イタリア・バレエ、EXPO2025で華やかに披露!文化と芸術による持続可能な未来へ

Bracco S.p.A.

EXPO2025イタリア館のゴールドスポンサーであるブラッコ・グループの協力により、9月12日に、ミラノ・スカラ座アカデミーの若きバレエ団員は、大阪万博のイタリア・ナショナルデーで公演を行いました。ジョアキーノ・ロッシーニおよびニーノ・ロータの音楽に合わせ、スカラ座アカデミーの現代レパートリーの名作を上演し、国際的な観客を熱狂させました。

一方、Fuori Expo(場外企画)として、在東京駐日イタリア大使館では、ブラッコ財団はグラフィック展「レオナルドの目で見たミラノ」(Milano con gli occhi di Leonardo)を10月13日までに主催する予定です。

 2025年9月12日、三笠宮寛仁親王妃殿下、文部科学大臣政務官 赤松健、イタリア共和国文化大臣 アレッサンドロ・ジュリ(Alessandro Giuli)、在日イタリア大使 ジャンルイジ・ベネデッティ(Gianluigi Benedetti)、イタリア館総代表 マリオ・ヴァッターニ(Mario Vattani)、ブラッコ・イメージング副会長兼CEO フルヴィオ・レノルディ・ブラッコ(Fulvio Renoldi Bracco)、ならびにスカラ座アカデミー総裁 ルイーザ・ヴィンチのご臨席のもと、フレデリック・オリヴィエリが率いるスカラ座バレエ学校の生徒たちが、大阪・関西万博「シャインハット」ホールにて開催されたイタリア・ナショナルデー開会式で華やかな舞台を披露しました。約20名の生徒たちは、イタリア・ナショナルデーの開幕式舞台に立ち、『道(La strada)』( マリオ・ピストーニ振付)や「ロッシーニ・カード」(マウロ・ビゴンゼッティ振付)といった高度な技術性と芸術性を要するコンテンポラリーダンスのパフォーマンスを披露しました。

左から右へ:イタリア共和国文化大臣 アレッサンドロ・ジュリ(Alessandro Giuli)、イタリア館総代表 マリオ・ヴァッターニ(Mario Vattani)、ブラッコ・イメージング副会長兼CEO フルヴィオ・レノルディ・ブラッコ(Fulvio Renoldi Bracco)

    

 「文化には普遍的な価値があり、人々をつなぐ架け橋でもあります。それゆえ、私たちは、ミラノ・スカラ座アカデミーの若き優秀なダンサーたちに、このような世界的な舞台に立ってもらいたかったのです」と、ブラッコ・グループ会長兼CEOであり、世界的な画像診断分野のリーダーとして1992年以来日本に拠点を置き、さらにブラッコ財団の会長であり、スカラ座アカデミー創設パートナーでもあるディアナ・ブラッコ氏が語りました。「観客からダンサーたちへ熱狂的な反響をいただき、イタリア文化の魅力や卓越性も伝わっております。」

 ミラノ・スカラ座アカデミーは、舞台芸術を中心に、芸術・経営・技術のあらゆる分野を網羅する教育プログラムを提供しおります。世界的に著名なオペラ劇場に付属し、芸術家・舞台専門職・世界の第一線で活躍する講師陣が指導にあたるこのアカデミーは、単に才能あふれる生徒たちに輝かしい未来を約束するだけではなく、常に革新を取り入れつつ守るべき伝統を継承するという使命も担っています。

ブラッコ・イメージング副会長兼CEOのフルヴィオ・レノルディ・ブラッコ氏は、「ブラッコにとって、日本でのここ1週間は、科学と文化を結ぶ架け橋を創るというコミットメントを実行する、非常に重要な2つのスペシャルイベントがあります」と語りました。「9月12日大阪・関西万博のイタリア・ナショナルデー、そして9月16日に在日イタリア大使館で開催されるブラッコ財団グラフィック展『レオナルドの目で見たミラノ』。これらは、高齢化や持続可能な医療体制の必要性といった現代の重要な課題に対し、対話と協力を促進するための貴重な機会です。ここ数か月、そして万博を通じて、私たちは日本の病院、大学、諸機関との関係を強化してきました。今後も革新を推進し、医療アクセスを拡大し、患者や地域社会に価値を創出してまいります。」

 また、「スカラ座アカデミーの生徒たちが大阪万博で公演できたことは、私たちにとって大きな誇りです」と、スカラ座バレエ団監督フレデリック・オリヴィエリ氏は語りました。「新世代のイタリア舞踊の才能と情熱を世界に示す素晴らしい機会であり、我がアカデミーの教育的使命と卓越性の証でもあります。」スカラ座バレエ学校の生徒たちにとって、日本での経験は芸術的にも個人的にも貴重な体験となります。

 その一方、ブラッコ財団が創設パートナーを務める同アカデミーにとっても、東京の新国立劇場との長年の交流をさらに深める重要な機会となりました。過去10年以上にわたり、新国立劇場のオペラ研修所やバレエ学校で育った優秀な人材(歌手やダンサー)は、ミラノのアカデミアでマスタークラスや研修コースを受講し、実りある文化交流を育んできました。これにより、イタリア舞踊の伝統と名声が日本でも知られるようになっております。例えば、日本人メゾソプラノ歌手の脇園彩氏は、まさにこの日々、スカラ座において2025年のアカデミー企画の一環となっているロッシーニの『ラ・チェネレントラ』に出演しております。

 さらに、Fuori Expo (場外企画)の一環として、東京・港区三田の在日イタリア大使館では10月13日までに、ブラッコ財団によるグラフィック展『レオナルドの目で見たミラノ』が開催されます。本展は、ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが歩んだ道とミラノの歴史的遺産との結びつきを讃えるものです。ミラノの代表的建築物の数々を、スカラ座アカデミーで学んだ5人の若き卒業生が撮影しました。

 レオナルド・ダ・ヴィンチは今もなお、芸術的才能と科学的探究心の比類なき結合を体現しており、これは世界に愛される「メイド・イン・イタリー」の根幹の一つでもあります。そしてレオナルドが、特に高齢化社会のテーマに重点を置きつつ科学と文化が人生の質を向上させる方法について、日伊両国の専門家の対話と交流を鼓舞し続けていることは大変意義深いことです。

フレデリック・オリヴィエリ監督によるスカラ座アカデミー舞踊学校がEXPO2025「イタリア・ナショナルデー」で上演した作品

フェリーニ映画『道』の魅力

フェデリコ・フェリーニの映画傑作を題材とした作品であり、その洗練された詩情によって幕を開けます。スカラ座の初演では、ジェルソミーナ役を演じたカルラ・フラッチの感動的で胸を打つ表現、そして「道化(マット)」役を演じたピストーニ自身の純真で哀愁漂う演技が忘れ難く残っています。その後もオリエッラ・ドレッラ、アレッサンドラ・フェッリといった名花たちがジェルソミーナ役を受け継ぎ、この作品は幸運な歩みを重ねてきました。今回の上演では、フェリーニ的想像世界に登場する夢幻的な人物たちが次々と舞台に現れ、祝祭的な冒頭のタンゴから、サンドイッチ・ガールの陽気な踊り、ジェルソミーナと道化による抒情的で濃密なパ・ド・ドゥ、そしてピエロたちの詩的な場面へと展開。

『道(組曲)』 抜粋

· 振付:マリオ・ピストーニ

· 再演振付:グイド・ピストーニ

· 音楽:ニーノ・ロータ

· 振付助手:パオラ・ヴィスマラ、タチアナ・ニコノヴァ、ヴァルテル・マダウ

· 照明:アンドレア・ジレッティ

『ロッシーニ・カード』の躍動感

2004年にマウロ・ビゴンゼッティが創作した『ロッシーニ・カード』は、物語の制約から解き放たれ、平行する人生の断片を映し出す一連のスナップショットとして展開します。ヴィジョン、断章、濃厚な象徴、そして遊び心にあふれた諧謔が織り込まれています。若い舞踊家たちの生き生きとしたエネルギーは、この作品の根底にあるダイナミズムと見事に響き合い、ロッシーニ音楽の精緻かつ疾走感あふれるリズムを身体表現として具現化します。ロッシーニ特有のクレッシェンドが感染力あふれる群舞となり、全員がジャケット、パンツ、黒いベレー帽姿で、ジェンダーを超えて躍動します。

『ロッシーニ・カード』 抜粋

· 振付:マウロ・ビゴンゼッティ

· 再演振付:ロベルト・ザモラーノ

· 音楽:ジョアキーノ・ロッシーニ

· 照明:カルロ・チェッリ

· 振付助手:ヴァルテル・マダウ

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ブラッコ・グループ(The Bracco Group)について

グループ・ブラッコは、ライフサイエンス分野で世界をリードする診断イメージング技術の企業として、1927年の創業以来、100カ国以上で展開し、総売上高18億ユーロ(内88%が海外市場)、3800名の従業員、2000件以上の特許を有し、毎年売上高の10%以上を研究開発に投資しています。

https://www.bracco.com/ja

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医療・福祉
本社所在地
Sede legale Via Egidio Folli, 50 20134 Milano – Italia
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代表者名
dott.ssa Diana Bracco
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設立
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