「簿記はある。実務はない」未経験者を即戦力へ。業界初！クリアすれば「実務経験」として認定されるRPG『計は会なり』2026年1月5日より正式リリース。

～「教育コストゼロ採用」を目指し、税理士事務所や中小企業経理と求職者のミスマッチを解消する実務スキル認定証を発行～

You-A株式会社

2025年12月25日 10時10分

「その簿記を、使える武器に変える」。知識を実務スキルに転換する、業界初の実務RPGが始動。

資格合格後に「実務ができない」と悩む未経験者が急増しています。正しい失敗経験を積める「実務の練習場」をオンラインで提供開始します。

中小企業の経理と税理士事務所のスタッフ教育を行うYou-A株式会社（所在地：京都府京都市、代表：髙橋祐人）は、経理実務未経験者がゲーム感覚で業務フローを学べるオンラインプログラム、実務RPG『計は会なり（けいはかいなり）』を2026年1月5日（月）より正式リリースいたします。これに先駆け、本講座をいち早く体験していただく『0期生モニター』の募集を開始いたしました。

【開発の背景】

1.「簿記は受かったが、明日から働けますか？」という問いに対する答え

毎年多くの日商簿記検定合格者が誕生していますが、資格取得者の多くが直面するのが「実務の壁」です。「借方・貸方のルールは知っているが、領収書の整理の仕方が分からない」「会計ソフトへの入力手順が分からない」「日付や科目の判断基準が現場レベルで持てない」――。これらはいわゆる「実務のペーパードライバー」状態であり、「実務経験者しか採用したくない企業」と「経験を積む場所がない求職者」との間で、深刻な採用ミスマッチを生んでいます。

2.元板前・現場叩き上げだからこそ作れた「修業のDX化」

異色の経歴：元板前・CFOという現場叩き上げの経験が、『失敗できる修業の場（RPG）』を作る原点となりました。

代表の髙橋は、元板前という異色の経歴を持ち、その後税理士事務所・企業経理として現場を渡り歩いてきました。実務は「習うより慣れろ」の世界ですが、実際の現場でミスをすることは許されません。そこで「失敗してもいいシミュレーション環境（RPG）」があれば、未経験でも最短で即戦力になれると考え、本プログラムを開発しました。

【『計は会なり』の3つの特徴】

実務RPG『計は会なり』デモ映像 教科書通りの学習ではなく、実際の「請求書処理」や「試算表作成」をゲーム内でどう体験するのか？実際の操作画面を公開。

1. ストーリー没入型：「勇者」ではなく「経理担当」として冒険する

教科書通りの「正解」ではなく、現場で頻発する「ズレ」や「ミス」を、会計ソフトと証憑を照らし合わせて解決するクエスト形式で学びます。

従来の動画講義のような受動的な学習ではありません。参加者は「株式会社お伝」に入社した新人経理担当となり、実際に発生する請求書処理、給与計算ミス、税務調査のリスクなどのトラブル（クエスト）を、実務用会計ソフトやExcelを使って解決していきます。

2. 勉強禁止：「正解」ではなく「判断」を学ぶ

教科書通りの綺麗な数字は出てきません。「現場で見る請求書や契約書」「金額の合わない試算表」など、リアルな現場で起こるノイズが含まれた資料を使用。自ら考え、調べ、判断する力を養います。

3. 一生使える武器：「実務の神器」を継承

代表の高橋が経理時代や現コーチング現場で実際に使用している「生データ」をテンプレート化。ゲーム内のアイテムとして入手し、卒業後はそのまま実務で使用可能です。

プログラム内では、現役の実務家が実際に現場で使用している「資金繰り管理表」や「会計ソフト取込フォーマット」などのExcelツール（実務の神器）をそのまま使用・提供します。卒業後はそのまま実務の現場で活用可能です。

【今後の展開：AI時代に「作業者」で終わらないための生存戦略】

昨今、クラウド会計や生成AIの進化により、単純な記帳代行の価値は下がり続けています。税理士業界においても「一人の担当者が全てを行う」モデルから、製販分離（入力・監査・相談の分業体制）へとシフトし始めています。「入力作業だけ」の経理・会計担当は淘汰される時代において、本RPGでは作業者（オペレーター）から確認者（レビュアー）、そして参謀（プレイングマネージャー）へと進化するキャリアパスを提唱し、以下のロードマップを提供します。

【3級：入力のプロ】（1/5リリース）

バラバラの証憑書類から試算表を作成する基礎フェーズ。単にソフトに入力するだけでなく、「B/S（貸借対照表）の残高整合」に重きを置き、数字の不整合を自ら発見できる「正確性」を養います。分業化が進む現場において、最もニーズの高い「正確な入力と残高整合」を担える人材を育成します。

【2級：ツールの魔術師】（今後リリース予定）

Excel活用によるデータ移管や、「生成AI・クラウド会計」活用法を習得。ツールを駆使して作業時間を劇的に短縮し、自らの時給単価を上げる「効率化」のフェーズです。

【1級：品質の守護者（レビュアー）】（今後リリース予定）

自ら手を動かすだけでなく、AIや他者が作成した試算表を検算・レビューするスキルを習得。P/L（損益計算書）の推移分析や異常値の検知を行い、「検算（レビュー）担当者」として品質を担保する側に回ります。

【0級：？？？（シークレット）】（今後リリース予定）

本RPGの最終到達点。中小企業の「プレイングマネージャー」として、実務と経営の双方をハンドリングできる人材を育成します。（詳細はクエストクリア者のみに公開）

■ 「資格」ではなく「実務能力」を証明する認定制度

実務スキル認定証（イメージ）：従来の合格証書とは異なり、入力速度や正確性など「現場で使えるスキル」を可視化・証明します。

各級のクエストをクリアした受講生には、You-A株式会社がその実務能力を保証する「認定証」を発行します。また、認定証には合否だけでなく、「入力速度」「正確性」「ツールの活用度」などを数値化した「実務スキル分析シート（診断書）」を付帯させます。これにより、単なる肩書きではなく、「その人が現場で『何ができるか』」を客観的に証明します。

＜あえて「社団法人」ではなく「株式会社」が認定する理由＞

一般的な資格試験は社団法人等が運営することが多いですが、本認定はあえてYou-A株式会社が主体となります。それは、日々刻々と変化する実務の現場において、「今、経営者が現場に求めているのは『点数の高さ』ではなく『実務フローの理解』である」という現実を、現場支援を行う企業の視点で評価・認定したいからです。

■ 双方の「不幸なミスマッチ」を解消する

【受講生（求職者）へのメリット】

「未経験」のレッテルを剥がし、「仮想実務の経験者」として選考に臨めます。単なる知識ではなく、「数字が合わない時の苦労」や「解決プロセス」を体感しているため、面接での言葉の重みが変わり、就職活動の強力な武器になります。

【税理士事務所・企業（採用側）へのメリット】

クラウド会計・AIの普及による「分業化（製販分離）」が進む中で、過剰なハイスペック人材を求めるのではなく、「入力・スキャンのプロ（3級）」「監査のプロ（1級）」と、自社の業務フローに必要な「ピンポイントの即戦力」を採用することが可能になります。ミスマッチを減らし「コミュニケーションコストの低い、自律的に動ける人材」を確保する新たなルートを提供します。