個人投資家のお悩みランキング1位は何を買うかよりも「いつ売るか」
800人の個人投資家を対象に、株式投資にあたって「どんな情報を知りたいのか」「どんなことに悩んでいるのか」を調査
受講者数90万人を突破したオンライン株式スクール「株の学校ドットコム」(運営会社:株式会社トレジャープロモート、東京都千代田区、代表取締役社長:瀬川 丈)では、全国の個人投資家800人を対象に、株式投資にあたってどんな情報を知りたいか、また、どんなことに悩んでいるのかについてアンケート調査を実施しました。
その結果、「知りたい情報」で最も高くの回答を集めてダントツ1位となったのは「いつ売ればいいか(売り時)」でした。2位には「いつ買えばいいか(買い時)」が続き、3位に「買うべき銘柄や商品」が入りました。多くの投資家が、どれを買うかよりも売買のタイミングについて知りたいと思っていることがわかりました。
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【調査概要】
調査対象:全国の株式投資に取り組む個人投資家
調査期間:2025年1月31日
サンプル数:800人(男性397人、女性403人)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社トレジャープロモート
※「株の学校ドットコム」では個人投資家を対象としたアンケート調査を継続的に実施しています。過去の調査結果などは、こちらをご参照ください。https://www.kabunogakkou.com/media/category/voice/
※本調査について記事等に引用いただく際には、「株の学校ドットコム」(https://www.kabunogakkou.com/)へのリンクを設定いただけますと幸いです。
個人投資家が知りたい情報、ダントツ1位は「売り時」
株式投資に必要とされる知識は多々ありますが、個人投資家が特に知りたいと思っているのはどんな情報でしょうか。本調査では「買うべき銘柄や商品」「今後の相場動向」「どうすれば勝てるようになるか」など、合計10の選択肢(「特に知りたいことはない」「その他」を含む)を用意し、複数回答で選んでもらいました。
その結果、最も多くの人が選んだのは「いつ売ればいいか(売り時)」で、376人(47.0%)の回答を得ました。すべての選択肢の中で唯一4割を超え、ダントツの1位と言っていいでしょう。
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2位は「いつ買えばいいか(買い時)」で309人(38.6%)、3位は「買うべき銘柄や商品」の290人(36.3%)でした。また、「特に知りたいことはない」と回答した人は92人(11.5%)でした。
この結果を経験年数で分類してみると、「いつ売ればいいか(売り時)」は、3年未満の初心者から20年以上のベテランまですべてで1位となっており、特に20年を超えるベテランでは56%もの人が選んでいます。
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反対に経験年数が長くなるほど回答率が低くなった項目のひとつが、「資金を増やす方法」です。10年未満までの人ではそれぞれ3割近い回答がありましたが、20年以上では1割を切る8%にまで下がっています。「株の知識やスキルの身につけ方」も、10年までは3割を超えるものの、20年以上の人では9%でした。
個人投資家のお悩みトップも、やっぱり「売り時」
次に、個人投資家がどんなことに悩んでいるのかについても調査を行いました。ここでも、「何を買えばいいかわからない」「損をしないかどうか不安になる」など10の選択肢(「特に悩んでいることはない」「その他」を含む)から複数回答で選んでもらいました。
個人投資家の悩み1位となったのは「いつ売ればいいかわからない」。4割近い298人(37.3%)が選びました。知りたい情報でもトップだったように、投資家にとって「売り時」は最大の課題となっているようです。
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2位は「知識やスキルが足りないと感じる」の245人(30.6%)、3位は「いつ買えばいいかわからない」の207人(25.9%)。「特に悩んでいることはない」と回答した人は150人(18.8%)でした。
個人投資家の悩みについても経験年数で分類してみたところ、「いつ売ればいいかわからない」はやはり経験年数を重ねても一定の回答を得ており、むしろ10年以上では4割を超えました。
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全体で2位だった「知識やスキルが足りないと感じる」は、10年未満までは経験が増えるにつれて高くなりますが、10年を超えると次第に下がっています。対照的に、経験年数が上がるほど回答率が高くなっているのが「特に悩んでいることはない」で、20年以上の人では35%にのぼります。
いま、多くの投資家が「売り時」を考えている理由
個人投資家が株式投資に取り組むにあたって最も知りたい情報は「売り時」、そして、最も多くの個人投資家が悩んでいることも「売り時」ということが、今回のアンケート調査でわかりました。知りたい情報の2位は「買い時」となっており、売買のタイミングに関する情報を求めている人が多いようです。
株の学校ドットコムが昨年2月に行った同様の調査では、1位は「銘柄」で、2位「買い時」、3位「売り時」でした。それから1年経って、今回は上位3つが逆転する結果となりました。
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2024年は多くの銘柄で株価が上昇し、それらが含み益となっていることで、現在は買うことよりも売ることのほうに意識が向いている人が多くなっているようです。そして、株式投資の経験が長くなるほど「売り時」に頭を悩ませる人が多くなるのは、堅調に上がっていた株価が突然下落するという経験を過去に何度も積んでいるからなのかもしれません。
株式投資においては、自分の目指す利益にふさわしいスタイル・手法を選択するとともに、しっかりとした計画やルールをもって臨むことが大切です。そのために必要な知識やスキルを学び、多くの経験を積んでも、やっぱり悩みはあるかもしれませんが、自分自身の軸をもっていることは迷ったときの心の拠り所となるはずです。
株の学校ドットコムでは、株式投資による資産形成を目指すすべての人が、自身に最適な方法を学び、望む結果を得ることができるよう、今後もより良い情報発信に努めてまいります。
【関連情報】
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株の学校ドットコムについて https://www.kabunogakkou.com
2002年より、投資勉強会として投資・金融に関する各種セミナーを開催。2009年からは、オンライン形式の株式スクール「株の学校ドットコム」として、より幅広い層に向けた投資教育・情報発信を行っています。現役のトレーダーを講師に迎え、あくまで本質にこだわった講義が多くの支持を得ています。講座の受講者数は累計90万人を超え(2025年2月現在)、同種のサービスとして国内最大級の規模を誇っています。
■株の学校ドットコム金融教育研究所について
近年、国民のライフプラン多様化に伴う金融リテラシー向上が課題とされ、さまざまな金融教育が広がりつつあります。しかしながら、学習者が必ずしも適切な教育機関と出会えているとは言えない現状があります。そこで、株の学校ドットコムでは金融教育研究所を設立し、金融教育を必要とする学習者がライフステージとライフプランに合わせた適切な教育者に出会えることを目的とした調査・研究を行っています。
■トレジャープロモートについて
投資・トレード教育、企業経営・起業家教育に主軸を置いたコンテンツの企画・制作、それらを効率的かつ効果的に学習するためのシステム開発・運営、広く届けるためのメディア運営などを行っています。オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」、株式投資・トレードの情報サイト「かぶまど」の運営のほか、脳科学の視点を取り入れて独自に開発したオンライン学習システム等の提供も行っています。
■会社概要
社 名:株式会社トレジャープロモート
本社所在地:東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
代 表 者:代表取締役社長 瀬川 丈
設 立:2005年12月26日
電話番号 :03-3216-7354(代)
資 本 金:5,000,000円
従業員数 :23名(業務委託スタッフ含む)
事業内容 :投資教育事業/セミナー開発事業/コンサルティング事業/メディア運営事業/金融商品仲介業
ホームページ:https://www.tpromote.com
金融商品取引法等に係る表示
□金融商品仲介業者
商 号:株式会社トレジャープロモート
登録番号:関東財務局長(金仲)第581号
□所属金融商品取引業者
商 号:株式会社SBI証券(金融商品取引業者、商品先物取引業者)
登録番号:関東財務局長(金商)第44号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会
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