令和6年能登半島地震被災地における災害復旧支援(飲料水供給)について
~珠洲市宝立浄水場に可搬型浄水装置を導入~
水処理メーカーの日本原料株式会社(本社:川崎市 代表取締役社長:齋藤安弘)は、能登半島地震で被災した珠洲市宝立浄水場の災害復旧支援を可搬型浄水装置で行います。
元日に発生した「令和6年 能登半島地震」による地震と津波によって甚大な被害を被った石川県珠洲市。
避難生活が続く中で風呂、洗濯など生活用水の需要が高まり、一日も早い水道の復旧が待ち望まれています。
珠洲市では、名古屋市上下水道局が応援部隊を派遣して復旧支援を進めており、2系統のうち1系統が使用不能になった宝立浄水場内に3基の可搬型浄水装置「モバイルシフォンタンク(MST-2300SH)」を設置して、水道基準に適合した日量3,000立方メートル(m3)の水道水を供給する体制を整えました。
日本原料は、13日には技術者を現地に派遣、17日から機材の搬入を開始し、20日までに3基分の資機材の搬入を完了しました。豪雪のため、作業を中断せざるを得ない日もありましたが、27日には1基目(1,000t/day)、29日には2基目、30日に3基目と順次立ち上げを行い、水道基準である51項目の検査依頼をしているところです。
一日も早く「命の水」をお届けできるよう活動しています。
完全な復旧の目処は立っていませんが、逐一お知らせいたします。
日本原料は、地震発生の元日から被災地域の水道事業体の情報を収集する一方、翌日から厚生労働省水道課や公益社団法人日本水道協会をはじめとする関係各所と災害復旧支援の情報を共有してまいりました。
その後、珠洲市環境建設課から正式な支援要請を受け、名古屋市上下水道局の協力のもと、モバイルシフォンタンクを用いた宝立浄水場での給水活動を開始しました。
可搬型浄水装置「モバイルシフォンタンク」は、国際特許技術「シフォン洗浄」により従来の浄水装置で必ず必要であったろ過材(フィルター)の交換を不要にしたもので、フィルター交換をすることなく半永久的にろ過を続けられる浄水装置です。
2005年の台風災害で被災した宮崎市上下水道局「富吉浄水場」の災害復旧支援を皮切りに、2023年までに国内外で起きた自然災害時の水道復旧支援に活用された数多くの実績を有します。また、政府開発援助(ODA)では、ウクライナ国の復興支援の緊急復旧ニーズに対応する資機材として4基が供与されました。
以上
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