/projects/jobanline-paf ・実行者:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(常磐線舞台芸術祭) ・目標金額:1,000万円 ・形式:All or Nothing形式 ※期間内に集まった寄付総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が寄付金を受け取れる仕組みです。 ・公開期間:2023年7月20日(木)10時 〜 8月14日(月)23時 ・資金使途:フェスティバル運営費用 ・常磐線舞台芸術祭 公式サイト https://joban-line-paf.jp/ |
ご寄付の使いみち
・ 会場運営人件費 :劇場内の観客誘導などの人員手配
・ 野外会場警備外注費 :野外会場の周辺警備の委託
・ ガイドブックの作成 :芸術祭のすべてのプログラムの開催場所や内容を示したもの
常磐線舞台芸術祭とは
常磐線舞台芸術祭は福島県を中心とした常磐線沿線で繰り広げられる舞台芸術の祭典です。初回テーマは、「つなぐ、」。
震災が残した爪痕は、大小そして内外を問わず様々な「分断」を生み、未だその影を落としています。
舞台芸術の力をもってその分断を少しでも「つなぎ」それぞれが手繰り寄せ、地域のもつ本来の美しさや魅力を再発見し体感してもらうことを目的とした芸術祭です。
いま、ここで、舞台芸術に何ができるのか? それは、隔てられているものを、どうしたらつなぐことができるのか、という問いでもある。 線と言う言葉は、分断や対立に用いられるが、糸と泉で成り立っていることから、人間の本源が対立ではなく、混じり 合うところにあるということを表している、とわたしは思う。 立場や考え方によって隔てられていても、わたしたちは互いに重層して関連し合う空間と時間の中に生まれ、 食べ、暮らし、そして死んでいく。 先ず、つなぐ、という意志を持つ。 つなごうとした指先が届かなかったとしても、つないだ後に再び隔たりが生じてしまったとしても、 わたしから出発してあなたへと向かう、その軌跡が糸となり泉となり得るのではないか? プログラム・ディレクター 柳 美里 |
【常磐線舞台芸術祭 2023 概要】
●開催期間:2023年7月31日(月)〜8月13日(日)
●開催地:福島県、宮城県、茨城県内常磐線沿線、他
●プログラム・ディレクター:柳 美里
●フェスティバル・コーディネーター:平田オリザ
●プロデューサー:鄭 慶一、柳 丈陽
●実行委員:小松理虔、相馬行胤、平田オリザ、古川日出男、柳 美里、和合亮一、いわき芸術文化交流館アリオス
●参加団体・アーティスト:
青森中央高校演劇部/福島県の高校生たち/尾崎世界観(クリープハイプ)/小松理虔/後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)/佐藤厚志/青春五月党/青年団/田島貴男(Original Love)/津村禮次郎/畑澤聖悟/福名理穂(ぱぷりか)/古川日出男/堀川 炎/Miya/ 森 幸彦/山本卓卓(範宙遊泳)/柳 美里/和合亮一/渡辺源四郎商店/他
●公式ウェブサイト:http://joban-line-paf.jp/
●主催:常磐線舞台芸術祭実行委員会、一般社団法人常磐線舞台芸術祭、一般社団法人OSPA
実現したい未来
我々は、常磐線舞台芸術祭を新たな地域の価値となるように育てていきたいと思っています。
今もなお県外から「福島」をはじめとしたこの地域を見たときに、純粋な土地の魅力を持って語られることは少ないように思います。震災、被災地、原発などのイメージではなく、美しいもの、楽しいもの、人々が集う場所がある土地としてこの常磐線沿線エリアをとらえたり、訪れる人が増えても良いはずです。
この芸術祭では舞台芸術を通して、あるいはきっかけとして、今ある場を感じ、来訪者それぞれが直接に出会ってほしい。その出会いが、新たな地域の価値を形作っていくことへのきっかけとなる芸術祭にしていきたいと思います。
このクラウドファンディングの実施主体である特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンでも東北での支援に継続的に取り組んできました。この芸術祭を通してより多くの方がこの場所を訪れ、感じ、何かの反応が生まれることで、文化が醸成され、地域の復興と活性化につながることを目指しています。
実行委員コメント
小松理虔(地域活動家)
常磐線舞台芸術祭実行委員の小松理虔です。自分の地元で、このようなすばらしい舞台芸術を皆さんにご披露できること、うれしく思うとともに身の引き締まる思いです。多くの関係者の皆さまのご協力で、ここまでたどり着きました。御礼申し上げます。ここに至るまでも、すでにみなさんから多大なるご支援を頂戴しているところですが、今一度、皆さんのお力をお借りしたく、クラウドファンディングを行うこととなりました。さらに充実したプログラムにして参ります。皆さまからのご支援、よろしくお願いします!
< 動画コメント >
相馬行胤(相馬中村藩 34 代当主)
本年は私ども相馬家がこの地とのご縁を頂いてから700年という月日を過ごした節目の年です。
そんな節目の年にこの地から常磐線舞台芸術祭という新しい文化が生まれます。
是非皆様と共に700年の歴史と新たな一歩を踏み出す物語を共有出来ればと願っております。
様々な経験を積んだこの地だからこそ、ここでしか味わえない感動があろうかと思います。
常磐線舞台芸術祭の開催にあたり行うクラウドファンディングへのご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。
平田オリザ(劇作家・演出家・青年団主宰)
途切れ途切れになってしまった地域と、そこに住む、そこに住んでいた人々の心を、物語の力で、少しずつつないでいければと願っています。唱歌「汽車」の一節、「闇を通って広野原」の通り、長い闇を抜けて言葉の光が差し込むような演劇祭になればと思います。
< 動画コメント >
和合亮一(詩人)
震災から10数年の歳月が流れました。本年は13回忌の年。今こそ、大きな傷を抱えた場所から、海から、空から、大地から、広い世界へと発信の扉を叩く時であると福島人の一人として感じています。「常磐線舞台芸術祭」には、今を生きる私たちのかけがえのない現在があります。それぞれの心の常磐線に、そこを確かに進んでいく列車の窓に、共に美しい明かりを灯しましょう。ご支援・ご協力を、よろしくお願いいたします。
いわき芸術文化交流館アリオス
いわき芸術文化交流館アリオスは、福島県いわき市の公立文化交流施設として、これまで芸術文化の力を信じて様々な事業に取り組んできました。今回、この「常磐線舞台芸術祭」をきっかけに、いわきで紡いできた縁を、常磐線を伝ってさらに広げていきたいと思っています。 7月末から8月中旬にかけて、演劇をはじめとする様々な舞台芸術が常磐線沿線に集います。どうぞ多種多様な舞台芸術と、豊かな自然をお楽しみください。皆さまとこの土地で出会えること、心から楽しみにしています。
ピースウィンズ・ジャパンについて
常磐線舞台芸術祭の事務局には、「海外人道支援」、「災害支援」、「保護犬事業」、「地域再生事業」などを展開する特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンが参画しております。そのため、今回のクラウドファンディングを通じていただいたご寄付は税制控除を受けることができます。
ピースウィンズ・ジャパンは1996年に設立され、25年以上の支援実績や高い専門性をもとに、これまで世界36の国と地域で支援活動を実施しました。
■ 必要な人々に、必要な支援を
ピースウィンズはこの合言葉のもと、国内外を問わず、あらゆる社会問題に取り組んでいます。PWJの活動は大きくわけて、「海外人道支援」、「災害支援」、「保護犬事業」「地域再生事業」の4つに分類することができます。
■ 東日本大震災から福島の復興へ
ピースウィンズは、東日本大震災の発災直後から、様々な支援を展開してきました。食料や生活用品等、様々な支援物資の提供に始まり、主幹産業である漁業の再開支援や地域コミュニティの絆を取り戻すサポート等、その時々のニーズに応じて多岐にわたります。現在でも、実行委員の相馬行胤氏らとともに、福島県に残る馬事文化を活かした地域の絆づくり支援を行っています。本プロジェクトも東日本大震災からの復興支援の一環として取り組んでいます。
詳細はこちら→https://peace-winds.org/
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