野球が息づくまち・球都桐生の玄関口 東武新桐生駅が“球場化”で大変身!
~戦後80年の時を越え、ここから新たな桐生野球の歴史が始まる~
◼️概要
群馬県桐生市は、東武鉄道株式会社(本社:東京都墨田区)の協力のもと、桐生市が推進する公民連携事業「球都桐生プロジェクト」の一環として、新桐生駅の2番線ホームを“野球場”さながらのデザインにリニューアルいたしました。駅を訪れるすべての人が「野球のまち、桐生」を肌で感じられる空間へと生まれ変わりました。

今回の装飾では、2番線ホーム(下り)の壁面全体を外野フェンスに見立てた大胆なデザインが施され、地元企業を中心に30社の広告看板が掲出されることで、まるでプロ野球球場のスタンドにいるかのような臨場感を演出しています。
中心部には、2022年に野球伝来150年を記念に制定された「野球の聖地・名所150選」にも選ばれた桐生新川球場(現・新川公園)のスコアボードの一部をモチーフにした装飾が施されております。



さらに、講談社の人気野球漫画『ダイヤのA』との特別コラボレーションによって、外野手・白州健二郎選手のイラストも登場。漫画ファンにも楽しめる仕掛けが盛り込まれており、世代を超えて野球文化の魅力を発信しています。
また、今回の装飾にあわせ、副駅名に「球都桐生」が制定。まさに球都桐生の玄関口となります。


◼️“戦後プロ野球夜明けの地”としての誇りを装飾に込めて
今回のホーム装飾には、桐生が持つ“球都”としての歴史的背景も色濃く反映されています。
現在の新川公園に位置していた桐生新川球場では、戦後間もない1945年11月18日、地元チーム「全桐生」とプロ球団セネタースが対戦しました。これは、記録上、日本で初めて再開された戦後プロ野球の試合とされており、「戦後プロ野球の夜明けの地」としての桐生の象徴的な出来事です。
また、その6日後にはプロ野球東西対抗第2戦、さらに翌日には全桐生が東軍に勝利するなど、当時の桐生は全国の野球ファンの注目を集めていました。今回のホーム装飾では、当時のスコアボードの一部が再現され、桐生の野球史を現代に伝える“記念碑”的な空間になっています。

◼️盛大な披露式典が開催されました
2025年3月27日、新桐生駅で「球都桐生」装飾および副駅名披露式典が開催され、市民や関係者約500名が参加。
テープカットには桐生市長、球都桐生プロジェクトのスペシャルアドバイザーでもある元プロ野球選手の斎藤佑樹氏が登壇し、式典は華やかに幕を開けました。


地元の少年野球選手たちも多数参加し、終始目を輝かせながら式典を見守っていました。
さらに、式典の最後は、MLB(メジャーリーグベースボール)カラーに彩られた特別ラッピング車両がホームに滑り込み、会場から大きな歓声があがる場面も。野球ファンはもちろん、鉄道ファンにも嬉しいサプライズとなりました。

◼️「球都桐生プロジェクト」とは
「球都桐生プロジェクト」は、野球をテーマに桐生市の地域資源を活かし、公民連携による
地方創生を目指す取り組みです。
2022年には、プロジェクトのシンボルとして「球都桐生の日(9月10日)」が制定され、以降さまざまなイベントや施策が展開されています。
新桐生駅のリニューアルは、このプロジェクトの象徴的な施策であり、今後も1番線ホームの装飾も予定されており、スポーツ文化とまちづくりを融合させた新しい地域活性モデルとして、全国への発信が期待されています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像