【滋賀・長浜市】地域の資源とテクノロジーやデザインを融合させる新たな体験イベント「とんぼフェス2025」が9月27.28日(土日)に開催。

田んぼを単なる農地ではなく、未来を創造するプラットフォームへと変えること。そして、この場所から生まれる、次のスタンダードとなる「農」のあり方を、みんなで体感し、分かちあおう!

ONE SLASH株式会社

琵琶湖の最北端、滋賀県長浜市西浅井町から未来に向けた挑戦が始まります。

かつて多くのトンボが飛び交い、地域の暮らしの中心だった田んぼ。しかし、時代の変化とともに、その風景は静かに変わりつつあります。私たちは、そんな田んぼの本来の姿を現代に取り戻すことを目指し、テクノロジーとデザインを融合させた体験イベント「とんぼフェス2025」を9月27日(土)・28日(日)の2日間にわたり開催します。

西浅井どローカル共創学会」と「西浅井フィールドツアー」の二部構成で、田んぼというフィールドから、社会、自然、そしてテクノロジーの未来を見渡す、心揺さぶるプラットフォームを築きます。

▼「とんぼフェス」公式ホームページ:https://rice.style/event/tombofes2025/

イベント開催の背景と目的

琵琶湖の最北端、西浅井地域。

ここには、かつて人々が育んできた温かい営みがありました。しかし、米づくりを敬遠する声が増え、耕作放棄地が広がるという、日本全国が抱える課題に直面しています。

私たちは、このネガティブなムードを「米づくりは喜劇だ(RICE IS COMEDY)」というポジティブなコンセプトで変えてきました。突然まちなかで行う「ゲリラ炊飯」では、羽釜で炊いたお米のおいしさを伝え、地元のお米の価値を引き上げました。

子どもから大人まで全ての人が関わるであろう「お米」。その原点となる田んぼと触れ合える機会を創出し、活動を通して耕作放棄地を大幅に削減することができました。

今回の「とんぼフェス」は、そんな私たちの挑戦の集大成です。未来を創造するプラットフォーム

へと変えること。そして、この場所から生まれる、次のスタンダードとなる「農」のあり方を、みんなで体感し、分かち合うことが私たちの目指す目的です。

「西浅井どローカル共創学会」

主な登壇者とセッション内容

「コモンズ」「生態系」「環境」の再発明

⚫︎丑田 俊輔氏(シェアビレッジ株式会社 代表取締役)

  ⚪︎登壇テーマ: コモンズの再発明と有事における有用性

  ⚪︎メッセージ: 遊びと学び、コモンズとコミュニティを軸に、暮らしの共有化(コモニング)を実   践。著書『コモンズの再発明』の内容を交え、地域における共有地の価値を問い直します。

⚫︎増村 江利子氏(greenz.jp 編集長)

  ⚪︎登壇テーマ: 里山における生態系デザインと環境再生の現在地

  ⚪︎メッセージ: メディア編集者として、また環境再生医としての視点から、里山を舞台にした生態   系デザインと環境再生の取り組みを紹介します。

⚫︎佐藤 祐一氏(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員)

  ⚪︎登壇テーマ: 小さな自然再生がもたらす大きな効果

  ⚪︎メッセージ: 琵琶湖版SDGs「マザーレイクゴールズ(MLGs)」の普及推進に携わる専門家が、   身近な場所から始まる自然再生の可能性について語ります。

地域を支える「農」「エネルギー」「人材」

⚫︎神波 誠治氏(長浜バイオ大学 プロジェクト特任准教授)

  ⚪︎登壇テーマ: 土壌微生物(善玉菌)の活用による農地創出の研究

  ⚪︎メッセージ: 地球温暖化による食糧不足を危惧し、土壌微生物を活用した食糧増産・安定確保の   研究を続けています。

⚫︎久木 裕氏(株式会社バイオマスアグリゲーション 代表取締役)

  ⚪︎登壇テーマ: エネルギーで地域を強くする

  ⚪︎メッセージ: 木質バイオマスエネルギーの可能性に魅せられ、長浜市での移住経験から得た知見   を共有。エネルギーを通じた地域課題解決への挑戦を語ります。

⚫︎早川 公氏(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教授)

  ⚪︎登壇テーマ: ごきげんな地域づくり人材育成に向けた研修プログラムの構想

  ⚪︎メッセージ: 応用人類学の視点から、地域を活性化させるための人材育成や研修プログラムにつ   いて、研究と実践事例を交えて紹介します。

⚫︎平岡 俊一氏(滋賀県立大学 環境科学部 准教授)

  ⚪︎登壇テーマ: 持続可能な地域づくりの社会的基盤を支える担い手についての研究

  ⚪︎メッセージ: 市民参加や脱炭素地域づくりをテーマに、国内外のフィールドワークを重ねる研究   者。NPO運営や地域活動にも参加する実体験から、持続可能な地域づくりを支える人々の役割を   考察します。

⚫︎松田 優一氏(株式会社ナチュラルスタイル 代表取締役)

  ⚪︎登壇テーマ: 農薬肥料を使わないお米づくりの研究

  ⚪︎メッセージ: IT企業の経営者でありながら、「PCN勝山」の活動を通じて、子どもたちにプログ   ラミング体験の場を提供。お米づくりに関する研究も行うなど、多角的な視点から次世代の地域   づくりを語ります。

地域コミュニティの「経験知」と「新たな価値」

⚫︎木村 道徳氏(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員)

  ⚪︎登壇テーマ: 地域コミュニティの経験的集合知から見える化する地域の進んできた道・進む道

  ⚪︎メッセージ: グローバルとローカル、サイエンスとデザインなど、さまざまな境界を行き来する   視点から、地域の「経験知」を読み解きます。

⚫︎水谷 真也氏(染色職人 / アーティスト)

  ⚪︎登壇テーマ: 柿渋がつなぐ手仕事とクリエイティブ

  ⚪︎メッセージ: 柿渋染めを中心に、伝統的な手仕事と現代のクリエイティブを融合させる取り組み   を紹介。境界を越える染色の可能性について語ります。

パネルセッション登壇者例

⚫︎黒木 要氏(島本微生物工業株式会社)

  ⚪︎発表テーマ: 微生物がつなぐ土と農業

  ⚪︎メッセージ: 私たちの食を支える「土」には、目に見えない微生物たちが無数に生きています。   島本微生物農法は、この微生物の力を最大限に引き出すことで、作物の品質や味わいを高め、自   然と調和した未来の農業を可能にします。「土は生きている」という視点から、その奥深い世界   と可能性をお伝えします。

⚫︎森の探求科(滋賀県立伊香高等学校)

  ⚪︎発表テーマ: 森と水のつながりが未来を創る 〜伊香高校「森の探究科」の挑戦〜

  ⚪︎メッセージ: 「森の探究科」の生徒たちが、山門水源の森や大浦川での調査を通じて学んだ成果   を発表します。高校生が主体となって地域と協働する教育の可能性と、それが地域社会に与える   影響について考察します。

現地フィールドツアー

主な企画内容

山門水源の森見学: 琵琶湖へ注ぐ水を育む「奥びわ湖・山門水源の森」を散策します。湿原とブナ林が織りなす豊かな自然と、多様な生態系を肌で感じ、心に静けさと潤いを取り戻す癒しのひとときをお届けします。

ゲリラ炊飯&とんぼまつり: 羽釜で炊いた、つやつやのお米をみんなで味わう「ゲリラ炊飯」。食後は、田んぼの恵みに感謝を込めて稲刈り体験を行います。また、地域の美味しいものや生産品が並ぶ「とんぼまつり」も同時開催し、五感で田んぼの魅力を満喫できます。

オカキ田報告会: 草取りお手伝いロボット犬「okaki」が育てた「オカキ田」の報告会を行います。テクノロジーが農業にもたらす新しい可能性について、楽しみながら学ぶことができます。

イベント詳細

⚫︎【DAY1】第一回「西浅井どローカル共創学会」

  ⚪︎日時: 2025年9月27日(土)10:00〜17:00

  ⚪︎場所: 西浅井まちづくりセンター3F(滋賀県長浜市西浅井町大浦2590)

  ⚪︎内容: 地域に根ざした研究発表と交流が行われる学会形式のイベントです。

⚫︎【DAY2】「西浅井フィールドツアー」

  ⚪︎日時: 2025年9月28日(日)09:30〜15:00

  ⚪︎集合場所: 庄農業トレーニングセンター(長浜市西浅井町庄929)

  ⚪︎内容: 現地である西浅井町の山・田んぼ・湖といった現地のフィールドツアーと稲刈り体験。さ   らに地元のおいしいものが集まるとんぼまつりの開催。

主催・お問い合わせ先

主催: 西浅井とんぼフェス実行委員会

事務局: ONE SLASH 株式会社

電話番号: 090-2105-5104(清水)

メールアドレス: info@oneslash.com

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会社概要

ONE SLASH株式会社

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URL
-
業種
サービス業
本社所在地
滋賀県長浜市西浅井町庄979-1
電話番号
090-2105-5104
代表者名
清水 広行
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年11月