鍋島焼|開窯350周年を迎える鍋島焼の産地 佐賀県・大川内山 2025年秋のご案内
「鍋島藩窯 秋まつり」11月1日(土)~11月5日(水)
WEBSITE https://nabeshima-yaki.com
INSTAGRAM https://www.instagram.com/nabeshimayaki/

佐賀県伊万里市大川内山(おおかわちやま)の「鍋島藩窯(なべしまはんよう)」でつくられてきた日本の伝統的工芸品である陶磁器「鍋島焼」は、今年で開窯350周年を迎えます。
2025年11月1日(土)~11月5日(水)の期間、鍋島焼協同組合は、佐賀県伊万里市大川内山で「鍋島藩窯 秋まつり」を開催いたします。
この期間に、長年にわたり執り行われている筆供養などの伝統的な儀式をはじめ、「鍋島焼」開窯350周年を記念したシンポジウム、伊万里・有田焼伝統産業会館リニューアルオープンなど、今年ならではのイベントも開催されます。
また、どなたでもお楽しみいただける、町歩きツアー、秋まつりにあわせた特別な作品や、地元の飲食店や店舗の出店など、楽しいコンテンツもご用意しています。
紅葉が美しい季節に開催される「鍋島藩窯 秋まつり」は、鍋島焼の魅力と歴史を堪能できる大川内山の一大イベントです。鍋島藩窯の歴史が息づくこの地で、伝統の技術に触れながら、鍋島焼の美しさを味わいにお越しいただければ幸いです。
鍋島焼(鍋島藩窯・大川内山)について
佐賀県伊万里市の「大川内山(おおかわちやま)」でつくられる日本の伝統的工芸品。江戸時代、佐賀鍋島藩によって全国から選りすぐられた31名の陶工が、大川内山に集められ、官営の御用窯である「鍋島藩窯(なべしまはんよう)」が築かれました。その精巧な技術と鮮やかなデザインから「日本最高峰の磁器」と称され、廃藩置県までの200年、以降の150年、そして民窯となった今日まで、伝統と技術が受け継がれ続けています。
「鍋島藩窯 秋まつり」開催概要
期間:11月1日(土)~11月5日(水) 9:00-17:00
場所:大川内山[佐賀県伊万里市大川内町 1806]
主催・問い合わせ先:伊万里鍋島焼協同組合
電話:0955-23-7293
メール|info@nabeshimayaki.com
紅葉が美しい季節に開催される「鍋島藩窯 秋祭り」は、鍋島焼の魅力と歴史を堪能できる大川内山の一大イベント。江戸時代から現在まで鍋島焼文化を継承してきた先人たちへの感謝をこめて、約42年前から開催されています。他のイベントとは一味違う、鍋島藩窯の歴史が息づくこの地ならではの特別な体験を多数用意しています。伝統の技術に触れながら、秋の風景とともに鍋島焼の美しさを味わうことができます。
この期間、筆供養など歴史ある行事が催されます。
あわせて、限定作品の販売や飲食店の出店などのイベントも開催します。
「鍋島藩窯 秋まつり」コンテンツ紹介
筆供養
11月4日(火)10:00- 陶工無縁塔にて
大川内山では、毎年秋の窯元祭りの期間中となる11月4日に行われる「筆供養」。動物や植物の命をいただいて作られる絵付け用の筆の尊い命に感謝して、使い古いされた筆を供養します。役目を終えた筆に感謝すると共に、毛を提供してくれた動物達の供養と上達を願い浄火の中に筆を投じます。
筆供養 動画

鍋島焼 350周年 町歩きツアー
11月2日(日)/ 3日(月・祝)13:30-15:30
「秘窯の里」として知られる大川内山の3つの窯元を、鍋島虎仙窯の三代目である川副隆彦さんのご案内で巡ります。伊万里鍋島焼の伝統技法である「鍋島染付/色鍋島/鍋島青磁」の制作工程をご覧いただきながら、それぞれの窯元のお話をお楽しみください。
訪問先:伊万里・有田焼産業会館、巒山(らんざん)窯、陶房大林、鍋島虎仙窯、青木陶房
価格:7,800円(税込) お申し込み方法:https://unalabs.jp/tourism/gsim01/
シンポジウム
<開催概要>
タイトル:開窯三五〇年 鍋島焼 鍋島藩窯 秋祭り 記念シンポジウム - 鍋島焼文化 未来への継承 -
日時:11月1日(土)10:00-14:00
会場:伊万里・有田焼伝統産業会館 佐賀県伊万里市大川内町乙1806番地
開窯350年の節目を迎えるにあたり「鍋島焼文化 未来への継承」をテーマに記念シンポジウムを開催します。冒頭に平成元年から取り組んできた鍋島焼献上の儀に使用した保存用の瓶子を伊万里市へ寄贈するセレモニーを行います。その後、鍋島焼を未来に繋ぐために必要なことをテーマとした基調講演、「鍋島焼文化 未来への継承」をテーマとしたパネルディスカッションを行います。
<基調講演>
・中川 淳 / PARADE株式会社 代表取締役社長(元 株式会社中川政七商店 代表取締役会長)
「未来へ繋ぐためのビジョンと経営」
・山田 遊 / 株式会社メソッド 代表取締役
「『開窯三五◯年 鍋島焼 』の取り組みと、351年以降の大川内山」
<パネルディスカッション「鍋島焼文化の未来について」>
中川 淳 / PARADE株式会社 代表取締役社長(元 株式会社中川政七商店 代表取締役会長)
山田 遊 / 株式会社メソッド 代表取締役
中尾 清一郎 / 佐賀新聞代表取締役
瀬戸口 皓嗣 / 伊万里鍋島焼協同組合 理事長
川副 隆彦 / 伊万里鍋島焼協同組合 実行委員長
東畑 光晴 / 地域おこし協力隊
伊万里・有田焼伝統産業会館リニューアルオープン
11月1日(土)9:00
「鍋島焼」開窯350周年に併せて、リニューアルオープンした1Fの総合展示室では、歴代の鍋島焼献上瓶子の展示や窯元にスポットを当てた作品展示を行っています。
<鍋島焼 献上瓶子>
大名への献上品として作られてきた鍋島焼の精神を現代に伝えるための重要な儀式で、毎年秋に執り行われます。この儀式では、平成元年から鍋島藩窯 秋祭りの一環として、全国の名城所在の首長や各県知事、県内の市長等に、「鍋島藩窯 献上登り窯」*でつくられた鍋島焼瓶子の献上を行っています。
*鍋島藩窯 献上登り窯:17世紀~19世紀にかけて肥前の鍋島藩によって運営されて、350年前から現代まで継承し続ける、大川内山の伝統文化です。

「鍋島焼開窯350周年記念 四季絵皿 - 秋 -」の販売
11月1日(土) 9:00- 会館広場インフォメーション、伊万里鍋島焼会館にて
鍋島焼開窯350周年を記念して、四季の花々をあしらった記念小皿を、春夏秋冬の季節毎に4種類を制作し、販売しています。
秋の絵皿では、「感謝と希望、秋の花」をテーマに、成熟と静けさを湛える「紅葉」、思いやりの心を映す「萩」、誠実な愛を誓う「桔梗」、高貴さと真実を示す「菊」、可憐な純愛を語る「撫子」という、秋を象徴するモチーフを描いています。
<鍋島焼開窯350周年記念 四季絵皿 - 秋 ->
価格:3,500円+税
販売数量:350枚
販売開始日:2025年11月1日(土)~
器サイズ:Φ110mm
担当窯元:虎仙窯
モチーフ:紅葉、萩、桔梗、菊、撫子(5種)
※デザインおよび販売開始日は変更となる場合がございます。

登り窯で制作した12の窯元による58個のぐいのみの販売
11月1日(土) 9:00- 会館広場インフォメーションにて
大川内山では、年に1回登り窯を焚きます。今年は、今年10月4日(土)-5日(日)に、20名を超える、多くの窯元が参加のもと、協力して登り窯焚きを行いました。
この際に、計12窯元が制作(削り・絵付け・釉がけ・上絵付け)した合計58個のぐいのみを販売します。
販売価格:11,000円(税込)


地元の出店店舗
11月1日(土)~11月5日(水)
窯元市では、佐賀県内の人気飲食店、金物屋、家具屋などが出店します。秋の大川内山を感じながら、佐賀の味覚やお買い物を、鍋島焼とともにおたのしみください。
LIB COFFEE IMARI:11月4日(火)-11月5日(水)
しほみ食堂:11月1日(土)-11月5日(水)
その他、地場の金物屋・家具屋などが出店
※出店者は変更となる場合がございます。なお、出店予定の日時につきましては、出店者によって異なります。詳しくは鍋島焼公式Instagramで随時お知らせいたします。

スタンプラリー
11月1日(土)~11月5日(水)
全窯元の中から5軒でご購入の方はがらがらに参加いただけます。大川内山窯元の陶板、焼物、鍋島焼をモチーフにした「白磁彩菓」などを景品にご用意しています。
抽選会場 伊万里鍋島焼会館前
スタンプラリーの用紙は駐車場、伊万里鍋島焼会館、各窯元で配布

「鍋島焼」開窯350周年記念事業 関係者クレジット
主催・運営:伊万里鍋島焼協同組合
アートディレクション:長尾美術(長尾周平)
写真撮影:西山勲
動画撮影・編集:坂口幸司、仁田原力
トータルディレクション:method Inc.(山田遊、吉岡由実加)
広報:株式会社ハウ
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