ショップチャンネルとInsight Edge、AI技術による番組編成最適化システムを本格稼働

~長年の担当者のノウハウをAIが継承し、売上向上と業務時間の約70%削減を両立~

株式会社Insight Edge

ジュピターショップチャンネル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:小川 吉宏、以下「ショップチャンネル」)と株式会社 Insight Edge(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小坂 順一、以下「Insight Edge」)は、ショップチャンネルの事業の根幹である番組編成業務において、AIを活用した最適化システム(以下「本システム」)を共同開発し、2025年12月より本格的な業務利用を開始しました。

本システムは、従来、担当者が膨大なデータを参照しながら経験的判断を行っていた番組編成業務に、最新のAI技術を導入するものです。複雑な編成ルールやポリシーを遵守しながら、人手では検討しきれない膨大なパターンの中から、売上や新規顧客数を最大化する編成案を自動生成します。これにより、データドリブンな意思決定と劇的な業務効率化を同時に実現しました。住友商事グループ各社のDXによる事業高度化を推進している Insight Edgeは、現場業務の理解からアルゴリズムの設計と評価、システム開発までを一貫して支援しました。

開発の背景

ショップチャンネルでは、24時間365日の生放送を通じて週に約500アイテムの商品を紹介しています。その番組編成は、単に売上を左右するだけでなく、お客様に様々なジャンルの商品との出会いを届け、番組を通してお買い物の楽しさを実感していただくという、ショップチャンネル独自の「お客様への提供価値」に直結する最重要業務の一つです。これまでは、担当者が顧客属性や商品の実績データなどを分析し、経験に基づく判断と組み合わせながら編成を行ってきました。しかし、考慮すべきデータ量や制約条件が膨大であるため、手作業で最適な組み合わせを導くには大きな工数が必要で、検討できるパターンにも限界がありました。 こうした課題に対し、Insight Edgeはショップチャンネルの「データ戦略部」と連携。担当者の暗黙知をアルゴリズム化し、AI技術を活用した編成業務の自動化・最適化に向けたプロジェクトを推進してまいりました。

本システムの特長と導入効果

1. 売上向上と大幅な業務効率化の両立

商品情報、過去の購買データ、編成上の制約条件などを基に、AIが天文学的な数の組み合わせを網羅的に探索し、最適な商品を最適な時間枠に配置します。これにより、年間で十数億円規模の売上向上が期待されるほか、編成業務の作業時間を約70%(約30時間/月)削減できる見込みです。

2. 経験とデータを基にした意思決定の高度化

本システムは、「売上最大化」「制約遵守」など複数の優先条件に応じた編成案を提示可能です。また、手動で編成を調整した際にも、売上・新規顧客数・制約遵守リスクがリアルタイムに再計算されます。これにより、定量的根拠に基づく編成の妥当性検討が可能となり、判断速度と議論の質が大幅に向上しました。

3. 高度なアルゴリズムを感じさせない直感的な操作性

初期からデザイナーを含む開発チームが現場担当者へのヒアリングを重ね、実際の業務フローに即した画面設計(UI/UX)を徹底的に追求しました。ユーザーは背後の複雑なアルゴリズムを意識することなく、直感的な操作だけで高度な編成業務を行うことが可能です。現場と開発チームが一体となり、使いやすさを磨き上げることで、スムーズな業務移行を実現しました。

今後の展望

Insight Edgeは、ショップチャンネルのバリューチェーン全体におけるAI・データ活用を支援しており、個別業務の最適化に留まらず、横断的なDX推進を伴走型で支援しています。本システム以外にも以下の取り組みを実用化しているほか、共同プロジェクトを通じてショップチャンネル社内のデータ活用人材の育成にも寄与しています。

  • AI売上予測:

過去実績に基づき番組・商品ごとの売上を高精度に予測し、プランニング業務を高度化しています。

  • キャンセル・返品数予測:

過去実績に基づきキャンセル・返品数を予測することで、販売計画を最適化し、適切な在庫管理に繋げています。

  • コンタクトセンター人材シフト最適化:

AIによる呼量予測により、コンタクトセンターの必要人員数予測業務の工数を削減しつつ、適正な人員配置を行うことで機会損失を抑制しています。

  • 商品販促テキスト自動生成:

生成AIによる商品説明文自動作成システムを開発し、業務の効率化・標準化と品質向上を実現しています。

  • 番組構成案自動生成:

商品情報・業界トレンド等をもとに、生成AIで訴求ポイントや演出案をまとめることで、番組構成業務の高度化を目指しています。

今後も、最先端技術の実装とデータ活用人材の育成を通じて、ショップチャンネルの「持続的なデータドリブン経営」の実現に貢献してまいります。

ジュピターショップチャンネル株式会社 データ戦略部 時崎様からのコメント

番組編成は、24時間365日お客様に多様な商品との出会いや楽しさを提供するための、ショップチャンネルの根幹となる業務です。その検討要素は非常に多岐にわたるため、AIによる自動化は非常に挑戦的な取り組みでした。Insight Edge は、業務に必要なルールやロジックに加え、担当者が長年の経験の中で培ってきた特有の“暗黙知”に至るまで深く理解し、それらを実用的なアルゴリズムへと昇華してくれました。本システムの導入により、これまで蓄積してきた知見・スキルにAIの力が加わることで、膨大なデータに基づいたより戦略的な編成が可能になると確信しています。

ジュピターショップチャンネル株式会社について

1996年11 月に日本初のショッピング専門チャンネルとしてスタート。現在はケーブルテレビや衛星放送などを通じ、全国3,210 万世帯で視聴可能(2025 年 3 月時点)。ファッション、ビューティー、ホームグッズ、グルメなど、バイヤーが厳選した多彩な商品を24 時間紹介しています。快適にお買い物していただくため、注文受付や商品出荷も自社で対応。生放送ならではの臨場感と心おどるお買い物体験をお届けしています。テレビ・デジタル・リアルを連携させたショッピングエンターテインメントをお楽しみください。

株式会社 Insight Edge について

株式会社Insight Edgeは、2019年、住友商事グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する為の技術専門会社として設立されました。DXの推進に必要となるデータ分析、MVPなどの素早いシステム開発及び先端技術の取り込みから適用までをワンストップで行うべく、データサイエンティスト、ITアーキテクト等の先端技術エンジニアにより構成されております。

社名:株式会社Insight Edge
設立:2019年7月
代表:代表取締役CEO 小坂 順一
株主:住友商事株式会社(100%)
URL:https://insightedge.jp/

本件に関するお問い合わせ

Email :contact@insightedge.jp

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会社概要

株式会社Insight Edge

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URL
https://insightedge.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区大手町2丁目3番2号 大手町プレイス 24階 イーストタワー
電話番号
-
代表者名
小坂 順一
上場
未上場
資本金
4800万円
設立
2019年07月