【滋賀初】女性起業家が選ぶ女性社長アワードJ300にて大賞受賞!プラスチックで地球温暖化解決へ
株式会社ベホマル(社長:西原麻友子、滋賀県)は、2022年11月創業のスタートアップで、大気中から二酸化炭素(CO2)を吸脱着するプラスチック製品「DACプラ(ダックプラ)」とそれに使われるバイオマスCO2吸収材の研究開発を行っています。さらに事業内容と研究開発に磨きをかけ、最終ゴールのありとあらゆるところでCO2回収する社会「ユビキタスCO2回収社会」を目指して切磋琢磨していきます。
この度、2024年1月23日(火)に女性社長.netにより発表された「J300アワード」にて、滋賀県で初めての、大賞「プラスチックがCO2を食べる!バイオマスCO2吸収剤の開発で社会を変革するで賞」をいただきました。
J300アワードについて
全国各地で個性的な事業を展開し活躍する女性社長を発掘し、応援していくという観点から、2014年度にスタートしました。審査は、全国各地の女性社長「J300地域アンバサダー」の協力のもと、創業年数や規模などの実績だけで評価するのではなく、発想の面白さや今後の可能性、事業にかける思いを含めて評価されます。
第10回(2023年度)となる今年は、全国各地の女性社長170名以上の参加者の中から、21名のノミネート者を選出。J300地域アンバサダーによる厳正な審査の結果、7名の受賞が決定しました。
受賞理由
弊社は、「研究開発に取り組む理系女性への応援」や「世界を変えそうという将来への期待値の高さ」などが評価されました。
受賞者全体に対しては、描く未来の可能性の強さがあり、今、応援したいと感じられたという講評がありました。
理系女性は女性起業家の中でも少なく、急成長するスタートアップ業界でも少ないことが特徴です。後に続く女性起業家の新しいロールモデルになれるように、引き続き邁進してまいります。
今後の登壇予定
・2024年2月23日 第5回スタ☆アトピッチJapan 全国大会、東京日経ホール
https://staatpitch.nikkei.co.jp/
・2024年2月9日 広島県「令和5年度 第8回マッチング交流会」、オンライン
https://hcce.jp/info/matching/2024/687/
・2024年3月5日 LED関西ファイナル、グランフロント大阪コングレコンベンションセンター
https://discovermyself.jp/presentation_2023/
■事業内容について
「バイオマスCO2吸収材」という材料を研究開発しています。この材料を添加剤としてプラスチックに混ぜて使うことで、CO2を吸収するプラスチック製品「DACプラ®(Direct Air Capture-Plastics:ダックプラ)」を生み出すことが出来ます。バイオマスCO2吸収材およびDACプラの主な機能は以下のとおりです。
バイオマスCO2吸収材は白色の粉末状の材料で、添加剤として利用可
DACプラは、常温常圧でCO2を吸収し、80℃以上の熱をかけると放出、吸脱着は繰り返し可能
バイオマスCO2吸収材は植物由来の原料のため、プラスチックの使用量を削減による脱プラにも貢献
※本技術は海外特許出願済み
■株式会社ベホマルの創業の経緯と最終目標
株式会社ベホマルについて
2022年11月創業
社長の西原は、15年間研究開発職として勤務した大手電子部品メーカーを退職し、一人創業
2023年1月から立命館大学と共同研究を開始
2023年6月に立命館大学BKCインキュベータにラボを開設。本格的に研究開発を開始
本事業は、社長の子供のころから興味があった自然環境と、趣味のテレビゲームの中の困難に立ち向かう勇者像にずっと憧れ、1児の母親になった今「子供たちに美しい地球を残したい」という想いから始まりました。始めは社長自宅の和室の一角で研究を、今年6月からは立命館大学内にラボを開設し、本格的に研究開発を進めています。
会社ビジョンは「地球を救う勇者になろう」
大きな社会課題である環境問題は一個人や一企業ではどうにもなりません。大きな目標に向けてパーティを組み、誰もが楽しく課題解決に向けて行動する必要があると考えています。当社ビジョン「地球を救う勇者になろう」はそんな想いから設定しました。
目指すはユビキタスCO2回収社会
当社の最終目標は、ありとあらゆるところでCO2を回収する社会「ユビキタスCO2回収社会」の実現です。ユビキタスとは、ありとあらゆるところで情報に触れる社会という意味で30年以上前に提唱された言葉ですが、現在実現し死語になりました。ユビキタスCO2回収社会も同じで、今すぐには無理です。しかしながら30年後実現し、当たり前になるように開発を進めていきたいと考えています。
■専門用語について
・DAC(ダック):Direct Air Captureの略で、直接空気回収技術と呼ばれています。 主に特殊な吸収液やフィルターを用いて、空気中に存在する低濃度のCO2を分離・回収します。 DACは脱炭素社会を実現するためのイノベーションの一つとして注目されており、世界中で技術開発が進められています。
・バイオマス:生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」という意味です。
・ユビキタスCO2回収社会:九州大学藤川教授によって提唱された言葉で、ありとあらゆるところでCO2を回収する社会を意味しています。
■会社概要
会社名:株式会社ベホマル
所在地:滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学BKCインキュベータ201号室
設立:2022年11月
代表取締役:西原麻友子
ミッション :資源循環が当たり前の世界に貢献する。
ビジョン :Bravely for our earth 地球を救う勇者になろう
事業内容 :バイオマスCO2吸収材およびそれを用いたプラスチック製品「DACプラ」の開発製造販売
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