“本当の清潔” を考えた、生乾き臭が発生しない抗菌タオル「MAMORUNE(マモルネ)」本格発売開始
~半世紀「タオル糸」を研究し続けてきた紡績メーカーから新タオルブランドが誕生~
KBツヅキは1973年に設立し、国内で唯一、糸の原料となる綿花の輸入から糸の生産までを一貫して行う紡績メーカーです。半世紀にわたってタオル糸の研究開発をしており、強度が高く柔らかい糸が特徴です。日本三大タオルとしても有名な「今治タオル」をはじめ、全国の繊維産地に綿糸を提供しています。
近年、アパレル産業・繊維産業は、大量廃棄やCO2排出量などの観点から「世界2位の環境汚染産業」と指摘される※1など、環境負荷の大きな産業と言われています。そのため、特に「合成繊維」からの脱却が求められており、タオル業界でも、柔らかく、人の肌にも優しい天然繊維コットン100%が支持を集めています。一方、天然繊維の柔らかさと、抗菌や消臭などの機能性を両立させることは従来の加工技術では困難とされてきました。当社では、天然繊維ならではの柔らかな風合いが続くいわゆる「タオル寿命」を延ばすことと同時に、「抗菌機能」の持続の両立を目指し、約10年間研究を続けてまいりました。
そして今回、柔らかさや吸水性に加え、200回以上※2洗っても抗菌機能が長続きするタオル「MAMORUNE」の開発に成功しました。一般的なタオルの場合、一度でも手や顔を拭くと、知らない間に菌が増殖していきます。MAMORUNEの抗菌機能は長持ちするため、ご愛用いただいている間ずっと清潔。毎日安心してお使いいただけます。
※1国連貿易開発会議(UNCTAD)による
※2洗濯回数200回の目安…1枚のタオルを週2回使用した場合約2年、週4回使用した場合約1年。
●MAMORUNE 4つのこだわり ・200回以上洗濯しても抗菌効果が持続 生乾き臭が発生しない ・200回以上洗濯しても柔らかさと吸水性をキープ ・350もの有害物質残留試験をクリア ・SDGsに配慮したタオル |
<MAMORUNE 4つのこだわり>
①200回以上洗濯しても抗菌効果が持続 生乾き臭が発生しない
タオルに機能を定着させるときに使われるのが「バインダー(固着剤)」です。MAMORUNEは、少量のバインダーでもしっかり機能を定着させる技術により、タオル本来の柔らかさを保ったまま機能を持続させることに成功しました。このバインダー技術はKBツヅキ独自のものとして、特許を取得しています。抗菌効果は検査機関でも実証済みで、高いレベルの細菌の増殖抑制効果が確認されています※3。これにより、200回以上洗っても生乾き臭の発生を防ぐことができます。
※3 一般財団法人日本繊維製品品質技術センター 神戸試験センターによる検査
➁200回以上洗濯しても柔らかさと吸水性をキープ
紡績工場に届く綿花は、運搬の過程で圧縮されて到着し、その後の紡績〜製織の工程でさらにダメージが蓄積されます。一般的にはそのまま糸に加工されますが、KBツヅキでは、20〜40日かけじっくり綿花に水分を含ませ、乾き傷んだ綿花を元の瑞々しい状態に戻しています。
さらに、MAMORUNEには「MFTS方式※4」を採用しており、毛羽落ちしにくく耐久性がありながらも、ふんわりとした風合いが持続するタオルを生産することに成功しました。
※4 MFTS方式とはKBツヅキ独自の紡績方法で、繊維束を一旦分割してから糸へつむぐこと。この技術により糸の強度や柔らかさを調整することが可能になり、最終製品の用途に合わせて最適な糸を作ることができます。
洗濯前 洗濯200回後
①350もの有害物質残留試験をクリア
日常的に接する繊維製品は、一本の糸から製品として店頭に陳列されるまで、さまざまな素材が異なる場所で処理され作り上げられています。これらの製造過程の多くにおいて、身体に有害な成分が混入するリスクもあります。MAMORUNEは、当社独自の試験により、ホルムアルデヒドや残留農薬など、350もの有害物質の在留試験をクリアしています。
➁SDGsに配慮したタオル
アパレル産業・繊維産業は、環境負荷の大きな産業と言われています。当社では、その責任に正面から向き合い、持続可能な社会づくりに貢献するべく、企業活動全てにおいて環境に配慮した取り組みを進めています。サステナブルな環境で製造されたMAMORUNEを使用することで、エシカル消費にもつながります。
■トレーサビリティの取り組み
当社では、綿花の輸入から紡績、染色に至るまでの一連の工程を一貫して行うことで、トレーサビリティに対応できる体制を確保しています。輸入する綿花も「原産国証明」が発行されているものだけに限定し、さらに人権や労働環境が適切に守られている綿だけを使用しています。
■ゼロエミッションを目指して
工場から出る廃棄物ゼロを目指し、紡績時に発生する落ち綿(短い綿くず)を使用し、「リサイクル糸」の生産を行っています。このリサイクル糸は、軍手を生産する際の縫い糸として販売しています。
■CO2の削減
紡績において広く採り入れられている「粗紡」という工程を省くことで、使用電力量とCO2排出量を削減しています。CO2の削減量は、年間約3,200トンで、これは東京ドーム1.3つ分になります。(ひと月で太番手3,000梱・中番手1,000梱生産した場合)
■タオルのリサイクル技術への挑戦
使用後のタオルなどの綿製品を回収し、機械にかけて繊維の状態に戻し、再び糸を作る「反毛」の技術開発にチャレンジしています。反毛で作られた糸を原料とし、再び製品化に繋げることを目指しています。
■排水による環境汚染にも配慮
染色工程の精練漂白に苛性ソーダや塩素系漂白剤を使用していません。そのため、PH調整などに用いる水や薬品の量を抑えることができます。従来法との比較で水の使用量を約40%、排水汚濁物質を約50%低減しました。
<MAMORUNEについて>
MAMORUNEは、毎日使うタオルを通して、毎日の健やかな暮らしを守りたいという想いから開発された「抗菌タオル」です。抗菌効果が長続きするのが特徴で、菌の増殖を防ぎ清潔を保つことができるので、防災用として備えていただいたり、キャンプ用品としての使用するのもおすすめです。
好みの使い心地に合わせ、「MAMORUNE STANDARD」「MAMORUNE PURE TOUCH」「MAMORUNE POINT TOUCH」の3種類からお選びいただけます。
●KBツヅキについて
半世紀にわたり、綿花の輸入から紡績、染色整理加工まで一貫して生産する紡績メーカー。タオル糸の原料となる綿花は世界中の生産地から輸入しており、生産地の天気や季節によって状態が異なる綿花を「ブレンド」することで、いつでも高品質を保っています。紡績メーカーだからこそのタオル糸へのこだわりが、KBツヅキの高機能タオルを支えています。国内唯一のタオル用を主とした綿糸生産工場「出雲工場」(島根県出雲市)を有しています。全国の繊維産地に綿糸を提供しており、今治タオル向け綿糸出荷量は国内トップ(2020年今治タオル工業組合「今治地区綿糸受渡数量」より計算)となっています。
公式ホームページ:http://www.tsuzukibo.co.jp/
公式オンラインストア:https://tsuzuki-cotton.com
社名:KBツヅキ株式会社
代表取締役社長:武内 貞継
本社:愛知県名古屋市中区栄3-11-31
設立:1973年9月
資本金:8,000万円
事業内容:衣料用及び工業用繊維製品の生産・加工・販売
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