“僕らはここで熱くなる”——建設現場で生きる35歳の現場監督が見せた、人を動かす力
SisiDen最新ドキュメンタリー公開|AI時代に淘汰されない“人間力”を描く

名もなき志を可視化するストーリーメーカー、株式会社シシクリエイション(本社:東京都港区、代表取締役CEO:塚原芳子)が運営するYouTubeドキュメンタリーチャンネル「SisiDen(シシデン)」は、建設業界の最前線で働く若き現場監督の姿を描いた最新作『僕らはここで熱くなる』 を公開します。
本作は、進和建設工業株式会社(大阪府堺市)で現場監督を務める 山地和馬氏(35歳) に密着。
多様な職人や協力会社をまとめ上げ、現場を動かす「人間力」と、効率化が進む時代における“リーダーシップの本質”を映し出します。


◾️ 深刻化する建設業界の人手不足と技術継承問題
建設業界は深刻な構造的課題に直面しています。現場監督・所長の約70%が「人手不足」を深刻な課題と感じており、熟練作業員の技術継承が進んでいない現場が27.2%に上ります。
さらに建設技能者の高齢化も進行し、55歳以上が約35.9%を占める一方、29歳以下の若手はわずか11.7%という厳しい現実があります。
重層下請け構造と紙・電話ベースの情報伝達が依然として主流である中、現場監督が持つべき情報をタイムリーに持てず、関係者間で齟齬が生じるという課題も浮き彫りになっています。DX導入においても「新しい変化に消極的な考え方」や「IT人材不足」が障壁となり、技術導入が現場で機能しない背景には、コミュニケーション・教育・現場文化の課題が深く関わっています。
(出典:野原グループ株式会社 調査レポート)
■ 効率では動かない。現場を動かすのは「人の心」
上記の通り、日本の建設業界は、職人の高齢化や人手不足、技術継承の停滞など構造的課題を抱えています。この構造的な課題とDXやAIが進む中で、山地氏が見せるのは、「人を信じ、対話でチームを導く力」です。
「職人と仲良くやるだけでは現場は動かない。でも、人をコマのように扱えば誰もついてこない。」
プロとしての厳しさと、人としての温かさ。
そのバランスに葛藤しながらも、誠実に人と向き合う姿が描かれます。
■ プロデューサー塚原の視点:「AI時代でも淘汰されない力を見た」
本作の制作にあたり、シシクリエイション代表の塚原は、進和建設工業の10名以上の社員にプレ取材を実施。
その中で、若干35歳ながら高齢の職人をも一人でまとめ上げる山地氏の愚直な姿勢と、誰にでも敬意をもって接するコミュニケーションスキル に強く惹かれたと語ります。
「効率やデータでは測れない、人の“熱”を感じました。
AIが発達しても、人を信じてチームを動かす力はなくならない。
その本質を映像で残したいと思いました。」
— 株式会社シシクリエイション 代表/プロデューサー 塚原芳子


◾️撮影を通じて生まれた、部署を超えた対話
本作の制作では、現場監督の山地氏と、バックオフィス効率化を担当する伊藤氏との対話シーンを収録しました。普段は業務上の接点が少ない二人が、カメラの前で率直に意見を交わす場面が、作品の重要なシーンとなっています。
「ドキュメンタリー撮影という機会があるからこそ、普段は別々の場所で働いている人たちが、じっくり話す時間を持てる。その対話の中から、お互いの仕事への理解が深まったり、新しい気づきが生まれたりします。撮影後、伊藤氏が実際に現場を訪れたエピソードも映像に収めることができました。組織の前向きな動きを可視化できることが、ドキュメンタリーの価値だと考えています」(塚原)



■ 現場だけで終わらない、“開かれた建設業”への挑戦
撮影の中では、進和建設工業が地域の子どもたちを招いて開催する「ZOOプロジェクト」 の様子にも触れています。
この取り組みは、建設現場を“動物園”に見立て、子どもたちが重機や建設の仕事を体験できるイベントで、同社が目指す「建設業の社会的イメージを刷新する活動」の一環です。

また、現場で働く20代の若手社員たちが、「もっと誇れる業界にしたい」「子どもたちに憧れられる仕事にしたい」と語る姿も印象的に描かれ、業界全体に向けたメッセージとして作品に深みを与えています。
■ 作品を通じて浮かび上がる“人間力の本質”
建設現場は、効率化が進んでも「人と人との信頼」でしか動かない。その現実を、山地氏の言葉と姿が静かに証明します。
ドキュメンタリーの中で描かれるのは、「現場監督」という職業を超えた、“人を動かす人”の物語。
働くすべての世代に通じる、リーダーシップの原点を問いかけます。
■ 作品情報
タイトル:僕らはここで熱くなる
公開日:2025年10月8日(水)
配信チャンネル:YouTube「SisiDen(シシデン)」
URL:https://youtu.be/YjpAWuazh-k
主人公:進和建設工業株式会社 現場監督 山地和馬
制作:株式会社シシクリエイション
協力:進和建設工業株式会社
撮影地:大阪府堺市 ほか
動画尺:約10分
■ 塚原芳子(株式会社シシクリエイション代表)コメント

私たちは、企業のいわゆる広報映像のような制作はせず、志のモノガタリを密着という形で紡ぎだしています。山地さんのように現場で職人さんと真っすぐ向き合う「息遣い」や「眼差し」にこそ、時代問わず普遍的な働く希望を映し出せるのではと考えて取り組みました。この映像が、次世代を担う若者たちに「こんな仕事あったんだ」「自分も社会に出てこういう仕事してみたい」と、社会に対してポジティブに考えるきっかけになれば嬉しいです。
■ SisiDen(シシデン)について
SisiDenは、「名もなき志を可視化する」ことをテーマにしたYouTubeドキュメンタリーメディアです。
Z世代・若年層に向けて、“働く大人のリアルな志”を発信。
地域産業、医療、建設、ものづくりなど、社会の基盤を支える現場で奮闘する人々を取材し、
その生き方や価値観を通して、視聴者が“自分の生き方”を見つめ直すきっかけを提供します。
▶︎SisiDen YouTubeチャンネル
■ 会社概要
会社名:株式会社シシクリエイション
設立:2024年6月
所在地:東京都港区芝4-1-23 三田NNビル15F
代表取締役CEO:塚原芳子
事業内容:YouTubeドキュメンタリーメディア「SisiDen」の運営、企業・教育機関向け映像制作事業
公式サイト:https://sisiden.jp
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