オートフォーカスグラスで眼の課題解決を目指すエルシオ、J-StarX シリコンバレー派遣プログラムに参加して海外展開を強化

～ジェトロとの連携に力を入れ、さらなる飛躍を目指す～

株式会社エルシオ

2024年2月27日 14時29分

液晶レンズ搭載のオートフォーカスグラスを開発する株式会社エルシオ（本社：京都府西京区、代表：李蕣里、以下エルシオ）は、海外展開を強化すべく、2024年1月17日～26日にかけて、経済産業省主催のJ-StarX 起業家イベント参加型シリコンバレー派遣プログラム（Well Being関連分野）に参加しました。また、2月末にはジェトロ主催の海外アクセラレーターによる事業開発ブートキャンプ「JETRO×Berkeley SkyDeck Bootcamp Program in Osaka」にも参加予定です。これらのプログラムへの参加を通して、海外での事業展開や資金調達にさらに力を入れてまいります。

■J-StarX 起業家イベント参加型シリコンバレー派遣プログラムとは

J-StarXは、経済産業省が主催する起業家育成・海外派遣プログラムです。世界を舞台に活躍する起業家輩出に向け、志高い挑戦者に、世界のトッププレイヤーと繋がり、学ぶ機会を提供しチャレンジを後押しします。

公式HP：https://j-starx.jp/

今回エルシオは、2024年1月17日～26日にかけて、Well Being分野を対象としたシリコンバレー派遣プログラムに参加しました。このコースでは、アイデア創出から事業戦略策定、ピッチスキルの獲得まで、世界を舞台に活躍する起業家となるために必要な知見・スキルを得る機会が提供されます。また、現地企業の訪問やVCなどとのネットワーキングを通じて、現地関係者から生のフィードバックを得られる機会が提供されます。

■エルシオについて

エルシオは、液晶レンズ技術を活用した「オートフォーカスグラス（自動でピント調節できるメガネ）」を開発する大阪大学発スタートアップです。同レンズの開発を通して、老眼や眼病による問題を解決し、人々の生活をより快適かつ便利にすることを目指しています。

世界一の超高齢化社会である日本では、国民の70%以上が老眼であると推定されています。老眼になるとピントの切り替えができなくなるため、2、3個の老眼鏡を使い分けるか遠近両用メガネを使用するしかありません。しかし、メガネを何度も掛け替えるのは煩わしいですし、度数が合っていないメガネをかけ続けることで老眼の悪化が早まるケースもあります。このように、老眼や眼病に伴うメガネの選択・掛け替えに関する抜本的な対策は存在せず、多くの方々が不便を強いられながら日常生活を送っているのが現状です。

エルシオは上記の課題を解決すべく、日常生活のシーンに合わせて度数が自動で変化するオートフォーカスグラスの開発を進めています。他社よりも「薄型・広視野・度数変化の幅が大きい」オートフォーカスグラスを開発し、老眼や眼病に悩む多くの方々を救います。また、エルシオのレンズはXR分野でも活躍できると期待されており、複数の関連企業からお問い合わせをいただいております。

■J-StarX 起業家イベント参加型シリコンバレー派遣プログラムによる成果

今回のJ-StarXシリコンバレー派遣プログラムでは、約10日間にわたる滞在期間を十二分に活用して、現地の市場調査や投資家とのネットワーキング、企業へのプレゼンに尽力しました。また、同プログラム中にDraper Universityで実施されたピッチコンテストにおいてエルシオは優秀な成績を納め、帰国後に国内で開催されるDemo Day（成果発表会）のプレゼンターにも選抜されました。

エルシオは同プログラムでの経験を通して、米国での事業展開や資金調達にさらに力を入れてまいります。また、同プログラムを主催するジェトロとの連携を進め、アジアや欧米を中心とした現地調査に取り組むことで、海外展開を強化する上でのさらなる糸口を掴みたいと考えております。