【秋田・由利本荘市】音楽×福祉×地域支援の新しい就労支援モデル「ルフラン」が誕生元引きこもりの代表が考案した、“働く”と“表現する”の両面から柔軟な支援を展開
「あきた若者チャレンジ」特例採択|継続利用70%、制度の狭間にいる若者へ“生きがいと自立”を届ける就労継続支援B型事業所

ハーモニックス合同会社(所在地:秋田県由利本荘市、代表:佐久間玲奈)は、2025年11月、音楽や表現活動を通じた「就労継続支援B型事業所 ルフラン」を開所いたします。
自身もかつて引きこもりを経験し、音楽で社会復帰した代表の佐久間が、「仕事だけの支援では足りない。生み出す生きがいの場が必要だ」 という想いから、制度の狭間にいる若者たちへ生きがいと自立を届ける新たな福祉モデルを形にしました。本事業は、秋田県「あきた若者チャレンジ応援事業」の特例採択を受けており 、試行段階で実施した音楽ワークショップでは、参加者の70%が継続利用を希望しています。音楽を介して心がつながる支援の形が、多くの共感を呼んでいます。
「就労継続支援B型事業所 ルフラン」公式サイト:https://hamonicsrufuran.wixsite.com/site
開所の背景:当事者だからこそ見えた「制度の狭間」

代表の佐久間玲奈は、高校卒業後、4年間にわたり引きこもりを経験しました。2008年、秋田県の自立支援施設で音楽団体「BRONZE道心」と出会い、音楽活動を通して社会復帰。2010年にはスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルに同行出演し、「音楽が人を再び立ち上がらせる力を持つ」ことを実感しました。
その後、介護福祉士・社会福祉士・公認心理師の資格を取得し、就労支援の現場に14年間従事。しかし、制度の枠内では支援が届かず、自立に至れない人々が多く存在する現実を痛感します。自身はなぜ自立できたのか考えた時、
「仕事だけの支援では足りない。生み出す生きがいの場が必要だ」と気付きます。その思いが、ルフラン設立の原点となりました。
2010年にはスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルの様子
事業への支持と実証実験の成果
本事業は、その社会的意義と実現可能性が評価され、複数の公的機関・支援団体から支援を獲得しています。

🔶2024年度には秋田県「あきた若者チャレンジ応援事業」に特例採択され、400万円の助成金を得て実証実験を開始。
令和6年度採択者:

🔶2025年度にはNPO法人ETIC.が主催する「社会起業塾イニシアティブ」に採択され、非営利セクターとの協働を開始。収益構造の多角化や事業の持続可能性を高めるための実践を進めています。
ETIC.プレスリリース:
音楽ワークショップには延べ115名が参加し、70%が継続利用を希望。参加者からは「音楽で自分を表現できる」「安心して過ごせる場所ができた」といった声が寄せられ、生きがいを持ちながら、社会参加を促すプログラムとして実証を得ています。
事業所「ルフラン」の4つの特徴:「生きにくさ」を抱える若者へのアプローチ
ルフランは、引きこもり・生活困窮など、支援制度の枠からこぼれ落ちがちな当事者に、“働く”と“表現する”の両面から生きる力を取り戻すため、以下の4つのプログラムで、一人ひとりに寄り添う柔軟な支援を展開します。
1️⃣ 音楽・表現活動プログラム:
演奏や創作を通じて自己肯定感を育み、発表の場も提供
2️⃣ よろず便利屋サービス:
ご利用者さまとともに高齢者世帯を訪問し、生活支援を通して地域とつながる
3️⃣ ユニバーサル就労支援:
当事者の生き抜くさから、段階的な地域企業での実習を行うことで、無理なく社会参加を促進
4️⃣ アウトリーチ支援:
外出が難しい人に訪問やオンラインでつながり、支援を“届ける”仕組みを構築
これらのプログラムを組み合わせ、ご利用者さまの状態や希望に合わせたオーダーメイド支援を実現します。「音楽は苦手でも地域の仕事なら」「仕事の前に音楽活動なら参加できそう」など、多様なニーズに応える設計が特徴です。
このモデルは、秋田県が抱える人口減少や孤立の課題にも新たな解決策を提示する取り組みとして注目されています。
目指す社会像と今後の展開
「音楽には、人を社会へもう一度つなげる力があります。支援する・されるを超え、共に生きる地域をつくりたい。秋田から、“届く福祉”の新しいかたちを広げていきます。」
「音楽×福祉×地域支援」のモデルを秋田から全国へ発信し、誰もが自分らしく生きられる社会づくりを進めます。

ハーモニックス合同会社(就労継続支援B型事業所 ルフラン)について

ハーモニックス合同会社(就労継続支援B型事業所 ルフラン)
「生きがいの創出×柔軟な就労支援」を両輪とした、新業態のB型事業所を2025年11月に秋田県由利本荘市に開所。障害福祉サービスを使ってもしんどさを感じている方や、制度の狭間にいるグレーゾーンの若者を対象に、全国でも珍しい、音楽等の表現活動を実施したり、住民の困りごとに対応する便利屋さんを行うことで、地域との繋がりを構築し、既存制度では支援できなかった層の孤立解消と社会参加を実現します。
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