新作アートピースランプ「TOUKI」
オマー・ヴィクター・ディオプ OMAR VICTOR DIOP4月17日発売
ベルナルドは、アーティストのオマー・ヴィクター・ディオプとコラボレートし、磁器彫刻ランプ「TOUKI」(199個限定)を制作しました。

1980 年にセネガルのダカールで生まれたオマーは、ファッションと創作の世界からインスピレーションを得て、歴史的なものからコンテンポラリーな参考資料、ビジュアル アート、ファッション、ポートレート写真を組み合わせた作品で際立っています。今回のコラボレーションは、彼に初めて三次元で創作する可能性をもたらしました。

この磁器の自画像は、彼の芸術作品に新たなページを開きます。作品内に存在する数多くの言及やシンボルにより、この作品は、その足跡を残すために世界中を旅するアフリカ人系譜の一部であることがわかります。
この磁器作品に命を吹き込むことは容易なことではありませんでした。リモージュにあるベルナルドの工房が持つすべての磁器技術を駆使し、造形、彫刻、彩色、絵付け、またフランス磁器の源ともいえる素焼きの技術へのオマージュとも言えます。
「私のセルフポートレート写真と同様に、今回は磁器を使ってキャラクターを演じ、そのキャラクターに多くのことを表現させ、語らせる機会は、私にとってとても貴重なものです。
リモージュでベルナルドの工房に出会ったことで、彼らが持つ磁器の技術によって、どのようにして作品が本物の人間のような錯覚を生み出すことができるのかが分かりました。私はTOUKIが生き返るのを見たのです。」
オマー・ヴィクター・ディオプ

TOUKIに命を吹き込むには、オマー・ヴィクター・ディオプのプロジェクトにできるだけ忠実な型を作成する必要がありました。このステップでは、線のたるみや焼成中の 材料の収縮を予測するためにモデラーのあらゆる専門知識が必要でした。

彫刻の各部分は鋳造され、型から外され、仕上げられ、非常に正確に組み立てられました。最後に、襟、太陽の光の部分、顔の輪郭の彫刻の細部が、ブレード、ツゲハンドルのノミ、スポンジを使用して細心の注意を払い仕上げられました。

「TOUKI」
オマー・ヴィクター・ディオプ
OMAR VICTOR DIOP
\1,265,000
リミテッドエディション 199個限定
H. 28 cm - L. 16,5 cm - I. 20 cm

希望通りの黒檀色と半光沢のフェイス仕上げを得るには、多くの試作が必要でした。ベルナルドの職人は、首の襟元、ヘッドバンド、太陽の光に手描きされたゴールドのニュアンスにも特に注意を払いました。
その理由には、古代ギリシアではスーダンのことを「太陽が昇り,また沈む国」と呼び,そしてスーダンの偉大なる時を築いたクシュ王国第25王朝の黒いファラオの彫像を彷彿させるためです。
オブジェの頭頂部は、磁器の素焼きでできており、そこからは光を通す磁器の特徴を生かし、ランプの光の温もりと柔らかさが表現されるようこだわり制作されました。
「実現不可能だと思いながら何度想像したことか…そしてついに、私が抱いていたすべてのアイデアが、この作品の中にあり、TOUKIの中に表現されています。」オマー・ヴィクター・ディオプ

オマー・ヴィクター・ディオプ
1980 年にセネガルのダカールで生まれた オマー・ヴィクター・ディオプは、ヴィジュアルアート、ファッション、ポートレート写真を組み合わせた作品で際立っています。歴史的およびコンテンポラリーな参考資料、そしてファッションと創作の世界からインスピレーションを得ています。彼は、インスピレーションを現実にするために、テキスタイルデザイン、スタイリング、創造的な文章など、写真と他の芸術形式を組み合わせることを好みます。独学で学んだ彼は、アフリカのスタジオフォトグラフィーのレガシーの一部となり、主にセルフポートレートを通じてそのコードを表現しています。
オマー・ヴィクター・ディオプは、文化遺産とコンテンポラリーへの問いを組み合わせ、さまざまな役割や文脈を通して、自身のアイデンティティを探求。視覚的なコードや観客の期待を覆すことで、黒人の表現に関連付けられた固定観念に疑問を投げかけます。彼は日常生活のシーンや特定の題材に、伝統的な化身を組み合わせて美学、ユーモア、批評を表現しています。
現在Magnin-Aギャラリー所属。
【読者お問い合わせ先】
ベルナルド表参道店 03-6427-4470
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