電通ライブ、「サステナビリティに配慮したイベントガイドライン(DEI編)」を公開

-多様性に配慮したチェックリストも掲載-

株式会社電通ライブ

2023年6月29日 10時00分

株式会社電通ライブ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長執行役員：髙木正彦、以下「電通ライブ」）は、イベント業界におけるサステナビリティ促進を目指し、その指針となる「サステナビリティに配慮したイベントガイドライン(DEI編)」を作成・公開いたしました。

本ガイドラインは、2022年12月にリリースした「サステナビリティに配慮したイベントガイドライン（環境編）」に続くDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)編となり、株式会社電通のパブリック・アカウント・センターと電通ダイバーシティ・ラボ協力のもと作成。株式会社UDジャパンの内山早苗氏と株式会社ユニバーサルスタイルの初瀬勇輔氏に監修いただいております。

まだまだ多くのイベントにおいて、車いすユーザーのための導線が確保されていない、視覚障がい者の目となる盲導犬の入場ができないなど、様々な障壁によって、イベントに参加できない、または十分に楽しむことができない人がいます。

本ガイドラインでは、様々な国や文化、障がいや性別、年齢などが原因で誰かが取り残されてしまうことのない、「みんな」が楽しく参加できるイベントの実現に向けて、DEIに配慮したイベントの基礎知識を整理しています。そして、イベントの作り手となる、主催者・出展者・協賛社・企画者・制作者それぞれが、DEIについて考えるための企画・制作フローを掲載しています。

＜DEIに配慮したイベントの企画・制作フロー＞

STEP① 準備：社内の情報を整理する

STEP② 体制構築：適切なパートナーを決定し、体制を構築する

STEP③ 企画・制作：チェックリストを活用し、企画・制作を行う

STEP④ 評価・分析：チェックリストを活用し、イベント実施後に評価・分析する

上記①～④を繰り返し、継続的改善を図っていくことが重要となります。

また、当社がこれまで培ってきた知見・経験を活かし、イベント制作フェーズ別に、実行すべきアクションをまとめたチェックリストも掲載しています。

チェックリストでは、様々なイベント参加者の特性にあわせて対応すべき項目を設定し、対象者確認欄を設けることで、何を優先的に取り組むべきかが理解できるように構成しています。イベントに関わる全ての関係者が、DEIに配慮したイベントに向けた目標を見極め、実現していくためのサポートツールとして活用することが可能です。

なお、ガイドライン及びチェックリストは、社会的状況を踏まえた上で定期的な見直しを行い随時アップデートしていく予定です。

今後も、電通ライブはイベント業界全体のサステナビリティ促進に貢献していきます。