スキャンディット、SDK 7.0を発表:卓越したインテリジェンスと汎用性でSmart Data Captureがさらに進化

~Smart Label Capture機能とパフォーマンス・スループットの向上により、データ入力を変革させるSDK 7.0~

スキャンディット合同会社

Scandit SDK 7.0

Smart Data Capture技術のリーディングカンパニーであるスキャンディット合同会社(本社:東京都渋谷区)は本日、同社の従来製品よりもさらにスマートな最新版SDK(ソフトウェア開発キット)SDK 7.0を発表しました。SDK 7.0は、小売、物流、製造、航空などの幅広い業界に対応するインテリジェントな機能を追加することで、困難なスキャンの課題を解決します。

SDK 7.0内の強化されたスキャンエンジンは、コンテキストを認識し、環境とユーザの意図の両方を理解して、よりスマートなスキャンワークフローを実現します。これにより、効率が最大限に高まり、スキャンの難しい状況でも非常に優れた精度が得られ、コストのかかるエラーが減ります。

主な新機能は以下のとおりです。

・Smart Scan Intention:この新機能は、コンテキストの認識が必要な環境を考慮し、ユーザの意図をインテリジェントに予測することにより、スキャナの向け方が不正確でもバーコードが正しくスキャンされるようにします。現場の従業員と顧客の両者にとって、これは、食料品店の通路や倉庫など、複数のバーコードが並ぶ可能性のある環境において、間違ったバーコードをスキャンすることから生じるエラー、効率の低下、フラストレーションを減らします。不要なスキャンが最大100%減少するため、オーダーピッキングのような時間のかかるプロセスと関連コストが大幅に削減されます。

· Smart Label Capture:ラベルからバーコードとテキストデータを同時に抽出し、複雑なデータ入力を最大7倍高速化するマルチモーダルデータキャプチャを可能にします。この機能は、シリアル番号、重量、または有効期限が記載されているラベルに最適で、精度を高めてエラーを減らし、情報の誤りによる収益減を防ぎます。ある米国の企業は、ラベルの誤った解釈による過小請求で130万ドルの売上損失を回避しました。

· アップグレードされたSparkScanユーザ・インタフェース(UI):より簡素化されたUIは、従業員向け、コンシューマー向けを問わず、どのようなアプリケーションにも対応します。また、このUIはユーザの環境や動きに適応いたします。新しいカスタマイズオプションにより、プロダクトマネージャーとユーザ・エクスペリエンス(UX)チームが、個別のアプリのニーズに合わせてデザインやUXの質を低下させずにUIを調整できます。

よりスマートなID(身分証明)検証:無効なIDの検出機能がID Validateに追加され、手作業での確認や従業員の立ち会いを必要とせずに、有効期限切れや、破損した書類を識別できるようになり、その一方で偽造IDの検出精度は99.9%に向上しました。1秒のスキャン速度を維持しながら、ドライバーの登録などのオンボーディング手順におけるユーザ・エクスペリエンスが改善されています。

Yuka社の共同創設者兼CTOのFrançois Martin氏は、以下のように述べています。「ユーザ数6,000万人以上のコミュニティを擁するコンシューマ向けアプリとして、最適化され、直感的で何の支障なく使用できるスキャンアプリは、Yukaにとって不可欠です。その支障なく使用できるUXをたびたび妨げるのが、意図しないスキャンです。これは、店舗、食品庫、冷蔵庫など、多数のバーコードがひしめいている環境でYukaのユーザが商品をスキャンする際に起こります。先進のアルゴリズムを採用したスキャンディットのSmart  Scan Intentionは、ユーザがどのバーコードをスキャンしようとしているかを理解することによって、エラー件数の削減とスキャン精度の向上を実現し、このストレスの解消に役立っています」

SDK 7.0のパフォーマンスアップデートには、デバイスの稼働時間を延長する20%のバッテリー寿命の向上と、化粧品や電子棚ラベル(ESL)など、手の届きにくい場所にあることが多い極小バーコードのスキャンをより高速かつ人間工学的に行う、65%のスキャン範囲の拡大が含まれます。プラットフォームのサポートの拡大により、MatrixScan Batch、MatrixScan  Find、MatrixScan ARがWebアプリケーションで利用できるようになりました。

スキャンディットのCTO兼共同創設者のChristian Floerkemeierは、以下のように述べています。「私たちは今後も、このメジャーリリースに搭載された機能強化とインテリジェンスによって、Smart Data Captureの限界を押し広げ続け、さまざまな業界で実際に起きている問題を解決します。SDK 7.0のビジョンは、企業の複雑なワークフローの自動化をさらに進める一方で、日常的なデータキャプチャ作業における現場の従業員や顧客の負担を減らすことです」

SDK 7.0のリリースと同時に、スキャンディットはCommunity Edition for Educationを発表しました。これは、学生と大学関係者を対象に、スキャンディットのソフトウェアへの無料アクセスを非営利目的に限り提供するものです。学生の皆さんは、MatrixScan FindやMatrixScan Countなどの高度な機能を含む、バーコードとIDのスキャン機能を無制限に利用できます。

詳しくは、こちらをご覧ください。

参考情報

ビデオ – Meet the Scandit Data Capture SDK 7.0(Scandit Data Capture SDK 7.0の紹介)

ブログ – Why the AI-Powered SDK 7.0 Is Transformative(AIを活用したSDK 7.0が変革をもたらす理由)

ブログ – The Era of Context-Based Barcode Scanning Is Here(コンテキストに基づいたバーコードスキャンの時代が到来)

スキャンディットについて

スキャンディットはSmart Data Capture領域におけるリーダーであり、「比類のないスピード、正確性そしてインテリジェンスですべてのビジネスパーソンとコンシューマにSuperpower(超越した力)」を提供します。Scandit Smart Data Captureプラットフォームはスマートフォン、ドローン、デジタルアイウェア、ロボットなどのスマートデバイスで使用でき、バーコード、テキスト、身分証明書(ID)に加え、オブジェクトからもデータを認識して、エンドツーエンドのプロセスの自動化とインサイトをもたらします。

スキャンディットのテクノロジーは、あらゆるスマートデバイスで5倍の速さでデータを正確にスキャンし、汚れや傷によって読みにくいバーコードや、光の反射や角度による悪条件下、また複数のバーコードでも正確に一括でスキャンできます。スキャンディットを活用したイノベーションにより、大幅なコスト削減、従業員の利用定着率と顧客満足度の向上を実現します。スキャンディットは製品トライアル、ソリューション設計、インテグレーションからカスタマーサクセスまで全面的にお客様をサポートします。

イオンリテール、オーケー、ハンズ、ベルク、U.S.M.H、ヤマト運輸、カルビー、Instacart、Levi’s Strauss、FedEx、DHLなど、小売、輸送・物流、ヘルスケア、製造業のマーケットリーダー企業がスキャンディットを活用しています。詳細については、www.scandit.com/jpをご覧ください。

報道関係のお問い合わせ先

スキャンディット広報事務局

Tel:03-6454-6930 / Email: scandit@ambilogue.com

以上

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会社概要

スキャンディット合同会社

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URL
https://www.scandit.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2丁目24−12 スクランブルスクエア 39F
電話番号
050-1742-2028
代表者名
秋谷 哲也
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年01月