【夏休み特別企画】孤立・自殺・非行を防ぐ“適切な居場所”――全国こども福祉センターが名古屋で交流拠点を公開！　～風営法改正を受け、子ども・若者が安心して“依存できる”社会づくりへ

夏休み、子どもや若者の孤立・自殺・非行をどう防ぐか？全国こども福祉センターは、子ども若者自身が“つくる”交流拠点を名古屋駅西口広場で公開します。

6月28日に改正風営法が施行され、未成年の深夜外出や有害環境からの保護が期待されています。

一方、規制の強化だけでは、孤立や“依存”の問題の根本的な解決にはなりません。

そこで私たち全国こども福祉センターは、2012年から子ども・若者が自ら声をかけ合い、「適切に依存できる関係」を築きながら、誰もが安心してつながれる“交流拠点”を提供・運営してきました。

この夏休み期間中、特定非営利活動法人全国こども福祉センターでは下記日程で拠点を広く一般に公開します。

【日程】2025年8月2日、9日、16日、23日、30日（毎週土曜）

【時間】18時～21時

【場所】名古屋駅西口広場

東海地方の若者や大学教員も声かけに参加しています

■子ども・若者が“つくる”交流拠点――「日常的な関わり」で孤立・非行・自殺を防ぐ

夏休みは、子ども若者にとって自由な時間が増える一方、犯罪被害や非行、SNSを介したトラブルに巻き込まれるリスクも高まります。また、学校再開時には自殺リスクが上昇するという課題も指摘されています。こうした背景から、学校や行政の相談窓口だけではなく、気軽に立ち寄れる居場所が求められています。

私たちの交流拠点の特徴は、

・年齢・性別・障害の有無に関係なく誰でも参加できる

・「課題解決」を目指さず、たがいに尊重できる関係を築く

・子ども・若者自身が運営や声かけに参加している

・路上で“着ぐるみ”などを活用し、誰もが安心して話しかけやすい雰囲気をつくる

という点です。

これまでに延べ2万6千人を超える子ども若者が参加し、東京都・栃木県など遠方からの参加や、60代の路上生活者が加わるなど、多様な人々が出会い、支え合っています。「日常的な関わり」を通して孤立や非行、自殺を未然に防いだケースも多くあります。

■“適切な依存”を社会が支える――一緒に拠点をつくる仲間を募集

拠点には参加条件や資格はありません。「相談」ではなく、「日常的な交流」によって支え合うことの大切さを、ぜひ多くの方に知っていただきたいと考えています。

この夏休みを「孤立・非行防止の強化月間」とし、メディア関係者・地域住民・支援者の皆様のご見学・取材・ご参加をお待ちしています。

多様な背景を持つメンバーが活動に参加しています

【問い合わせ先】

全国こども福祉センター

[公式ウェブサイト]https://www.kodomoo.net/ 

[メール] [e-mail]

[電話] 052-756-3399

【ご参考】

・いじめ、虐待、援助交際……。自分の問題を互いに支援し、乗り越える名古屋の若者たち

　https://news.yahoo.co.jp/feature/1800/

・内閣総理大臣表彰受賞（第一回未来をつくるこどもまんなかアワード）

　https://fukushishimbun.com/series07/32631

子ども・若者と共に、“声かけと交流”から始まる支援を――

全国こども福祉センターは、これからも誰もが安心して頼れる「交流の場」を広げていきます。