【AIで福祉DX】LaboRobo支援の学生コミュニティ「自動化研究会」が障がい児支援施設UBUNTUと共創開始

医療的ケア児や重症心身障がい児の支援現場に向け、Slack等に蓄積された記録を活用するAIコンシェルジュ(仮称)の開発を推進

株式会社LaboRobo

科学研究領域を中心に自動化技術を提供するロボティックス企業 株式会社LaboRobo(本社所在地:宮城県仙台市青葉区、代表取締役CEO:稲川雅也、以下 LaboRobo)が支援する東北大学の学生コミュニティ「自動化研究会」は、医療的ケア児や重症心身障がい児など支援が届きにくい子どもたちを対象に、放課後等デイサービスや就労体験等を行うNPO法人UBUNTU(所在地:宮城県仙台市泉区、理事長:荒井綾子、以下 UBUNTU)と、福祉業務支援のためのAIコンシェルジュ(仮称)の共創開発を開始します。

自動化研究会における本取り組みは、東北大学クラウドファンディングプロジェクト 「ともプロ!2025」 において目標金額を上回る638,000円の寄附を受けて始動するもので、現場で日々蓄積されている記録を、スタッフ、補助員、新人が即座に活用できる形へと変換し、より適切で安全な支援と業務効率化の両立を目指します。

1. 取り組み概要

自動化研究会とUBUNTUは、福祉現場に特有の情報と配慮事項を踏まえ、チャットベースで福祉業務支援ができるAIコンシェルジュ(仮称)を共同で設計、検証します。

[想定する主な利用者]

・現場スタッフ

・補助員

・新人スタッフ

・外部から短期で入る支援人材(学生ボランティア等)

[検証する主な対象業務]

・日々の活動設計に必要な情報参照と確認

・新人研修の補助

・活動報告書等の作成支援

・引き継ぎ負荷の低減

・支援現場での確認作業の効率化(※安全と配慮を優先)

2. 現場では子どもたちの情報が重要だが、活用に経験と時間が必要

UBUNTUは、0歳から18歳までの子どもたちを対象に、医療的ケアが必要な子どもや重症心身障がい児など、全国的にもサービスが届きにくい層に対して、リアルな体験や社会参加の機会を提供しています。就労体験イベント、マルシェ形式の活動、家族やきょうだいも含めた交流企画などを通じて、子どもたち一人ひとりが自分のライフデザイナーとして暮らしていける街の姿を模索しています。

児童福祉・障がい福祉の現場では、ことばだけではなく、表情、視線、体の緊張、わずかな動きといった非言語のサインを手がかりにコミュニケーションを行う場面が多くあります。そのため、次のような情報が支援の質と安全性に直結します。

・その子が落ち着きやすい環境や刺激の量

・好きな活動、苦手な活動、その日の体調

・きょうだいや家族の状況、最近の変化

・過去の活動でうまくいった関わり方や、避けた方がよい対応

一方で、これらの情報を現場で有効活用して、その子に適した活動を組み立てるには、経験やスキル、時間が必要でした。特に新人や短期支援者にとって、情報が存在していても探せない、読めても判断が難しい、という課題が生まれやすく、現場の引き継ぎや研修負荷にもつながります。

3. 福祉現場の知を、使える形で引き出すAI

今回、UBUNTUが活用しているSlackや他サービスに蓄積された日報、活動記録、マニュアル、個別メモ等を活用し、AIコンシェルジュ(仮称)を施設でのスタッフや補助員、新人が利用することで、より効率的に、各子どもたちに適した活動ができるようになることを目指します。それに加え、新人研修、活動報告書の作成など障がい児施設での業務全般を補助できるかを検証します。

[開発するAIコンシェルジュの機能] (検討中も含む)

・Slack等に蓄積された記録を共有した会話

・子どもごとの配慮事項等を状況別に提示できる設計

・新人研修や引き継ぎ支援

・福祉現場特有の配慮事項を組み込んだガードレール設計

※ AIに渡される個人データ等は、AIの学習や、本システムの目的以外のデータ解析などに使用されない設計となっております。

[AIコンシェルジュの利用イメージ]

[AIコンシェルジュプロトタイプの使用風景]

今後の展望

株式会社LaboRoboは、自動化研究会と協力しながら、次のような展開を検討していきます。

・児童福祉DX・福祉DXを支えるAIコンシェルジュのパッケージ化

・スマートホームによる福祉DX

・研究室向けAI、研究DX・ラボDX向けAIコンシェルジュへの展開

・自動化技術とAIを掛け合わせた、AI駆動ラボオートメーションプラットフォーム

[プロジェクトオーナーのコメント]

「UBUNTUさんとの出会いから、今回のプロジェクトが始まりました。ともプロ!では、想定以上のご支援や応援のメッセージをいただきました。障がい児支援とAIということで、一筋縄ではいかないプロジェクトになりますが、一つの新たな支援方法の模索として、現場に寄り添った開発を進めてまいります。」(自動化研究会 大江力)

【自動化研究会について】

自動化研究会は、株式会社LaboRoboが支援する東北大学の学生コミュニティであり、自動化技術を起点に、日々、ソフトウェア・ハードウェア双方の新しい技術やアイデアの勉強、開発、実装に取り組んでいます。単に技術を学ぶだけでなく、社会課題の現場に入り、課題の定義からプロトタイプ、検証までを一気通貫で行うことを重視しています。

初心者から電子工作、プログラミング上級者まで80名ほどの学生が在籍。 AIや自動化技術を、現場の運用に落とし込むところまで行います。

【NPO法人UBUNTU について】

NPO法人UBUNTU は、宮城県仙台市泉区に拠点を置き、医療的ケア児や重症心身障がい児を含む子どもたちを対象に、児童発達支援、放課後等デイサービス、地域生活支援事業などを行う団体です。子どもたちの障がいの有無や重さにかかわらず、リアルな体験や社会経験、就労体験、家族やきょうだいも参加できるイベント、学生や専門職との協働など、多様な取り組みを通じて、誰もが自分のライフデザイナーになれる街を目指しています。

団体名:NPO法人UBUNTU

所在地:宮城県仙台市泉区上谷刈字赤坂7番6号

設立:2018年

代表者:理事長 荒井綾子

【株式会社LaboRoboについて】

株式会社LaboRobo は、誰でも扱える実験自動化環境をつくることを目指す東北大学発スタートアップです。多くの研究室では、人手に頼った実験作業が中心で、属人化、再現性の確保、長時間労働といった課題が残されています。一方で、既存の実験自動化装置はコストや運用の複雑さから、特にアカデミアや地方の研究現場では導入のハードルが高いのが現状です。LaboRobo は、実験半自動化ソフトウェア LabCraft と、卓上ロボットアームなどを用いたラボオートメーションシステム ARALA を中心に、研究者がノーコードでプロトコルを設計し、既存の分析装置やロボットアームを活かしながら実験自動化を進められる環境を提供しています。これにより、研究者が手作業から解放され、考えることや設計により多くの時間を使えるラボの実現を目指しています。LaboRobo は、こうした研究DX・ラボDXの知見を、児童福祉DX、福祉DX、スマートラボ、スマートシティなど、社会課題解決型の分野にも広げ、日本と世界の独創的な基礎研究と現場の実践を両輪で支えていきます。

【会社概要】

会社名   :株式会社LaboRobo
所在地   :宮城県仙台市
代表者   :代表取締役 稲川雅也
設立    :2025年5月1日
事業内容  :
・実験自動化ソフトウェア LabCraft の企画、開発、提供
・卓上ロボットアーム等を用いた実験自動化システムの受託開発および導入支援(ARALA ほか)
・研究DXおよびラボオートメーションに関するコンサルティング
コーポレートサイト:https://labo-robo.jp

このプレスリリースを読んで連絡してほしい方

• 医療的ケア児・重症心身障がい児を含む子どもたちの支援に取り組む福祉施設、放課後等デイサービス、児童発達支援事業所、NPO の方で、現場に合った AI チャットボットや児童福祉DXを検討したい方

• 子ども・福祉・教育分野におけるDX、PoC、実証事業に関心のある自治体や公的機関の担当者

• 児童福祉、障がい福祉、地域共生社会、インクルーシブ教育をテーマとした助成や共創プログラムを企画している財団・企業の担当者

• 大学や企業の研究室で、研究DX・ラボDX、研究室向けAI、AI コンシェルジュ、LabCraft の連携を検討したい方

• 今回の取り組みに関心を持ち、取材、イベント登壇、勉強会、共同研究などの形で関わりを検討したいメディア、研究者、企業の方具体的な導入や共創の相談だけでなく、まずは情報交換からでも歓迎します。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社LaboRobo
最高業務執行責任者COO / 最高デザイン責任者CDO 奥山彪太郎
メール:info@labo-robo.jp

すべての画像


会社概要

株式会社LaboRobo

4フォロワー

RSS
URL
https://labo-robo.jp
業種
製造業
本社所在地
宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1 東北大学マテリアル・イノベーション・センター青葉山ガレージ
電話番号
-
代表者名
稲川雅也
上場
未上場
資本金
50万円
設立
2025年05月