一般社団法人看護教育支援協会「キャンプナースファーストエイド講習会」を開催
社)看護教育支援協会(代表:児玉善子 所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町)は、2024年10月、子どもたちの健康と安全を守るための「キャンプナースファーストエイド講習会」を四條畷学園大学にて開催します。
一般社団法人看護教育支援協会(代表理事:児玉善子)は、2024年10月24日・25日、子どもたちの健康と安全を守るための「キャンプナースファーストエイド(CNFA)講習会」を大阪府大東市にある四條畷学園大学において開催いたします。本講習会は、保育士、幼児教諭、学校の先生、運動クラブのコーチなど、子どもたちに関わる幅広い専門家を対象としており、誰もが「応急手当」の知識を身につけ、子どもたちの挑戦を応援できる社会を作ることを目指しています。
キャンプナースファーストエイドとは?
「ナース」という言葉は、狭義では看護師を指しますが、本講習会では「ケアを提供するすべての人」という広義の意味で用いています。キャンプナースファーストエイド(以下、CNFA)は、体験型野外活動における子どもたちおよび保護者や地域の人々の安全と健康を守るために、予防、教育、緊急対応、フォローアップを行う実践者です。
CNFAの役割は、単なる応急処置にとどまらず、野外活動の全体を通じて、子どもたちが安全かつ健康的に成長できる環境を整えることです。これには、事故やケガ、感染症の予防策を事前に学び、参加者と保護者が安心して活動に参加できるようにするための講座です。
具体的な活動内容
CNFAの具体的な活動は以下の通りです。
事故やケガの予防策の習得と実践
子どもたちが参加する野外活動には、自然の中での遊びや運動が多く含まれますが、これに伴うリスクも少なくありません。CNFAは、事前に事故やケガの予防策を学びます。具体的には、危険箇所の確認、適切な服装や必要な持ち物の推奨、活動前の安全説明などを行い、事故を未然に、あるいは最小限にしたいと思っています。ただし、子どもたちの挑戦を見守ることも大事です。
緊急事態への対応
万が一、事故やケガが発生した場合、CNFAは迅速かつ適切な応急処置を提供します。骨折、出血、やけど、熱中症など、さまざまな状況に応じた対応策を事前に学び、実際の場面で即座に対応できるよう準備を整えます。また、必要に応じて、医療機関への連絡や救急車の手配なども行い、迅速な医療介入への橋渡しを行います。
アレルギーや慢性疾患、障がいを持つ参加者への対応
野外活動には、アレルギーや慢性疾患、障がいを持つ子どもたちも参加することはめずらしくありません。CNFAは、これらの子どもたちが安心して活動に参加できるよう、細やかな配慮を行います。例えば、アレルギー反応が起こらないように食事や環境を調整したり、必要な薬や医療器具の管理を行ったりします。また、慢性疾患や障がいを持つ子どもたちが無理なく活動できるよう、体調の変化に注意を払い、適切なサポートを行います。
地域との連携とコミュニケーションの促進
CNFAは、地域の保護者や医療機関と連携し、信頼と協力の基盤を築きます。これにより、子どもたちが安全で安心できる居場所をつくることができます。例えば、事前に保護者と子どもの健康状態や特別なニーズについて共有し、適切な対応ができるようにします。また、活動後も保護者や地域とコミュニケーションを取り続け、子どもたちの健康と安全を見守ります。
継続的な評価と改善
CNFAは、野外活動の安全性や子どもたちの健康状態を常に振り返り、必要に応じて改善を行います。これには、事故やケガが発生した場合の対応の振り返りや、参加者や保護者からのフィードバックの収集が含まれ、次回の活動に向けてより安全で効果的な対応策に役立てていきます。
キャンプナースファーストエイドを学ぶには?
CNFAには特別な資格は必要ではありませんが、野外活動中の参加者が安全に活動できるためのサポートや、突然の体調の変化やケガに対応できる基礎的な知識を学ぶことができる講座の内容になっています。この講座は、学校の先生、保育士、少年野球の監督やコーチ、部活動を担当しているコーチ、野外イベントを企画している方々など、子どもたちの健康な育成をサポートする人々を対象としています。また、将来、教育や医療、福祉の現場で働きたいと考えている学生も、講座に参加することができます。
講習修了後は、CNFAの修了証をお渡しします。この修了証は、野外活動における応急処置の知識とスキルを習得した証として、参加者の自信と信頼を高めるものです。また、修了者は、子どもたちの健康と安全を守るために活躍してくれることを期待しています。
講習の内容
キャンプナースファーストエイド講習会では、以下のような内容が含まれています。
野外活動で起きやすい事故やケガへの対応
野外活動では、転倒、骨折、出血、やけどなど、さまざまな事故やケガが発生する可能性があります。この講習では、これらの状況に対する基本的な応急処置を学びます。具体的には、止血方法、骨折時の固定方法、やけどの処置、救急車の呼び方などを実践的に学びます。
野外活動で起きやすい身体の変調への対応
長時間の活動や天候の変化などにより、子どもたちの体調が急変することがあります。例えば、熱中症や低体温症、脱水症状などが考えられます。この講習では、これらの症状に対する早期発見と対応方法を学びます。また、症状が重篤化する前に適切な処置を行い、医療機関への移送が必要な場合の対応や報告の仕方を学びます。
知っておきたい子どもに多い病気や障がいへの対応
野外活動には、持病や障がいを持つ子どもたちも参加します。この講習では、特に注意が必要な病気や障がいに関する知識を学び、参加者一人ひとりのニーズに応じた対応方法を習得します。例えば、アレルギー反応の緊急対応などが含まれます。
野外活動で起きやすい心の変調への対応
野外活動では、子どもたちが普段とは異なる環境や活動に直面し、ストレスや不安を感じることがあります。この講習では、子どもたちの心の健康にも配慮し、ストレスや不安に対する対応方法を学びます。例えば、子どもたちの心理状態を観察し、必要に応じて適切なサポートやカウンセリングを提供する方法を学びます。
野外活動で必要な応急処置演習
応急処置は、知識だけでなく実際に手を動かして練習することが重要です。この講習では、実際に手を動かして応急処置の演習を行います。例えば、包帯の巻き方や止血方法、心肺蘇生法(CPR)の手順などを練習します。これにより、緊急時に即座に対応できるスキルを身につけます。
水の事故・山の事故を防ぐための基礎知識と予防策
野外活動には、川や海、山など、自然環境の中での活動が含まれますが、これらの環境には特有のリスクが伴います。この講習では、水辺や山での活動に伴うリスクを理解し、事故を未然に防ぐための基礎知識と予防策を学びます。例えば、水辺での安全な行動や山登りでのリスク管理、適切な装備の選び方などが含まれます。
講習会の開催概要
本講習会は、団体向けと個人向けの2つの形式で提供されます。
団体向け講習会
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対象:学校、保育園、保護者会、スポーツクラブなどの団体
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コース:1日間集中コース
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料金:オープン価格 50,000円(20人まで参加可能、開催場所や日時は相談に応じます)
個人向け講習会
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日時:2024年10月24日(木)、25日(金)10:00~16:30
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料金:一般 5,000円、学生 2,000円
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場所:四條畷学園大学 看護学部
キャンプナースファーストエイドを学ぶ意義
現代の子どもたちが育つ環境は急速に変化しており、それに伴い、応急処置の方法や対応の仕方も進化しています。自然災害の頻発や、予期せぬ事故の増加など、私たちが直面するリスクは多様化しており、これに対応できる知識とスキルが求められています。キャンプナースファーストエイドは、このような現代の課題に対応するための新たな役割として、子どもたちの健康と安全を守るための重要なスキルを提供します。
私たちは、子どもたちがのびのびと挑戦し、健やかに成長できる社会を築くために、すべての大人が学び続けることの大切さを強調しています。この講習会を通じて、参加者が応急処置のスキルを習得し、子どもたちに安心して挑戦させることができる社会を一緒に築いていきましょう。
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