スケートボード2024年ランキング、鈴木一之芯プロがフリースタイルで世界一

WFSA（世界フリースタイルスケートボード協会）が2024年度世界ランキングを発表、プロ部門で中学3年生の鈴木一之芯プロ（15歳）が世界一となった。同、世界3位には長尾一慧プロ（19歳）。

GEKKO

2025年2月5日 10時00分

フリースタイルスケートボードの世界統一団体「世界フリースタイルスケートボード協会（WFSA）」は、世界各国で開催された全大会、全競技者の結果を集計してその年の世界ランキングを発表。

2024年の世界ランキングのプロ部門で、中学3年生の鈴木一之芯プロ（15歳、千葉県）が世界一となった。また世界3位には長尾一慧プロ（19歳、大阪府）と、日本人が表彰台の2つを占めた。

同協会のランキングシステムは、より多くの大会、より大きな大会、特に国際大会で好成績を出した選手がその年のチャンピオンとなるシンプルかつクリアな基準。例えば100人の国際大会で優勝すれば100点、国内大会ではその1/2の点数として加算した合計点でランキングを算出したもの。

軽やかなフットワークから高度なトリック（技）を繰り出す鈴木プロは、昨年6月にドイツで開催された最大規模の国際大会で2位になる等、国内外の大会でコンスタントに好成績を収め、15歳にして栄冠を勝ち取った。

「昨年度プロに昇格しレベルの高い大会の中で優勝はなかったので世界ランキング１位と聞いて信じられない気持ちでした。今年の世界大会では優勝を目指してがんばりたい。」とにこやかに語る鈴木プロ。プロ１年目で伸び盛りの15歳が謙虚ながらも力強く今後の抱負を語った。

また、世界で彼しかできない大技を出場する各大会で果敢に挑んだ長尾プロも、わずか2点差での3位。

層の厚さを誇るこのジャンルでは、今後も日本選手たちの活躍が楽しみだ。

鈴木プロ、長尾プロとも、Moonshine Skateboards（アメリカ）所属のライダー。同じく2024年度プロ8位のリリス・アーカソン（スウェーデン）、女子1位のカーメン・イオニタ（ルーマニア）、また2018-19年の女子1位の土田ミレイ（日本）も同じMoonshine Skateboards所属ライダー。

世界のトッププロたちの使用モデルのスケートボードは、日本地区総代理店の月光日本合同会社（英名：Moonshine Skateboards Japan）のアンテナショップ「スケートショップGEKKO」（横浜市磯子区・浜マーケット内）で展示販売している。

●鈴木一之芯選手プロフィール

2009年生まれ。千葉県在住。

Moonshine Skateboardsライダー。JFSA公認プロスケーター。

これからを期待させるテクニック派スケーター。

＜2024年の主な戦績＞

・2024.1 JFSA公認プロスケートボーダー認定

・2024.3 「千葉市教育・文化・スポーツ等功労者表彰」受賞

・2024.4 JFSA FREESTYLE SKATEBOARD CONTEST プロ２位

・2024.6 World Freestyle Skateboarding Championships （ドイツ）プロ２位/

・2024.10 JFSA FREESTYLE SKATEBOARD CONTEST プロ3位

●長尾一慧選手プロフィール