半数以上が飲み会後「歯をみがかずに寝てしまった」ことが判明 40・50代が歯磨きキャンセル界隈!?歯垢リスク最多の世代に

年末年始の命運を分ける?食後5分の“締めガム”で、まずは後回しにしない口腔ケア習慣

歯垢リスクPR事務局

歯垢リスクPR事務局は、忘年会など食事を囲む機会が増える年末年始を前に、飲酒後の口腔ケアと翌朝の口腔状態に関する実態を明らかにするため、現役世代である20代~60代の男女511名を対象に調査を実施しました。その結果、半数以上が飲み会後歯みがきをせずに寝てしまった経験など、飲酒後の口腔ケア実態を調査し、その背景と対策が明らかになりました。

「歯垢リスク」とは、生活習慣の乱れやケア不足によって、口の中に溜まった歯垢が引き起こす健康被害への危険性を指します。歯垢はむし歯や歯周病といった口腔トラブルだけでなく、糖尿病、心筋梗塞、アルツハイマー病などの全身疾患に影響を及ぼす可能性があります。特に飲酒や睡眠不足などで唾液が減ると、口の自浄作用が弱まり、わずか一晩でも歯垢が形成されやすくなります。

【調査結果サマリ】

  • 20代~60代男女の約2人に1人が飲み会後、歯みがきをせずに寝てしまった経験があることが判明。

  • 食べすぎたり、飲みすぎたりした翌朝の「口のネバつき・口臭を感じたことがある」と7割以上が回答。

  • 年末年始(11月下旬~1月初旬)に普段のお口の“ケアが減る”人は約2割。
    主な理由は“心理的要因”の「疲れて面倒」「酔って寝落ち」「翌朝やればいいと思う」、“環境要因”の「外出先で道具がない」であることが明らかに。

  • 飲み会後にガムを噛む人は半数以上の53%。
    ガムを噛む目的第3位は「歯や歯ぐきの健康のため」で、食後の“ガム習慣”が定着しつつあることも明らかに。

約2人に1人が飲み会後、歯みがきをせずに寝落ち経験あり…!

さらに食べすぎ、飲みすぎの翌朝の「口のネバつき・口臭」経験は7割以上

直近1年以内に「食事会」もしくは「飲み会」に参加したことのある人に、「参加後、歯みがきをせずに寝てしまったことがあるか」を聞いたところ、約2人に1人の50.4%が「1度でも経験したことがある」と回答。また男女別にみると男性は57.9%、女性は41.6%と、わずかに男性が多いものの男女ともに半数が過去に経験があり、年代別で見ると40代で最も高い(57.7%)ことが明らかになりました。

自身の口内環境についての質問で「食べすぎたり、飲みすぎたりした翌朝に、口の中のネバつきや口臭を感じた経験があるか」を聞いたところ、70.8%が「1度でも経験がある」と回答。また男女ともに40~50代平均で約80%(男性平均80.2%、女性平均77.9%)もの人が不快感があったと答えました。口の中が「ネバつく」「におう」と感じたら、それは歯垢が増えているサインです。

これらから、40〜50代は「歯みがきせずに寝てしまった経験」と「翌朝の不快感」のいずれも高く、歯垢リスクが集中しやすい世代であることが分かりました。

年末年始はお口の“ケアが減る”人が約2割(忘年会期19.6%/帰省期17.7%)

主な理由は「疲れて面倒」「酔って寝落ち」「翌朝やればいいと思う」「外出先で道具がない」

年末年始(11月下旬~1月初旬)の口腔ケアの変化について聞いたところ「普段のケアより丁寧さが減る」と回答した人は、食事会・飲み会シーズン(11月下旬~12月)は19.6%、年末年始の帰省シーズ

ン(12月末~1月初旬)は17.7%とどちらも約2割もいることが判明。

また「普段より回数や丁寧さが減ってしまった理由」として「疲れて面倒に感じたから(54.5%)」が最も多く、次に「酔って眠くなり、歯みがきせずに寝てしまうから(45.3%)」、「二日酔いや寝不足でケアが手抜きになってしまう(36.1%)」が多い回答となりました。ケアが低下した“心理的要因”に加え、「外出・帰省で普段使用している口腔ケア用品が手元にないから」という“環境要因”も約3割の28.5%にのぼりました。年末年始の口腔ケアの習慣が崩れやすくなることと、飲酒が重なることで歯垢リスクが急増すると考えられます。

飲み会後にガムを噛む人は半数以上の53%

食後の“ガム習慣”が定着しつつあり、ガムを噛む目的の第3位は「歯や歯ぐきの健康のため」

飲み会後の習慣について聞いたところ「ガムを噛んでいる」と回答した人は、半数以上の53.0%もいることが判明。また「ガムを噛む目的・理由」は「口の中をすっきりさせたいから(66.2%)」が最も多く、次いで「飲食・飲酒後の口臭を抑えたいから(36.7%)」「歯や歯ぐきの健康を保ちたいから(25.0%)」があがり、“口腔ケアを意識して習慣に取り入れている”層が一定数存在することが分かりました。

飲食店の会計後にもらう“おまけ的存在”だったガムも、今では食後の習慣的ケアツールとして定着しつつあることがうかがえます。

【予防歯科観点からの専門家コメント】

歯垢リスクを防ぐには、完璧を目指すよりも「後回しにしないケア習慣」がポイント

健康な口腔環境づくりの第一歩!食後に5分程度のキシリトールガムで“締めガム”の習慣を新提案!

今回の調査から、年末年始のように飲酒や外出が増える時期は「疲れて面倒」「酔って寝てしまう」「道具が手元にない」といった理由で、口腔ケアを後回しにする人が多いことが分かりました。しかし、口の中の環境は一晩でも変化します。唾液の分泌が減ると歯垢がつきやすくなり、翌朝の「ネバつき」や「口臭」の原因になります。歯垢はむし歯や歯周病の要因となるだけでなく、糖尿病や心臓病、認知症など全身の健康にも関わるため、日常の小さなケアを続けることが大切です。

飲み会後にガムを噛む人が半数以上いることが明らかになりましたが、忙しいときや外出先でもできる“手軽なケア”のひとつとしておすすめな新習慣は、キシリトール入りガムを食事の後に5分程度噛む“締めガム”です。唾液はお口の守り神です。1回に約5分間、ガムを噛み続けることで唾液の分泌が促され、口の中を十分に潤して自浄作用を高めることができます。仕事中や移動時間、気分を変えてリフレッシュしたい時にも取り入れると良いです。さらにキシリトールには、むし歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を抑える働きがあり、歯垢形成を防ぐ効果も確認されています。食後や飲酒後など、歯みがきが難しいシーンでも“噛むケア”を取り入れるだけで、歯垢の蓄積を抑えられるため、締めのラーメンの代わりに飲み会後にガムを噛む習慣を取り入れてみてはどうでしょう。

そのほかにも、水でうがいをする、携帯用の歯ブラシやマウスウォッシュを持ち歩く、寝る前に唾液腺マッサージをするなど、負担の少ない方法を自分の生活に合わせて取り入れることが大切です。

完璧を目指すよりも、「後回しにしない工夫」を積み重ねることが、健康な口腔環境を守る第一歩です。

大阪大学 大学院歯学研究科 特任教授 天野 敦雄先生

1984年大阪大学歯学部卒業.ニューヨーク州立大歯学部研究員などを経て,2000年に大阪大学歯学部教授.専門は予防歯科学.2015年に大阪大学歯学研究科長・歯学部長,2021年に日本口腔衛生学会理事長.2024年大阪大学名誉教授、特任教授.

難解なバイオロジーを易しく解説する軽妙な語り口が好評を博し、2023年5月に47都道府県全てでの講演を果たす.2023年と2024年にAD Scientific Index世界研究者ランキング・Dentistry in Japan部門で第1位であった.日本口腔衛生学会専門医

現役世代の約2人に1人が抱える、歯垢による健康弊害の危険性「歯垢リスク」

大阪大学大学院歯学研究科 特任教授 天野 敦雄先生監修「歯垢リスクチェックシート」

本調査は、大阪大学大学院歯学研究科 特任教授 天野敦雄先生監修のもと制作した「歯垢リスクチェックシート」をもとに実施しました。

このシートでは、普段の口腔ケアなどの項目から、日常生活の中に潜む“歯垢リスク”を可視化しています。過去の調査では、10代後半〜60代の約2人に1人が歯垢リスクを抱えていることが明らかになっています。

詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000168995.html

■調査概要

調査名  :飲酒後の口腔ケアと翌朝の口腔状態に関する実態調査

調査期間 :2025年10月29日(水)~10月30日(木)

調査対象 :全国20代~60代男女

調査人数 :511名

調査方法 :インターネット調査

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2025年09月