文芸フレグランス「oScenti」、木爾チレン書き下ろしの詩を香りに。最新長編『あの子に しか行けない天国』の二人を描いた2作を、文学フリマ東京43で数量限定発売
あの日を連れてくる、一編の香り。生き切った紗月と莉々依に、最後まで残ったもの

文芸フレグランス「oScenti(オセンチ)」は、小説家・木爾チレン氏の最新長編『あの子にしか行けない天国』(小学館、2026年10月7日刊)とのコラボレーション作品2種を、2026年11月8日(日)開催の「文学フリマ東京43」にて数量限定で発売します。木爾チレン氏が自ら物語の二人、紗月と莉々依を描いて書き下ろした詩「天国」「少女」を、oScentiの文筆調香家・文香ヒロが香りにしました。小説から詩へ、詩から香りへ。言葉を読み、香りで感じる、新しい読書体験です。
会場での販売は各100個限定。11月22日から12月20日まで、oScentiオフィシャルECサイトにて期間限定の受注生産も受け付けます。
生き切った二人の香り
oScentiは今回、木爾チレン氏から、『あの子にしか行けない天国』の登場人物である紗月と莉々依をそれぞれ描いた二編の詩「天国」「少女」を受け取りました。「いつか二人で、それぞれの分野の頂点に立とう」と語り合った親友二人の人生は、18歳の「選択」を境に分かれていきます。本作で香りにしたのは、それぞれが選んだ生き方を「生き切った」先です。
不安や葛藤、悲しみや喜び、光と闇を抱えて歩んだ人生の終わりに、二人の手に残っていたものを香りにしました。二つの香りは、移ろい方も対照的です。紗月の香りは、華やかさから時間とともに静かな重さへと沈んでいきます。莉々依の香りは、明るさを最後まで褪せさせることなく香り続けます。
詩を読み、香りが移ろう時間に身をゆだねるとき、物語を読み終えたあとの余韻とともに、二人が握りしめていた"あの日"が立ちのぼります。

詩を、香りに翻訳する
二つの香りは、登場人物を表すためのものであると同時に、二人の時間の流れ方そのものを香りの構造で表す試みです。詩にふりかけた香りがトップ、ミドル、ベースへと移ろっていく時間に、それぞれの人生の歩みを重ねました。
各ノートは、香料名をそのまま並べるのではなく、詩的な言葉で表現しています。「幸福が飛んでくる花」「東京タワー色の線香」「黒く光るカシス」「白い絵の具」。香りの構成そのものを一つの言葉の作品として綴るのが、oScentiの特徴です。詩作と調香を一人で手がける文筆調香家だからこそ、作家の言葉が持つイメージを、ずれなく香りへ昇華することを目指しました。
「天国」── 紗月
詩「天国」:木爾チレン 調香:文香ヒロ
女優を志す紗月。その香りは、澄んだ柑橘と白い花のブーケが描く華やかさと明るさから始まります。やがて木々と立ちのぼる香煙が静かな重さとなって残り、その奥で花がゆっくりと枯れていきます。
香調:ウッディフローラル
トップ:白い部分まできれいに剥いた蜜柑、橘の葉
ミドル:幸福が飛んでくる花、棺の白い花々
ベース:京都の白檀、東京タワー色の線香、枯れゆくロータス

「少女」── 莉々依
詩「少女」:木爾チレン 調香:文香ヒロ
アイドルに憧れる莉々依。この香りの芯にあるのは、最後まで褪せない「光」です。10代の淡くみずみずしいトップから、甘さと華やかさが満ちるミドルへ。白い花のなかに、黒く光るカシスが一点だけ陰を落とします。孤独や葛藤もまた、この香りの一部です。軽く透明なウッディが、最後まで明るさを支えます。
香調:フルーティフローラル
トップ:プリクラアクア、制服のシトラス
ミドル:黒く光るカシス、永遠の百合、本物の少女
ベース:白い絵の具、枯れないロータス
楽しみ方
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同梱の詩のカードに、香りをふりかける
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詩を読みながら、香りを感じる
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物語の余韻と、二人が握りしめていた"あの日"に浸る

作者コメント
木爾チレン氏
はじめてヒロさんにお会いしたときから、なぜか運命のようなものを感じていて、いつかご一緒できたらと思っていました。小説『あの子にしか行けない天国』から着想して、わたしが書いた詩をもとに調合していただいた二つの香りを嗅いだとき、紗月と莉々依がそれぞれ選んだ人生や、その中で過ぎていった時間まで、香りの中に閉じ込めてもらえたように感じて、感動しました。小説を読んでくださった方にも、言葉とはまた違うかたちで、二人の人生を感じてもらえたらうれしいです。
文香ヒロ(oScenti 文筆調香家)
人は歳を重ねるにつれて、その人がまとう香りも変わっていくといいます。それはきっと、心身の変化だけではなく、生き方や生き様がその香りに表れるからだと思うのです。今回、香りを制作する上で意識したのは、天に召されるその瞬間に巡る走馬灯です。二人の女性がそれぞれの道を選び、生き切るまでの生き様を連れてくる詩と香りが、ここに生まれました。
販売情報
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商品 |
「天国」(紗月)/「少女」(莉々依) 全2種 |
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容量 |
各3ml |
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形態 |
詩のカード/冊子仕様 |
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文学フリマ特別価格 |
各2,000円(税込) |
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EC販売価格 |
各2,200円(税込) |
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企画・製造・販売 |
文筆調香合同会社 |
文学フリマ東京43
日時:2026年11月8日(日)12:00〜17:00
会場:東京ビッグサイト 南3-4ホール
ブース:あ-35〜36
数量:各100個限定
オフィシャルECサイト(期間限定受注生産)
受付期間:2026年11月22日(日)12:00 〜 12月20日(日)23:59
発送:2027年1月中旬以降、順次
URL:https://oscenti.official.ec
原作『あの子にしか行けない天国』について
前作『二人一組になってください』が累計16万部を突破し、イギリスでの英訳版刊行でも話題を集める木爾チレン氏の最新長編です。18歳の女性に課される究極の「選択」を通じて「幸せ」の真理に迫る物語で、芥川賞作家の高瀬隼子さんをはじめ各界から推薦の声が寄せられ、200名を超える書店員から感想が届いています。発売前からコミカライズも決まっています。

書誌情報
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書名:『あの子にしか行けない天国』
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著者:木爾チレン
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定価:1,980円(税込)
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発売日:2026年10月7日
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判型・頁数:四六判・320ページ
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発行:小学館
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ISBN:978-4-09-386800-6
文芸フレグランス oScentiとは
あの日を連れてくる、一編の香り。
文芸フレグランス「oScenti(オセンチ)」は、過去のさまざまな情景をテーマにした詩と香りを、一対にして届けるブランドです。詩を読み、香りを感じる。するといつかの記憶と感情が湧きあがり、切なくもあたたかい気持ちに包まれる。その"あの日"には、かつての自分も、我が子も、大切な誰かもいます。
香りは、詩にふりかけて楽しむ「Poetic mist」として仕立てています。2024年の立ち上げ以来、文筆調香家の文香ヒロが詩作と調香の両方を一人で手がけ、言葉が描くイメージをそのまま香りへ写しとってきました。木爾チレン氏とのコラボレーションは、言葉を起点に香りをつくるoScentiだからこそ実現した取り組みです。
プロフィール
文香ヒロ(あやか・ひろ)
文筆調香家。春に生まれる。文芸フレグランス「oScenti」プロデューサー。コピーライター・プランナーを経て、調香の専門機関および企業で技術を習得。言葉と香りを掛け合わせ、詩作と調香の両方を一人で手がける。詩の掲載に資生堂「花椿」web版など。言葉と香りの制作に、フォトグラファー小田駿一氏の個展「OBLIVION」、シンガーソングライター宇宙まお氏、ファッションブランド「KITSU」、Maker’s Watch Knot・Season Collection第9弾「蘖(ひこばえ)」などがある。

木爾チレン(きな・ちれん)
1987年京都府生まれ。2009年「溶けたらしぼんだ。」で第9回「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。2012年、『静電気と、未夜子の無意識。』でデビュー。主な著書に『みんな蛍を殺したかった』『私はだんだん氷になった』『神に愛されていた』『二人一組になってください』『哀を飲む』等がある。

お問い合わせ
担当:小堀弘樹(文筆調香合同会社)
メール:hiroki.kobo@gmail.com
公式サイト・EC:https://oscenti.official.ec
Instagram:https://www.instagram.com/oscenti_official/
取材・サンプル提供:メディア関係者の方に限り、サンプルを提供いたします(数量・種類は応相談)
会社概要
会社名:文筆調香合同会社
代表社員:小堀弘樹
所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
設立:2024年8月
事業内容:文芸フレグランス「oScenti」の企画・製造・販売
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