環境に遍在するエネルギーの揺らぎを、IoT電源へ
— 実験により確認された微小エネルギー活用技術を公開 —
エクボ株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:清水美裕)は、環境中に遍在するエネルギーの揺らぎを電源として活用可能な技術について、日本特許 発電素子の製造方法 (特許第6366623号)として権利化された技術および実験結果を、広く公開・発表します。
本特許技術の公開は、近年関心が高まるエネルギーハーベスト分野において、今後の有効活用が期待される本特許技術について、技術的理解や応用検討を促すことを目的とした、情報共有の一環として行うものです。
IoT機器の普及が進む一方で、バッテリー交換やメンテナンス負荷は、社会的な課題として顕在化しています。本技術は、そうした背景の中で、環境に遍在するエネルギーの揺らぎを、どのように扱うことができるのかとい基礎的な課題に向き合ってきた取り組み例です。

■ 実験により確認された技術的挙動
本特許に関連する実験では、特定の製造プロセスを施した素子において、以下のような挙動が確認されています。
・ 体積 約0.25cc の素子において
・ 約220日間 にわたり
・ 約1.7ピコワット(pW)相当 の電気的挙動
が維持されました。 また、実験では次のような特性も観測されています。
・ 周囲温度の変化に応じて、電気的挙動が変化する特性
・ 動作開始時に、素子表面温度が低下する吸熱的な挙動
これらの結果は、単なる蓄電や放電とは異なり、環境に遍在するエネルギーの揺らぎに応じた電気的挙動が、長期間にわたり維持されることを示唆しています。

■ 特許技術の概要(製造プロセスと構造)
本特許は、強誘電体材料を用いた既存の電子部品に対し、
・ 一定温度以上での加熱
・ 電圧印加
・ 電圧を維持したままの冷却
といった工程を組み合わせる製造方法を特徴としています。
この製造プロセスにより、材料内部の状態が制御され、環境中に存在するエネルギーの揺らぎを、電気的挙動として取り出しやすい状態が形成されます。
なお、本技術は新素材の開発を前提とせず、既存の材料や部品構成を活用できる点も特徴の一つです。


■ 技術の応用可能性と今後の取り組み
本技術は、大きな電力を得ることを目的としたものではなく、超低消費電力で動作するIoT機器やセンサ用途などでの活用を想定しています。
・ バッテリー交換が困難な場所への設置
・ 長期間のメンテナンスフリー運用
・ 微小電力で動作する常時監視用途
などにおいて、技術的な検討や応用の余地があると考えています。
エクボ株式会社では、本技術を広く公知することで、社会における有効な活用や研究・検討が進むことを期待し、今後も、本技術の健全な発展と有効活用に向けて取り組みを進めてまいります。
また、本技術に関心をお持ちの方との情報交換やご相談についても、随時受け付けております。
■ 特許の詳細情報 など
特許第6366623号 「発電素子の製造方法」 ⇒ link
出願日:2014年3月31日/登録日:2018年8月1日 出願人:エクボ株式会社
参考情報: エクボ株式会社 YouTube動画
分子電池MMB (Molecular Motion Battery) ⇒ link
参考情報: 実験装置の現在
プレスリリース添付資料をご参考下さい。
エクボ について
海王星の外側の軌道にある 星屑 が集まったベルト状の天体 エッジワース・カイパー・
ベルト・オブジェクト(Edgeworth-Kuiper Belt Object)が由来。
会社概要
会社名:エクボ株式会社(EQBO Inc.)
代表者:代表取締役 清水 美裕
所在地:〒243-0021 神奈川県厚木市岡田3050 厚木アクストメインタワー6F
設立:2000年5月
事業内容:高周波・電磁応用技術、電子計測装置、電位制御・静電シールド技術の研究開発
および製品化。
URL:https://eqbo.jp
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