合同会社HAS-LAB、株式会社AZSおよび日東電気株式会社が業務提携を発表

年間400tを超える規格外レンコン廃棄問題に挑戦

合同会社HAS-LAB

2024年1月25日 10時00分

合同会社HAS-LAB（以下、ハスラボ）は、この度、日東電気株式会社（以下、日東グループ）およびITALY クッチーナアズを運営する株式会社AZS（以下、AZS）との間で、茨城県土浦市の規格外レンコンで作った小麦粉代替パウダー「HASKO（ハスコ）」の生産とマーケティングを目的とした業務提携を行うことを発表します。この提携により、「HASKO（ハスコ）」の販路拡大と共に、地域の食品ロスを削減し、持続可能な開発目標（SDGs）への貢献を目指して取り組んでまいります。

業務提携の背景と経緯

ハスラボのメンバーは、全員レンコンの生産に従事する農家で構成されています。農作業と並行し時間が限られている中、「HASKO」を製品化したものの、市場での展開という新たなステージでは、販売戦略やビジネス運営における多くの課題に直面していました。

このような状況の中、日東グループとAZSがハスラボを支援し、「HASKO（ハスコ）」の販売網を拡大することで、地域の食品ロスの削減とSDGsへの取り組みを推進し、さらに地元経済への貢献を深めていくことを目指します。

また、この業務提携は、地域農業の未来を考え、経験豊かな先輩経営者たちが支える形となっています。両社は、ハスラボの地域貢献に対する考えに共感してくださり、積極的にサポートいただくこととなりました。

「HASKO（ハスコ）」：廃棄レンコンが小麦粉の代わりに

茨城県土浦市はレンコンの生産量で日本一を誇る一方、規格外を理由に廃棄されるレンコンの量はHAS-LAB協力農家13件だけでも年間約10t(茨城県全体だと400t)を越える量になり、廃棄量でも日本一になってしまっているという問題を抱えています。ハスラボは、この廃棄問題を解決するために、2022年9月からの開発期間を経て、レンコンパウダー「HASKO（ハスコ）」を商品化し、食品ロス削減への取り組みを始めました。

「HASKO（ハスコ）」は、食物繊維を豊富に含むレンコンを特殊な低温乾燥で粉末化したもので、小麦粉の代替品として日常のお料理やお菓子作りなどにご活用いただけます。

ビタミンCや食物繊維、タンニンなど栄養素が豊富な土浦のレンコンを贅沢に800g使用しており、美容やダイエット効果なども期待できる次世代のスーパーフードです。

〈概要〉

名称：HASKO（120g）（ハスコ）

価格：1560円（税、送料別）

原材料：国内産（土浦市）　レンコン100%

発売日：2023年7月1日

販売：Amazon、楽天などで販売予定

SDGsとサスティナビリティへの取り組み

この業務提携は、持続可能な開発目標（SDGs）に寄与するものです。特に、食品ロス削減や持続可能な生産パターンの確立（SDGs目標12）に貢献し、地域社会への影響も大きいものと期待されています。

代表者コメント

大野恭章（合同会社HAS-LAB 代表）

この度の提携により、私たちが心血を注いできたHASKOの普及と、食品ロス削減の大きな一歩を踏み出せると信じています。私たちの活動が茨城県の魅力を伝える一助となれば幸いです。

細谷貴志（株式会社AZS・株式会社東城クリエート代表取締役社長）

3社に共通するモノ作りの伝統と革新を融合させ、料理人としての経験を活かし、HASKOの持つ可能性を活かした商品開発を行い、次世代の生産者達の挑戦をサポートします。このプロジェクトを進める業務提携は、ただのビジネスだけではなく、茨城の文化と伝統を守りながら、新たな価値を創造する事がミッションと考えています。