建物が消費するビルエネルギーをCO2排出量として定量化しその課題解決に資する建物画像解析による診断を実施。
東京都産業労働局様のご協力により、東京ビッグサイト東新展示棟の診断を行いました。
キューイーエイ・テック・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表:渡邉康嗣)は、QEA TECH社(本社:カナダ)が北米を中心に展開する建物画像解析による診断を東京ビッグサイト東新展示棟にて実施いたしました。この解析技術は業務提携をしている株式会社ドローン・フロンティア(本社:東京都荒川区、代表:府川雅彦)が撮影を行ったドローンによる建物外観の撮影データとAIによる画像解析によるもので、各建物は3Dモデルとしてポータル上で構築され、特定した問題個所をグラフィックで表示します。その技法・手順は、QEATECHのホームページで公開しています。

建物監査技術導入の背景
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、建物が消費するエネルギーの削減は、重要な要素であり、そのCO2排出量は全体の40%に達するとの試算があります。また、その建物が消費するエネルギーのうち30%は、建物の外皮(壁、窓、屋上、ドア)から損失しています。しかしながら、建物外皮の課題解決をするためには、原因の特定や修繕の費用対効果を明確にする必要があり、その手法に関するコストが高く、現状は普及が進んでいません。
欧米では、伝統的な建物をそのまま活用している事例が多く、リノベーション工事の投資効果を検証する技術が進んでいますが、QEA TECHの監査技術は、ドローンによる建物外観撮影データで実施可能なため、従来の方法より低コストで、建物の運用を妨げることなく、効果的な工法を提案することが可能であり、すでに700棟以上の監査実績を実証してきました。
この取り組みは、革新的な技術を開発・活用し、建築環境の持続可能性を推進するという QEA Tech の取り組みを強調するものです。
また、QEA TECHはカナダ政府持続可能開発技術基金(SDTC)から気候変動クリーンテック企業として認定されています。
現在、日本においても、ゼロエネルギービルの建築を推奨して様々な法整備が進んでいますが、2050年までに建て替えられるビルは50%程度と見込んでいます。キューイーエイ・テック・ジャパンは、既存のビルの価値向上とCO2排出量削減に貢献するためにこの技術とサービスを日本で展開し、2050 年までにカーボン ニュートラルを達成するという日本の取り組みをサポートすることを目指しています。
QEA TECHの建物画像解析による診断について
QEA TECHの建物診断技術は、建物外観を撮影したデータからエネルギー損失個所とその課題を迅速かつ正確に明確化します。損失しているエネルギーコストおよびCO2排出量を定量化することで、改修のROI(費用対効果)を算出の上数値化します。

ドローンによる安全・安価なデータ収集
ドローンを利用して、建物外観を撮影したデータを使用するため、従来のような足場による高所作業は必要ありません。
グラフィック表示
3Dモデルに課題個所がグラフィックで表示されるので、修繕、改修計画案をPC上で確認できます。
ポータルを利用した解析データの共有
QEA顧客サイトから3Dモデルと監査レポートを参照できるため、様々なシーンで年間を通じ活用することが可能です。
2024年より建築物の省エネ性能表示制度が始まりました
新築建物については、省エネ性能表示が義務化され、消費エネルギーと断熱性能を告知する必要があります。既存の建物においても、省エネ性能が建物の価値基準として評価されていますので、外皮性能を測定することはとても重要です。また、様々な補助金も各自治体で整備されているので、この機会にぜひ建物画像解析による診断をご検討ください。
【建物診断に関するお問い合わせ】
キューイーエイ・テック・ジャパン㈱ PR担当 昌子(ショウジ)
TEL:03-5312-8826 MAIL:hiroto.shoji@qeatech.com
【ドローン技術の提携企業】
株式会社ドローン・フロンティア
代表取締役社長 府川 雅彦
TEL:03-5284-7594/FAX:03-5539-4289 PR担当 小林
日本全国でドローンによる調査・点検を行うドローン業界のリーディングカンパニーの1社。
撮影から解析までの業務を全て内製化しており、高い技術に定評がある。
マンションやホテル・病院からインフラ点検、ロープアクセスでの打診調査と幅広くサービスを提供している。
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- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー環境・エコ・リサイクル
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