【生成AI活用支援】オイシックス・ラ・大地株式会社様における生成AI活用推進の伴走型支援事例を発表

〜食品ECのリーディングカンパニーにおける生成AI活用推進を支援、業務効率化と新たな価値創出に貢献〜

株式会社Hitamuki

写真右から:オイシックス社 岸本様、Hitamuki社 澤田、奥田

生成AI活用の伴走型支援を提供する株式会社Hitamuki(本社:東京都中央区、代表取締役:澤田 隼、以下「当社」)は、オイシックス・ラ・大地株式会社様(本社:東京都品川区、以下「オイシックス様」)に対する生成AI活用支援の事例を発表いたします。

また、本取り組みの詳細は以下の「支援事例」や「支援インタビュー」にて公開しております。

支援の背景

食品ECのリーディングカンパニーであるオイシックス様は、2024年7月に生成AI活用プロジェクトを本格始動されました。2024年を「実務での活用に向けた検証フェーズ」として位置づけ、2025年度の本格的な成果創出を目指す戦略を立てられる中で、以下のような検討課題に取り組まれていました。

  • 現場における生成AIリテラシーのばらつき

    部署や個人によって生成AIに対する理解度や活用経験に大きな差がある

  • 有効なプロンプトの設計・活用が困難

    生成AIの可能性は認識し「生成AIを活用できそうだな」と感じる業務は多数あったが、実際に業務で使えるレベルの精度の高いプロンプトを作成することに壁を感じ、「できそうだなで止まってしまう」状況が頻発

  • 業務ごとの最適な生成AI適用ポイントが不明確

    どの業務にどのように生成AIを活用すれば効果的か、具体的な適用方法が見えていなかった

  • 社内人材育成の限界

    生成AI活用に適性のある優秀なメンバーほど他の重要業務を担っており、専任での育成・展開が困難

  • 統一的な推進体制の必要性

    各部署が個別に生成AIツールを試行しており、組織全体での統一的な活用方針やベストプラクティスの共有が急務

こうした課題に対し、当社が提供する「伴走型支援コンサルティング」にご期待いただき、2024年12月より本格的な支援を開始いたしました。

伴走型支援の特徴

当社は「人を想い、人を支える」というミッションのもと、単なる技術提供ではなく、企業のパートナーとして以下の支援を実施しました。

1.生成AI推進チームとの密な連携体制構築

オイシックス様の生成AI活用プロジェクトと役割分担を明確にし、効率的な協働体制を構築しました。オイシックス様が課題の吸い上げや社内調整を担い、当社は専門的な分析・開発を担当することで、双方の強みを最大限に活かした支援を実現しました。

伴走型支援の体制イメージ

2.実用性重視のオーダーメイドプロンプト開発

オイシックス様の業界特性(食品EC・コンプライアンス要件)や業務特性を深く理解した上で、実際に現場で使える精度の高いプロンプトを開発しました。

  • 大規模レビュー分析・クラスタリング:5,000-8,000件規模の顧客レビューやお問い合わせを自動的に分類・クラスタリングするプロンプトを開発

  • 表記・表現チェックの自動化:薬機法や景品表示法に抵触する可能性のある効能効果表現、強調表現、表記ルールの自動チェックプロンプトを構築

  • 業務分解+汎用型AI活用ワークフロー構築:特定業務を対話型で整理し、どの工程に生成AIを活用できるかを体系的に分析・提案するプロンプトを開発

3.継続的な伴走による内製化支援

プロンプトの提供だけでなく、オイシックス様が自律的に生成AI活用を推進できる体制構築をサポートしました。

  • プロンプト作成スキルの育成支援:オーダーメイドでのプロンプト開発時には、単にプロンプトを提供するだけでなく、その作成ポイントや考え方についてもレクチャーを実施

  • 継続的なナレッジ共有:オイシックス様社内での生成AI勉強会に月1回のペースで出席し、最新のAI活用事例や技術動向を共有。社内イベントへの登壇も行い、部署横断でのノウハウ共有と社内全体の生成AIリテラシー向上に貢献

4.戦略レベルから現場レベルまでの幅広い支援

執行役員から現場担当者まで、階層を問わず柔軟にディスカッションに参加し、グループ全体の生成AI活用戦略についてご相談に対応。外部の専門知識を活かした客観的な視点から、以下のような支援を行いました。

  • グループ全体での生成AI活用の可能性と課題の整理

  • 他社事例や最新技術動向を踏まえた提案

  • 投資対効果の観点からの優先順位設定

  • 必要情報の調査や検証

5. プロジェクトメンバーとしての一体感

オイシックス様の社内コミュニケーションツールに参加し、企業文化や業務特性を深く理解することで、より効果的な支援を実現しました。

支援による主な成果

  • プロンプト開発プロセスの確立

    「生成AIを活用できそうだな」と思っても「そこで止まってしまう」状況が頻発していましたが、当社との協働を通じてプロンプト開発のノウハウが蓄積。現在では当社の伴走型支援を活用しながら、効率的にプロンプト開発を進められる体制を構築

  • 戦略的な生成AI活用推進

    以前は「業務ごとの最適なAI適用ポイントが不明確」でしたが、当社との定期的なディスカッションを通じて、優先順位付けや戦略的な判断ができる体制を構築

  • 組織全体への浸透

    試験・検証フェーズから実用フェーズへの移行が加速し、2025年度の本格的な成果創出に向けた基盤が整いました。当初のプロジェクトメンバーによる社内記事での成果共有や、他部署からの「うちの部署でもこういうことができますか」という相談も増加し、生成AI活用の可能性への理解が組織に徐々に浸透

お客様の声

執行役員 岸本様(業務本部 本部長/ 生成AI活用プロジェクト オーナー)

「澤田さんが私のディスカッションパートナーになってくれているところが非常にありがたいです。実務に直結しないけれど『こういうことを知りたい』『こういうこともやれるようになりたい』といったことを相談でき、生成AIツールの調査や市場の動向の共有などもしていただいています。戦略部分での伴走というか、ご協力いただける相談相手が他になかったので、本当に助かりました」

「Hitamukiさんを選んだのは、澤田さんに『プロジェクトメンバーの一員として扱ってもらっていいですよ』と言ってもらったのが、決め手の一つでした。その言葉の通りに、契約内容以外のことでも相談すると、できないものはできないと言ってくれますが、『こうやったらできる』『それだったらご協力できる』と、かなり柔軟に要望を聞いてくださっていて助かっています」

「生成AI活用を検討している企業様には、やってみた方がいいと思います。当然セキュリティリスクなど、いろんなリスクをしっかり潰さなければいけませんが、『どう使えるんだろう』と悩んでいるなら、Hitamukiさんのような一緒に走ってくれるところと組んで、もうやってみた方がいいんじゃないでしょうか」

ユセコ様(経営企画本部 新潟フードテックタウン構想推進室/ 生成AI活用プロジェクト リーダー)

「現場の視点でいうと、まず返信の速さが印象的でした。弊社の行動規範でもスピード感を重視しているのですが、どのタイミングでご連絡しても、素早くご回答いただけるのは大変ありがたかったです」

「自分なりにプロンプトは書ける状態でしたが、どうしても自身の力だけでは、クリアできないハードルがありました。長文のプロンプトや複数ステップを踏む必要があるものなどです。複数社に相談していましたが、『難しいですね』という回答が多い中で、Hitamukiさんは圧倒的にスピードが速く、『これだったらできますよ』という新しい提案を毎回いただけました」

「生成AIと一言で言っても、テキスト、音声、画像など様々な分野があります。それを包括的に対応してくださるのがありがたいです。弊社のプロジェクトメンバーにもいろんな分野のメンバーがいるので、質問の切り口も変わりますが、画像や動画の生成AI活用について質問しても調査してご回答いただけます」

支援のポイント

本事例における当社の伴走型支援の特徴は以下の通りです。

  1. 生成AI推進チームとの密な連携

    役割分担を明確にし、双方の強みを最大限に活かした協働体制を構築

  2. 実用性重視のプロンプト開発

    業界特性や業務特性を深く理解した上で、現場で使える精度の高いプロンプトを開発

  3. 継続的な伴走による自律化支援

    プロンプト提供だけでなく、ノウハウレクチャーやフィードバック、定期的な勉強会参加により、お客様が自律的に生成AI活用を推進できる体制構築をサポート

  4. 戦略レベルから現場レベルまでの幅広い支援

    執行役員から現場担当者まで、階層を問わず柔軟にディスカッションに参加し、戦略的な方針策定から具体的な実装まで一貫してサポート

  5. プロジェクトメンバーとしての一体感

    お客様の社内コミュニケーションツールに参加し、企業文化や業務特性を深く理解することで、より効果的な支援を実現

株式会社Hitamukiについて

当社は「人を想い、人を支える」というミッションのもと、企業のパートナーとして生成AI活用の伴走型支援を提供しています。単にAIツールや研修を提供するだけでなく、企業に深く寄り添い、課題解決と持続的な成長をサポートすることに重きを置いています。


特にAI導入のノウハウが少ない地方企業や中小企業にとって、専門知識を持つパートナーが二人三脚でDX推進をサポートする心強いサービスとして、多くの企業様にご評価いただいております。

【会社概要】

  • 会社名:株式会社Hitamuki

  • 代表者:代表取締役 澤田 隼

  • 本社所在地:東京都中央区勝どき4丁目6−2 パークタワー勝どきミッド4009号室

  • 事業内容:生成AI活用コンサルティング、伴走型支援サービス、AIリテラシー向上研修

  • HP:https://hitamuki-inc.com/

オイシックス・ラ・大地株式会社について

オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社に、事業所、学校などで給食事業を展開する「シダックスコントラクトフードサービス」、病院、高齢者施設、保育園、幼稚園などで給食事業を展開する「シダックスフードサービス」、買い物困難者向け移動スーパー「とくし丸」、米国でプラントベース食材のミールキットを展開する「Purple Carrot」などがあり、食の社会課題を解決するサービスを広げています。また、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。

HP:https://www.oisixradaichi.co.jp/


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Hitamuki 広報担当
Email:info@hitamuki-inc.com

以上

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会社概要

株式会社Hitamuki

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URL
https://hitamuki-inc.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区勝どき4丁目6−2 パークタワー勝どきミッド4009号室
電話番号
090-8435-3028
代表者名
澤田 隼
上場
未上場
資本金
20万円
設立
2024年04月