AIBM Quantum Dream Studio Tokyoを交通会館に開設
― フロリダ大学HiPerGator AIと連携、量子経営™のもと東京とフロリダを“交通”で結ぶ新時代の創造拠点 ―
AI技術を活用した再生医療スタートアップ、AIバイオメディカル株式会社(AIBM、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:櫻田伸一)は、同社の理念「Quantum Leap to Life(生命への量子的跳躍)」のもと、新拠点「AIBM Quantum Dream Studio Tokyo」を東京・有楽町の東京交通会館内に開設しました。本スタジオは、AIBMが提唱する独自の経営手法「量子経営™/クオンタム経営™」に基づき、量子AIや最先端の物理AI技術による研究開発を推進する場となります。また、米国フロリダ大学における世界最高水準のAIスーパーコンピュータの活用を通じて、AI創薬・再生医療から量子コンピューティング応用まで、日米をまたぐグローバルな技術連携を加速させる計画です。
「Quantum Dream Studio Tokyo」――有楽町から世界へつながる量子AI拠点

AIBM Quantum Dream Studio Tokyoは、東京交通会館ビル6F 内に誕生したAIBMの最新イノベーション拠点です。有楽町駅前という交通の要衝に位置するこのスタジオには、独自開発の5軸3Dバイオプリンターや実験設備が整備され、再生医療とAIを融合した研究開発のショーケースとなっています。ここでは量子コンピューティング技術の活用も視野に入れた量子AIの研究や、リアルとバーチャルを融合する「フィジカルAI」技術の実証など、先端的なプロジェクトが日々進行します。スタジオ名称に掲げた「Quantum Dream(量子の夢)」には、量子力学的発想で夢のような革新を創出する場にしたいという思いが込められており、AIBMは本拠点から日本発の先端技術と成果を世界へ発信していきます。

東京交通会館内に設置されたAIBM Quantum Dream Studio Tokyoのプレート。科学技術による「生命への量子的跳躍」を目指す拠点であることを象徴している。
ヘアラインが施された銅板に、共同創業者CEO櫻田のコアであるインクジェット技術により、創業者自ら制作。
デザイン統括は、社外取締役ケン・マスイがプロデュースを担当。
櫻田自身がイラスト、UVインクジェットプリンターを用いて制作を担当。
哲学「Quantum Leap to Life」と量子経営™による非連続のイノベーション
AIBMの企業理念「Quantum Leap to Life(生命への量子的跳躍)」は、生命科学の分野に量子的飛躍的発想のイノベーションをもたらすことを目指したものです。この理念のもと、AIBMは古典的な経営手法を捨て去り、「量子経営™」(クオンタム経営™)と呼ぶ独自の経営OSを全社的に採用しています。 「量子経営™」では不確実性を前提にあらゆる可能性を同時並行で追求し、大胆な意思決定によって非連続的(飛躍的)な未来を創造します 。いわば量子の重ね合わせ状態から未来を選び取るような経営アプローチであり、京セラ創業者の故稲盛和夫氏が提唱したアメーバ経営に代わる新たなスタイルとして位置づけています。なお、「量子経営」「クオンタム経営」はAIBMの登録商標です 。AIBMではこの哲学と経営手法の下、メンバー各々の独創性(Ingenuity)を現実解として実装する「Applied Ingenuity(実装された独創性)」を行動原理とし、社会課題の解決に向けた非連続のイノベーションを生み出しています。
フロリダ大学との国際連携──世界最高峰AIスーパーコンピュータの活用
AIBMの創業者である櫻田伸一(フロリダ大学大学院 医用生体工学修士 M.S.)と共同創業者の千本倖生(フロリダ大学電子工学 Ph.D.)はいずれも米国フロリダ大学の出身であり、同大学との深い縁が本プロジェクトの背景にあります。千本は近年フロリダ大学工学部へ多大な寄与を行い、同校キャンパス内に新設されたMalachowsky Hall for Data Science & Information Technologyには「Sachio Semmoto ECE Headquarters Suite(千本倖生ECE本部スイート)」が冠されました 。一方、NVIDIA共同創業者でフロリダ大学ECE学部卒業生でもあるクリス・マラコウスキー氏もまた、同大学への多額の寄付によりAI研究を支援しています。マラコウスキー氏とNVIDIA社からの5,000万ドルの寄贈によって実現した「HiPerGator AI」スーパーコンピュータは、米国の大学が所有・運用する中で最速クラスのAI計算基盤となっています 。2023年に開所したMalachowsky Hallにはこの**第4世代AIスーパーコンピュータ「HiPerGator AI」**が設置され、フロリダ大学はAI教育研究で全米トップクラスの拠点へと飛躍しました 。
こうした国際的リソースと連携できることはAIBMの大きな強みです。AIBMはフロリダ大学との協力関係のもと、HiPerGator AIの驚異的な演算能力を自社の研究開発に活用する計画です。具体的には、創薬や再生臓器シミュレーションなど膨大な計算を要するAI解析、さらには**量子AI(Quantum AI)**分野の研究開発にもこのスーパーコンピュータ資源を活かしていきます。2023年11月にフロリダ大学で開催されたMalachowsky Hallの除幕式には、AIBMの櫻田・千本の両名とマラコウスキー氏が揃って出席し、学術と産業を超えて人類の未来に資する技術開発を進めていくことを固く誓いました。AIBMは今後、米フロリダ大学との産学連携を一層深め、東京とフロリダを結ぶ架け橋として本スタジオ発の研究成果をグローバルに展開してまいります。
世界初の「Physical AI」プロジェクトHawaii、日本拠点が始動
本スタジオは、AIBMが参画する国際共同研究プロジェクト「Project Hawaii」の日本拠点としての役割も担います。Project Hawaiiは、株式会社ビーマップ(東京都千代田区)、株式会社エジソンエーアイ(東京都港区)およびAIBMの3社が連携し、世界初の“Physical AI”医療プラットフォーム開発を目指すものです 。Physical AIとは、センサーで得た現実世界のデータをAIがリアルタイム処理して機械を自律制御し、物理空間とサイバー空間のギャップを埋める次世代の人工知能技術分野を指します 。同プロジェクトでは、デジタルツイン×バイオ3Dプリンター×通信という異分野融合により、従来は困難だった臓器バイオプリンティング工程の高度なリアルタイム制御を実現します 。具体的には、仮想空間上に患者個別の臓器モデル(デジタルツイン)を構築し、生体3Dプリンターによる再生臓器造形プロセスをAIが画像解析を通じて動的に補正することで、成長や個体差に応じて変化する“生きた設計図”に基づく臓器再生を目指します 。この画期的なアプローチにより、成長する子どもの体に合わせて大きくなる再生人工心臓の実現など、従来は不可能とされた次世代医療技術への道が開かれます。
AIBM Quantum Dream Studio Tokyoは、Project Hawaiiの研究開発拠点として、日本国内での実験・検証やスタートアップ連携のハブ機能を果たします。東京交通会館というロケーションも、本プロジェクトのコンセプトを象徴しています。**「交通会館」の名が示す通り、本スタジオは地理的にも比喩的にも東京とフロリダを“交通”(つながり)で結ぶ存在です。最先端の通信インフラによって有楽町とフロリダ大学間で膨大な研究データをやり取りし、リアルとサイバーをシームレスにつなぐ本取り組みは、まさに距離や領域の壁を超える挑戦です。AIBMは、日本発のイノベーションとフロリダ大学の先端技術を融合させ、人類の生命に資する“量子的跳躍”**を現実のものとするため、今後も国内外のパートナーと協力して研究開発を推進してまいります。



有楽町のスタジオ内部。試薬や専門書が並ぶデスク越しに「FOREVER FLORIDA」のロゴが見える。東京とフロリダを結ぶ本拠点を象徴する光景となっている。



関係者からのコメント
櫻田 伸一(AIバイオメディカル株式会社 代表取締役社長CEO):「AIBM創業以来の理念である『Quantum Leap to Life』の体現として、Quantum Dream Studio Tokyoを通じた新たな一歩を踏み出せたことを大変嬉しく思います。本スタジオでは、フロリダ大学のHiPerGator AIスーパーコンピュータをはじめ世界最高峰のテクノロジーを活用し、再生医療×AIの研究開発を加速させてまいります。東京とフロリダを結ぶ架け橋となるこの拠点から、“生命への量子的跳躍”というビジョンのもと、一人でも多くの患者さんの命を救うイノベーションを創出していきます。」
千本 倖生(AIバイオメディカル株式会社 共同創業者/代表取締役会長):「AIBMが掲げる量子経営という新しい経営スタイルのもと、従来にはない大胆かつ迅速なイノベーション創出が現実のものとなりつつあります。私自身、半世紀前に学んだフロリダ大学と日本企業がここまで密接に手を携え、最先端のAIと再生医療で世界に挑戦する日が来るとは感慨深いものがあります。日米の叡智と熱意を結集し、このグローバルプロジェクトを必ず成功に導いて、人々の幸福に資する成果を届けたいと考えています。」
(※本リリースに記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です)
■本件に関するお問い合わせ先
AIバイオメディカル株式会社(AIBM)
E-mail:support@ai-biomedical.jp
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