株式会社QANDOがドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが手掛ける幻のアートフィルム『ドリーム・アイランド』のデジタルリマスタープロジェクトをクリエイティブパートナーとしてサポート

映画『PERFECT DAYS』に連なる、亡き父の“夢”の続きを世界に届けたい
2023年に公開され、大きな話題を呼んだ映画『PERFECT DAYS(パーフェクト・デイズ)』で近年改めて注目を集めるヴィム・ヴェンダース監督。監督自身が出演し、ナレーションも担当した、1990年代初頭の東京で撮影された幻のアートフィルムが存在することをご存じでしょうか?
『ドリーム・アイランド ーヴィム・ヴェンダースの失われた夢』と題されたその作品は、監督本人が「一番好きな作品(※高松宮世界文化賞ホームページより)」と語った『夢の涯てまでも(1991年公開)』のレーザーディスク版の特典映像としてのみ収録され、現在は観ることができないため、長らく映画関係者やヴェンダースファンの中で幻の作品とされていました。しかし、失われたと思われていたオリジナルテープと映像素材が都内の倉庫で発見されたのです。

そして現在、そんな幻の作品をデジタルリマスターし、世界に届けるべく、Blu-ray化やオンライン試写会の開催、さらにはこれまで劇場未公開だった本作を劇場で上映することを目標にクラウドファンディングが実施されています(5月15日まで)。プロジェクトの中心人物はふたり。ひとりは、『夢の涯てまでも』のアソシエイト・プロデューサー御影雅良氏。そして、もうひとりは本作の撮影監督を務め、2013年に他界した仲田能也氏の娘であり、御影氏とともに『ドリーム・アイランド』デジタルリマスター製作委員会の共同代表を務める仲田早織さんです。
仲田さんは、同じく東京を舞台に制作された『パーフェクト・デイズ』を観て、幼い頃、毎晩のように父親と一緒に観た『ドリーム・アイランド』の映像を思い出されたそうです。そして父がどのような思いで作品と向き合っていたのかを知りたい、もう一度作品を見たいと強く願うようになったのです。
その後の経緯はぜひクラウドファンディングのプロジェクトページを見ていただければと思いますが、紆余曲折を経て、30年ぶりに『ドリーム・アイランド』を観ることができた仲田さんは、ヴェンダースを知る上でとても貴重で、映画『パーフェクト・デイズ』にも連なる本作品を後世に残し、世界に発信しなければならないという強い決意と使命感のもと、今回のプロジェクトを立ち上げられました。

ヴェンダース作品をはじめ、映画やアートが好きなスタッフも多く在籍するQANDOでは、本プロジェクトをめぐるストーリーに深く共感、何より「亡き父の“夢”の続きを世界に届けたい」という仲田さんの思いに感銘を受け、本プロジェクトをクリエイティブパートナーとして微力ながらサポートさせていただいております。
目標達成後には、プロジェクトの裏側に迫るドキュメンタリー作品の制作や、海外の映画祭への出品も計画されているそうなので、もしご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひクラウドファンディングページを訪れていただき、ご支援いただけると幸いです。
クラウドファンディングページ/詳細はこちら
https://motion-gallery.net/projects/DreamIsland
■株式会社QANDOについて
企業名:株式会社QANDO
所在地:東京都⽬⿊区中⽬⿊1-3-12 URBAN RESORT DAIKANYAMA 5F
代表者:代表取締役CEO永原雅之 代表取締役COO加藤剛
資本⾦:500万円
設⽴:2020年(令和2年)5⽉1⽇
事業内容:ブランド開発・クリエイティブ開発事業
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