エントリー締切間近!ローカルの実践知を学び合う新たな生態系 LIVE DESIGN School
2023年春に始まり、270名を集めた学びの場が、新たに始まります。参加者は、デザイナー、事業者、行政職員、ビジネスパーソン、経営者、学生など多様です。友情出演に、日本デザインセンターの原研哉さんも。

🏃LIVE DESIGN Schoolとは?
LIVE DESIGN Schoolは、地域における「広義のデザイン」について、現場の実践知をともに学び合い、アクションしていく集いです(運営:株式会社 出雲路本制作所 / 京都市 / 代表中井きいこ)。
1期となった2023年度は、個人170名、組織枠9社(100名)の合計約270名が参加し、1年後の今春までに参加者のさまざまな変化がありました。ローカルプレイヤーたちの集合知が共有される場にもなっています。
2024年度のエントリー締切は4月29日(月)です。
🏃本スクールの醍醐味
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これまで地域に根付いて活動してきたデザイナーたちの生々しい実践知を知れること
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リードデザイナー(講師)たちも最前線で学び合うこと
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各地のユニークなプレイヤー同士が連携していくこと
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ローカルに関わる機会がひらかれていること
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レクチャーだけではなく、実地プログラムが豊富なので、学びの深度が生まれること 等
🏃参加対象
デザイナーだけではありません。2023年度は、デザイナーの参加は1/3ほどで、残りは行政職員、教員、ビジネスパーソン、学生、経営者、無職、など多様な属性の方々が10代から60代まで参加しました。
🏃2023年度に生まれた動き
1年間のプログラムを経て、移住や就職、独立、新規事業づくり、などの動きが生まれています。ここでは、世代別に一部の例をご紹介します。





[学生]
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就職先に悩み続けていたが、フィールドワークをきっかけにリードデザイナーのもとにデザイナーとして就職。滋賀から大分へ移住。
LDSでの広がりをきっかけに、スクールの発端となった書籍『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』の著者のもとへ就職。大阪から岐阜へ移住。
LDSでの出会いから、大学を休学し「アナザージャパン」のデザイナーとして福岡から上京。
リードデザイナーの紹介で、伝統工法の大工として丁稚奉公に。山形から京都へ移住。
LDSに入る前から決まっていた広告代理店にこの春就職。一方ではLDSで各地のフィールドワークに参加し、ローカルのリアリティを目の当たりに。組織の論理と地域の論理を両方とも大事にしながら、自分ならではのキャリアを歩き始めた。
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リードデザイナーから誘われ、新たなお祭り「郡山からっぽ祭り」主催チームに学生で参加。企画から当日の運営まですべて主体的に関わることができた。
[20代]
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新卒1年目の若手が、リードデザイナーのもとにクリエイティブディレクターとして就職。京都から福島へ移住。
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フィールドワークきっかけにその地域に興味を持ち、リードデザイナーが関わる現地のスクールにジョイン。その後、この春に福岡から福井へ移住。
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商工会議所で活動するデザイナーが、参加者プレゼンのプログラム「アクションシェア」に参加し、行政とデザインの現場での悩みや挑戦についてプレゼン。フィードバックを得て、継続的に実験中。
フィールドワークでの実感を経て、自分が所属する会社に興味が湧き、組織の中でよりおもしろいことを立ち上げるべく模索中。
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京都の山間部にセレクトショップを構える店主が、リードデザイナーやLDSメンバーの訪問とフィードバックを経て、よりよいお店になるようブラッシュアップ中。 等
[30代]
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フィールドワークをきっかけに、リードデザイナーとプロジェクトで協業することに。
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独立・移住直後の不安の中LDSに参加。自分がやりたいことをクリアにするきっかけになった。
地元での活動を考えていたところで、参加者プレゼンのプログラム「アクションシェア」にてプレゼンし、現在は地元の住職なども巻き込みながら、プロジェクトを推進中。
インターンプログラムを経て、リードデザイナーと継続的に仕事で関わる機会を得た。
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フィールドワークの参加をきっかけに、大企業に所属しながら、地元にも少しずつ関わる機会を得るように。
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休職中のタイミングでLDSに参加。ローカルに対する興味が湧いて、自分のルーツがある地域に仮住まいしつつ、設計事務所の仕事にも関わるように。
LDSでの学びも影響して、長らく憧れていた分野でのデザインの仕事に転職。
リードデザイナーのレクチャーに影響を受けて、会社を辞めて独立を決意。デザイナーとして地域で独り立ちした。 等
[40代〜]
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自営業のデザイナーが、リードデザイナーとのご縁で、ずっと関わりたかった地域で仕事をするように。
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リードデザイナーが主催するデザインスクールに影響を受け、自分の地域でも展開予定。地域と地域が直接つながるように画策中。
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リードデザイナーの紹介で、地域の事業者のリブランディングに関わるように。ゆくゆくは移住を検討中。 等
🏃なぜいま、地域とデザイン?

日本各地で地域に根付いて活動するデザイナーたちが自ら筆を取った書籍、『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』。2022年春の発刊後、全国24か所でのトークイベントキャラバンを経て、学校として生まれ変わりました。ここに関わるデザイナーたちは共通して、グラフィックやウェブデザインなど「狭義のデザイン」にとどまらず、販路開拓や店舗経営、クライアントの事業計画づくりなど「広義のデザイン」を自ら使いこなしています。
その背景にあるのは、いま各地で「広義のデザイン」が必要とされている状況です。本スクールメンバーの一人・TSUGIの新山直広さんが提唱する「インタウンデザイナー」*1という役割は、経産省により「デザインがわかる、地域がかわる ~インタウンデザイナー活用ガイド~」*2としてまとめられ、国策にもなっています。過疎や人口減少、円安などによりその土地ならではの資源が次々途絶えていく現代社会において、単発的/突発的ではない、継続的なデザイン思考を活用して地域課題を解決していくプレイヤーが今求められていると言えるでしょう。
*1:「インハウスデザイナー」から派生したもので、広義のデザイン視点を持って、その土地の資源を活かした最適な事業を行うことで、地域をあるべき姿に導く人。
*2:https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/human-design/guide_IntownDesigner.pdf 令和4年度地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業(地域課題とデザイン人材のマッチング促進事業)2023年10月
🏃リードデザイナーって?
本スクールでは、参画するデザイナーたちを「講師」とは呼ばず、先導してくれる立場として「リードデザイナー」と呼んでいます。

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新山 直広 福井県鯖江市/TSUGI llc. 代表
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坂本 大祐 奈良県東吉野村/合同会社 オフィスキャンプ 代表
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迫 一成 新潟県新潟市/hickory03travelers、合同会社アレコレ 代表
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福田 まや 大分県耶馬溪町/星庭 代表、テンポラリ耶馬溪 代表
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小林 新也 兵庫県小野市/合同会社 シーラカンス食堂、島根県温泉津町/合同会社 里山インストール 代表
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佐藤 かつあき 熊本県熊本市/株式会社 かつあき 代表、一般社団法人 BRIDGE KUMAMOTO 代表
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堀内 康広 兵庫県神戸市/トランクデザイン株式会社 代表取締役
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吉野 敏充 山形県新庄市/吉野敏充デザイン事務所 代表
羽田 純 富山県高岡市/株式会社 ROLE 代表取締役
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佐藤 哲也 福島県郡山市/Helvetica Design株式会社 代表取締役
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稲波 伸行 三重県菰野町/株式会社 菰野デザイン研究所、愛知県名古屋市/株式会社 RW 代表
🏃実際にどんなプログラム?
*全てのブログラムにおいて、意欲や忙しさに応じて参加回数を選択できます。
Phase01 知る|レクチャー
参画するデザイナーの拠点で、これまでの活動や今後のビジョンなどを聞きながら、集まったメンバー同士でトークします。
Phase02 深める|フィールドワーク
参画デザイナーの拠点地域に3日間滞在します。関わる仕事やプロジェクトを見たり、その土地の伝統や文化に触れたり、そこに暮らす方々のお話を聞いたり。地域からの信頼ある彼ら彼女らだからこそ、普段はなかなか聞けないお話や訪問先が盛りだくさんの内容です。
Phase03 実践する|プロジェクト
参画デザイナーが発案するプロジェクトに参加し、数ヶ月かけて実際にプロジェクトを推進していきます。
Cotents01 伝える|アクションシェア
参画デザイナーや他の参加者に、自身の活動 / 事業の構想(これからアクションすること)について発表できる機会です。発表の前後には、運営メンバーを中心に壁打ちの機会もあります。
Cotents02 そもそもを知る|ゲストトーク
金融、経済、環境、政治など、改めて「そもそも」を学びたいテーマについて、専門ゲストをお迎えするトークプログラムです。一夜限りのディスカッションをお楽しみください。


地域をフィールドに、活動 / 事業 / 暮らしをつくりたい人が集まるこのスクールに、ぜひ参加してみませんか?
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